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壮大なバーチャル博物館!エジプトのおもしろ豆知識を紹介|アサシンクリードオリジンズ ディスカバリーツアー

ゲーム雑記

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今回は、『アサシンクリードオリジンズ』に収録されている「ディスカバリーツアー」というモードを紹介。

美しく再現された古代エジプトで、歴史を学べる観光ツアーで得た豆知識なんかも紹介していきますよ!

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ディスカバリーツアーとは?

『アサシンクリードオリジンズ』に収録されている「ディスカバリーツアー」とは、ゲーム本編から戦闘やゲーム進行を排除したモードのこと。

オープンワールドの古代エジプトを自由に観光し、ツアーガイドを聞きながら歴史を学べます。


戦闘はなくなっていますが、軽快なパルクールアクションは健在で、建物に登ったり、馬に乗ったり。

船での移動やフォトモードも使えるので、ゲーム本編の魅力も感じ取れるのではないでしょうか?

ツアーは全部で75種用意されていて、所定の位置に立つとガイドが始まります。

光る道筋を辿っていけば、次々とガイドが流れます。

実際の街並みや、働いている人々を見ながら解説を聞くことができるので、言葉だけでなく、映像として記憶に残りますね。

少々、教科書的な難しい言葉が並ぶこともありますが、政治の話以外は、「世界ふしぎ発見」を見ているような気分で楽しめました。

エジプトのおもしろ豆知識

ここからは、「ディスカバリーツアー」で知ったおもしろい豆知識を紹介していこうと思います。

20年かけて作られたピラミッド

紀元前2550年頃作られたギザの大ピラミッドは、エジプトを象徴する建造物です。
ピラミッドでは最も大きく、世界の七不思議の中で唯一現存するものです。
この大ピラミッドには、2万人以上の労働者、600万トンの石、20年の歳月という驚異的な時間と労力が注がれファラオへと捧げられました。

20年でできちゃうのか!と思ったのはわたしだけかな?

紀元前2550年というはるか昔に、正確な斜度で建設されたピラミッドはロマンの塊ですね。

労働者たちは、奴隷のようなひどい扱いを想像してしまいますが、報酬としてパンやビール、肉を十分に与えられていたそうです。

ビール目当てに働きに来る

よく漫画やアニメで、仕事終わりにビール飲んで、

この一杯のために生きている!

なんて言いますが、遠いエジプト、はるか昔でも、ビールは労働者のご褒美だったんですねぇ。

ちなみに、当時は大人も子供もビールを飲んでいたようです。

2度と埋葬室に入れないピラミッドの仕掛け

ピラミッドは盗賊に狙われやすいため、盗賊対策として複雑な構造をしています。

中でも面白いと思ったのはこちらの記述。

袋小路や隠し扉のみならず、建築家は建築の仕上げの段階でこのような仕組みを取り入れました。
最後の退出者が部屋を出ると、巨大な石板が滑り落ちて、埋葬室に至る通路を塞いでしまい、2度と通れなくするというものです。

これは面白い仕掛けですね!

アサシンクリードのみならず、ゲームにおいては「ダンジョン」が多く登場しますが、こういった盗賊対策としての迷宮がもとになっていたりするのかなぁ?

ピラミッドには未だに謎の空間が存在していますが、発掘よりも保全が優先されているそうで、古代の謎はまだ解き明かされそうにありません。

いつの時代にもいるお調子者

歴史家たちは、アメンエムハト3世のピラミットを「ラビリントス」と呼びました。
ピラミッドの下にある広大な葬祭施設が迷宮のようになっていたためです。
ヘロドトスは12の中庭を訪れ、3000以上の部屋を訪れたと述べています。
ただし、彼は話を誇張する傾向がある事でも有名でした。

ピラミッドに3000以上もの部屋があるんか!

と、素直に驚いたのに、なんですか?最後の一節。

ただし、彼は話を誇張する傾向がある事でも有名でした




バッキャロゥ!!

わたしの驚きを返せ!

と言いたくなりましたよ!

いつの時代にもこういうお調子者おるんやなぁ〜と思って、面白かったんだけど、歴史家が話を誇張する傾向があるって参考にならんやないか!w

古代エジプト人は砂で歯がすり減る?

古代エジプト人は常に、どこにでも入り込む砂粒に苛まれていました。
どんなに努力をしても、すなは常に食べ物に混入し、さらに穀物をひく石の道具や窯からでる粒子で、歯は年齢よりも早く磨耗してしまいました

