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【レビュー】人間と霊体による映画的体験を楽しめるアドベンチャー|ビヨンド:トゥーソウルズ

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

PS4/PS3『ビヨンド:トゥーソウルズ』の感想です。

霊能力体験、してみる?

このゲームの記事

 

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ビヨンド:トゥーソウルズ

プレイ時間 18時間
ジャンル アドベンチャー
難易度調整 あり

 

どんなゲーム?

ゲームの進行とともに様々な時系列のチャプターをプレイしていく。

人間の主人公と霊体のエイデンの2人を操作し、選択肢や取った行動によりストーリーが変化。チャプターごとにリプレイも可能。

霊能力者の数奇な物語を体験できるADV

人間と霊体のダブル操作

『ビヨンド:トゥーソウルズ』では、人間の主人公ジョディと霊体のエイデンの2人を操作していくアドベンチャーゲーム。

霊能力者として孤立するジョディを取り巻く人間ドラマを楽しむことができる。

ゲームをプレイした人からすると少し語弊がある説明になるのだが、エイデンはジョディの守護霊のような存在。

ジョディとは別人格で、ジョディから離れすぎると力を使うことができない。

例えば、人間のジョディが開けられないドアをエイデンが霊体ですり抜けて反対側からロックを解除する。というようなプレイが可能になっている。

霊体であるエイデンは空間を移動し、特定のオブジェクトを動かしたり破壊したり…。


それが人間の目にはポルターガイストのような不思議な現象に見える。

ジョディとエイデン、2人の能力を駆使して道を切り開いていくパズル的な面白さが含まれている。

破壊行為は超楽しい!笑

 


エイデンの霊能力は、

  • 壁をすり抜けて偵察する(会話を盗み聞きする)
  • セキュリティを解除する
  • 敵を絶命させる
  • 敵に憑依して操る
  • 傷を治療する
  • 過去の記憶を見る

など、使い方が豊富なので、その時々で、

こんな方法もあるのか!

と、感心してしまった。

ゲームは通常、主人公の背中が見えている3人称視点で描かれていることが多いと思うが『ビヨンド:トゥーソウルズ』では、

この3人称視点すらもエイデンの視点ではないか?

と錯覚してしまうトリックの面白さがある。

まるでプレイヤー自身がジョディに取り憑いたエイデンになったかのような不思議な感覚でプレイできるだろう。

行動と選択肢による分岐

アドベンチャーゲームといえばストーリー分岐だが、『ビヨンド:トゥーソウルズ』では選択肢が、全て提示されるわけではないのが面白い。


例えば、会話中の選択肢やQTEの成否は全てのプレイヤーに与えられる選択肢だが、それ以外に、

「キーとなる写真を発見したか」
「○○の傷を癒したか」

など、はっきりとは提示されない部分でも分岐が発生する。

各チャプタークリア後に、どの選択肢を選んだかが表示されるので、その時に初めて、

そんな分岐もあったのか!

と、気づくことだってある。

リプレイに拍車をかける要素になっているし、自分に与えられた選択肢を見つける面白さが生まれているのは新鮮に感じた。

20年を超える時をかけて描かれる欲張りなストーリー

ストーリーは、不思議な霊能力を持ったジョディの視点で描かれる。

親や世間からは化け物扱いされ、研究所で監視生活を送り、軍に入れられ、普通の生活が許されない自分の運命を呪いながらもエイデンとともに生きていく姿に心打たれる。


幼少期から成人まで、長きに渡ってジョディという女性の人生を見ていくので、忌み嫌われた彼女の力が徐々に切り札となっていく展開はとても気分がよかった。

後半は痛快でたまらない!

 

『ビヨンド:トゥーソウルズ』のストーリーは非常に欲張りであると思っている。

  • ヒューマンドラマ
  • サイエンスフィクション
  • サスペンスホラー
  • ミリタリー

まで、多ジャンルの要素が詰まっている


時には人の温かさと冷酷さを感じ、軍に所属してミッションを遂行したり、霊による恐怖演出など、様々な刺激を体験することができるようになっている。

中盤以降は、予想だにしていなかった迫力の展開が待っているので、クリア時には大作映画を鑑賞したような満足感を得られた。

こんなにドキドキできる展開になっているとは…!

 

バラバラの時系列による伏線

『ビヨンド:トゥーソウルズ』はチャプターごとにストーリーが展開するが、プレイする順序はバラバラの時系列だ。

青年期をプレイしたかと思えば、幼少期に転じたりする。


一見頭がこんがらがりそうではあるが、ロード中に、

現在のチャプターの時系列がどの部分なのか

が提示されるので、時系列を整理するのは難しくない。というか面白い。

失意の中にあるチャプターをプレイすると、当然プレイヤーは、

何がジョディをここまで追い詰めたのだろう…

と、気になって仕方なくなる。


そして、いよいよ過去のチャプターへと遡ると、「あぁ、なるほどな」という伏線が回収される気持ち良さを感じられるのだ。

PS4版では、時系列順にプレイすることも可能になっているが、ぜひオリジナル版の順序で楽しんでもらいたい。

気になった所

唐突なSF展開

様々なジャンルのストーリーが楽しめるのは面白いのだが、人によっては唐突な展開に違和感を覚えるかもしれない。

序盤では、霊能力が不思議な超能力として描かれるのだが、中盤あたりからはSF展開が加速する。


時系列がバラバラに描かれることもあって、急に作風が変わったように感じるので、人によっては冷めてしまうかもしれない。

個人的にも少し戸惑いがあったけど…、

SF展開によって迫力あるプレイ体験ができたから好き!

 

「思っていたのと違う」というのは、内容の是非とは関係なくマイナス要素になり得るので、SFっぽい要素も詰まっているということを知っておくと最後まで楽しくプレイできるはず。


まとめ

プレイするドラマ系アドベンチャーが好きであれば、リアルな人間描写と重みのあるストーリーを楽しめる良作になっていると思います。

幼少期〜成人期まで、20年以上にわたって描かれるドラマは、SF要素だけ頭に入れておけば最後まで楽しめますよ。

MY POINT
わたしが女性主人公に感情移入しやすいタイプなのもあって、非常に楽しめました!

魔女、化け物、悪魔…、自分の望まない力を持って生まれたが故に、絶望の淵に立たされたジョディが自らの力と向き合い、ルーツを知り、生き方を模索するストーリーがよかった。

霊体のエイデン操作時の、光が集まるような演出がとても綺麗でした。

良いところ
  • 20年を超えて描かれる壮大なストーリー
  • SFによるスケールの大きな展開
  • ドキドキのQTE
  • 霊体エイデンによるパズルアクション
  • 霊体エイデンによるむちゃくちゃな破壊行為
  • 選択肢だけでなく行動によっても分岐するストーリー
  • 時系列バラバラによる伏線の機能
  • 恋愛やヒューマンドラマも楽しめる
気になったところ
  • 操作やカメラが悪くもどかしい
  • 唐突なSF展開
  • ムービーのスキップ機能はなし

 

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