ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は、PS4『アッシュと魔法の筆』の感想。
主人公アッシュの生み出すアートにうっとりしてしまう、芸術点高すぎのゲーム!!
レビューのなかでいくつものスクリーンショットをあげていますが、「この絵、綺麗だなぁ〜」と思ったら、買っちゃいましょう!やっちゃいましょう!
プレイ時間は5〜6時間の短いタイトルですが、その分価格も抑えられているので、気軽に楽しめます。
幻想的なアートを生み出す喜びをあなたにも!
- 絵が動き出す魔法の筆で街に明かりを灯すアクションアドベンチャー!
- 箱庭マップを自由に駆け回り、誰でも簡単に絵が描ける!
- “かいぶつ”たちの能力でギミックを解いていく謎解き要素も!
アッシュと魔法の筆
プレイ時間 | 5時間 |
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ジャンル | ペイント・アクションアドベンチャー |
難易度 | 初心者から楽しめる 難易度調整あり |
補足 | フォトモードあり |
魔法の筆で絵に命を吹き込むアクションアドベンチャー
『アッシュと魔法の筆』は、絵に命の宿る不思議な筆を手にした少年が街に光をとりもどすアクションアドベンチャーです。
プレイヤーは絵の大好きな少年アッシュとなって街中を絵でいっぱいにしていくのですが、この絵がめちゃくちゃアーティスティック!!
カラフルな色彩で描かれた幻想的なストリートアートは、ネオンのように光輝き、風に揺れ、生き物たちは羽ばたいています。
と思うかもしれませんが、絵下手のど素人でもまったく問題ありません!
イメージとしては「絵を描く」というよりも「スタンプを押していく」という感じで、パレットの中から、好きなモチーフを選んで壁に向かってポインターでなぞるだけ!
蝶々が羽ばたき、草原が広がり、木の種を落とせばたちまち育ち花が咲き乱れます。
めちゃくちゃ簡単なのに、感動的なアートに仕上がっちゃうんです!
冒険の舞台となる廃れた街「デンスカ」は箱庭マップになっているので、街中を探索してスケッチのモチーフを見つけることで新しい絵をどんどん描けるようになります。

そして、忘れてはいけないのが「かいぶつ」たちの存在です。
このかいぶつたちは色によって「火・電気・風」の3種類の力を持っていて、封鎖されたエリアへの道を開くには彼らの力を借りてギミックを動かしていきます。
ひとりぼっちの少年アッシュが、絵の力とかいぶつたちとの絆によって街に明かりを灯していくアクションアドベンチャー。
5〜6時間のアート体験とあたたかなストーリーは、絵を描く喜びを誰にでも味わわせてくれる童心くすぐりゲームです。
絵を描くのがたのしい!
『アッシュと魔法の筆』は、イチにもニにも、絵を描くのがたのしい!
各エリアを復活させるには、ある程度の絵を描けばそれでOKなのですが、街全体が暗い闇に包まれているので、何も描かれていない壁を見つけたら絵を描かずにはいられないんですよ!
自分の手からこんなにも美しいアートが生まれてくるのがうれしくてうれしくて、攻略に必要のない壁の隅々までアッシュの絵で埋め尽くしたくなってしまう。
全てのムービーシーンには自分の描いた絵が反映されるので、自分だけの街とアートが物語を彩ってくれることに 感激!!
アッシュの絵には「春・夏・秋・冬」のモチーフがあり、四季折々の美しさがあります。
……が、桜を乱用してしまうのはわたしが日本人だからでしょうかね?笑
お茶目なモンスターたちがかわいい!
アッシュが生み出す奇妙でかわいいかいぶつたち。このモンスターたちを観察しているだけでも癒されます。
かいぶつたちは絵の中にあるものを使って遊んでくれるので、リンゴをおけばシャクシャクと食べてくれるし、蝶々を描けば追いかけて遊び、ふきの葉を置いて雨を降らせばふきの葉を傘にして歩き出します。
と、いろんなパターンを試したくなってしまうんです。
かいぶつたちから絵のリクエストをされることもあって、お望み通りの絵を描いてあげると ハートをばらまいて大喜び!
いじめっ子のステルス要素とストーリー
廃れた街「デンスカ」では、いじめっ子たちと遭遇することもあって、ステルス要素に一役買っています。
ギミックを動かさなきゃいけない場所にいじめっ子たちがたむろしている時には、離れた場所で「こっちだぞー!」と声をあげて陽動することで回避。
見つかってしまうと、魔法の筆を放り投げられ自分はゴミ箱に突っ込まれてしまうので、なかなかのムカつき具合です。
しかし、ゲームを進めていくとそんないじめっ子たちの家庭事情を知ることになり……。
「絵を描く」を楽しめなれば中だるみするかも
『アッシュと魔法の筆』では、箱庭マップを自由に探索して壁に絵を描いていくのですが、「絵を描く」ことを能動的にたのしめないと中だるみしそうです。
というのも、アッシュが使用するモチーフには大小さまざまあります。
効率よくさっさと街に明かりを灯したいと思えば、大きなモチーフをバンバンと貼り付けていけばいいだけで、絵はワンパターン化し、作業的になってしまいます。
など、創造力を味方につけて楽しんでほしいですね。
リニア形式でもおもしろそう!
『アッシュと魔法の筆』は、基本的には箱庭アクションですが、終盤にリニア型のエリアが登場します。
これがおもしろかった!
パルクールアクションで壁を登ったり、ギミックを解くために頭をひねったりと、よりアトラクションみが増してちょっとしたテーマパーク体験。
箱庭もいいですが、もう少しリニア型のパートを増やしてくれたアッシュもプレイしてみたかったです!
まとめ
誰でも簡単にアート生み出すことのできるファンタジックアクションアドベンチャー。
「絵を描く」ことがなによりの魅力なので、このビジュアルが気に入ったのならプレイしてみて損はないと思います!
パッケージ版の発売もされていますが、定価2,900円(税抜き)という低価格なので、短いプレイ時間で遊べる優良なダウンロードゲームという感じかな!
幻想的なストリートアートが最高にきれいで、絵を描いて描いて描きまくりました!
絵が動き出すという設定もそうですが、壁に絵を描けちゃうっていうのがもう素敵ですよね。現実世界だったらなかなかできないですから。
また、ストーリーも素敵でした。
絵だけが友達のアッシュが、動き出したかいぶつたちと一緒に街を救う。
かいぶつたちにやさしい言葉で接するアッシュはとても生き生きとしていて、絵や夢の持つ力のあたたかさ感じられましたね。
5時間一気にプレイしてしまった!!