これは砂の都市ならではのエピソードですね。

主食はパンだったようですが、あれだけ砂塵だらけの場所で生きていたら、砂との格闘は色々あったんだろうなぁ。


ほら、砂抜きをおこたったアサリなんか食べると「ジャリ」ってなるあの感じ。

あのジャリジャリで歯まですり減っちゃうんだね〜。

ミイラの作り方

ミイラは階級によって処理の方法が異なっていたようですね。

階級の高い人は、内臓や脳ミソを全て取り出してから塩につけることで、高い防腐処理を行うそうです。


一般的には、内臓だけを取り出すとか、「ナトロン」という塩につけるだけとか、工程が簡素になっていくという具合。

エジプトでは、火葬は死者への冒涜だったようですが、火葬が一般的な文化圏から見ると、内臓を抜いてしまう方が「うっ…」と来ますね。

全然違う文化だよねぇ。

ミイラとホラー物語の接点

そんな丁寧に処理されたミイラがなぜホラーの題材に使われるようになったのか?という一説が面白かったので紹介。

1868年、クック旅行代理店がエジプト旅行の大衆化を促しました。
富裕層はエジプトへの観光旅行に熱中し、ミイラを持ち帰りました。
彼らは帰国すると夜会を催し、そこでミイラを開封し、細長い亜麻布やアミュレットを1つずつ剥がしました。
季節を彩る文化的イベントとしてです。
〜中略〜
こうした怪しげなパーティからミイラが自分を冒涜した者に復讐するという怪奇譚が生まれました。

ミイラを開封する富裕層の遊びから、ホラーの題材に使用されるようになったという背景があるんですね。

男女ともに化粧をしていた

体臭や口臭を防ぐ調合物を含む化粧品は、エジプト人の日常生活に不可欠でした。
化粧品は男女ともに使われ、美しさだけでなく保湿用の軟膏や日焼け止めとしても使われました。
〜中略〜
エジプト人はコール墨に魔力があると信じ、黒いアイライナーとして使いました。
目を日差しから守り、氾濫したナイル川の飛沫による眼病を防ぐためです。

そうそう。主人公も主人公のパートナー・アヤも目元に黒いアイライナーを使用していたのがずっと気になったいたんですよ。

ファッションとしての役割だけでなく、魔除けや、日差しから目を守るためでもあったんですね。

メモや絵を陶器に描く

器の破片はどこにでもあったため、高価なパピルスに比べ、何かを記したり描いたりするのに手頃でした。
ギリシャ語で「陶片」を意味するオストラコンは、日記、手紙、落書きなどに使われ、芸術家は神殿や墓、あるいは単なる楽しみのためのスケッチを描きました。

「パピルス」という紙は高価だったため、日常的に何かを書く・描く時は陶器の破片を使っていたと…。

価格が「陶器 < 紙」というのが、今の概念からすると驚きでした。

保存には向かないでしょうし、書き捨てのメモみたいな感じだったんだろうな。

UBIソフトの性差別への姿勢

エジプトは、ギリシャ人とローマ人によって女性の権利が規制されるまで、多くのことで女性は男性と同等だったそうです。

UBIソフトは、ゲームの中で性差別を描かない。という選択をしています。

子供たちの教育について解説している部分で、こんな解説がありました。

少年も少女も、当時の修辞学者による授業に出席する姿が見られます。
ゲームの中では、男女どちらも授業に出席している様子を描くことにしました。
歴史的には不正確ですが、ゲームで歴史的な性差別主義を描く必要はないと感じたからです。

差別のあった過去をそのまま描くことにも意味があるし、未来のためにあえて描かないという選択にも意味がある。

描かないことで伝わるメッセージがあると思っているので、UBIの姿勢はわたしは好きです。


そういえば、アサシンクリードのゲーム起動時のメッセージ。

これまで(エツィオコレクションでは)「異なる宗教観を持つスタッフによって制作されました」だけだったけど、「性認識」についても言及されていましたね。

まとめ

日本の鎖国状態の時もそうでしたが、外界との接触が少ない時代の方が、独自文化が発展していて面白いですね。

ディスカバリーツアーは、舞台となった国の文化的背景を知ることができるし、ゲーム制作の上でのフィクションも語られているので、とても面白かったです。

所要時間は3時間くらいかな?
今後のシリーズにもぜひ、導入してほしいモードです!

コメント

  1. ディスカバリーツアー面白いですよね
    これが色々なゲームに搭載されてれば、世の子供が『ゲームばっかりして!』と怒られないですむのに(笑

    • ツアー面白いですね~!
      特定の場所で一般人になりきれるの、結構好きです^ – ^
      ベンチに座って街並み見るのとか、本編とはまた違った魅力ですよねぇ♪

  2. ディスカバリーツアーって、文字通りツアーなんですね
    単に敵が出ないフリーモードかと思ってました

    アサクリはリアルな世界観を作るのが上手いので、歴史教材にも良さそうな
    素晴らしいモードですね

    まぁリアルに描こうとして宗教的な観点では批判も多かったので、
    性差別もかなり配慮されてそうですね

    少し考えるだけでも、過度に差別を煽ることなく、かつ正しい歴史認識を持つ表現って
    問題が相反していて難しいので

    なんにせよ、記事見てるだけでプレイしてみたいw
    楽しそうでいいなー

    • そうなんですよ!
      想像以上に、しっかり学べるツアーで大満足でした^ – ^

      街並みと同じくらい、人々の描写も細かいので、生きた教科書になっていますね!

      アサクリの忠実な描写と差別に関しては、確かに相反してますね
      わたしとしては、どちらを描いてもいいと思ってますが、「描く・描かない」に関して向き合っている姿勢そのものに好感がもてます。

      オリジンズ面白いですよ~(* ´ ▽ ` *)
      と、タロンさんの積みゲーを煽っていくw