ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PSVITA『カオスヘッドデュアル』の感想を書いていきます。
『カオスヘッドデュアル』は、『カオスヘッド ノア』と『カオスヘッド らぶChu☆Chu!』の2本を収録したタイトルで、科学アドベンチャーシリーズの第1作となります。
- 東京・渋谷で起こる連続殺人事件に巻き込まれるアドベンチャー
- 嫌悪感すら感じる主人公のキモヲタっぷりがすごい!
- 疑心暗鬼に陥り精神崩壊していく闇ストーリー
カオスヘッド デュアル
プレイ時間 | 本編:17時間 外伝:5時間 |
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ジャンル | 妄想科学アドベンチャー・妄想爆裂アドベンチャー |
難易度 | 誰でもプレイできる 攻略情報が必要 |
表現 | グロ表現・セクシー表現強め |
カオスヘッド デュアル:短評
『カオスヘッド デュアル』は、東京・渋谷で起こる猟奇的な連続殺人事件の謎を解き明かしていくアドベンチャー。
表現面でグロ度が高いだけでなく、プレイヤーまで精神がおかしくなりそうな狂ったシナリオが体験できます。
犯人やトリックといったロジカルなミステリーではなく、事件に巻き込まれることで 精神破綻していく主人公が見モノ!
家族や友人、自分自身の存在まで、なにを信じていいのかわからなくなっていく不安定さが混沌としたシナリオに拍車をかけます。
救えないキモヲタである主人公と、主人公を疑心暗鬼に陥らせるヒロインたちは、個性が強くて魅力的!
同時収録されている「らぶChu☆Chu!」では、主人公の妄想によってヒロインたちとのちょっぴりエッチなストーリーが楽しめます。
『シュタインズゲート』や『ロボティクスノーツ』などと世界を同じくする、科学アドベンチャーシリーズの原点です。
加虐的なヲタク主人公がかなりキモい!
これは褒め言葉でもあり、人によっては欠点でもあり得るのですが、主人公のキモヲタっぷりがかなり強烈です。
対人コミュニケーションが苦手な吃音症持ちで、「ふひひっ」と卑しい笑い方。
ネットスラングを連発し、二次元の幻想を三次元女にぶつける加虐的な思想の持ち主で、この主人公は、生理的にムリな人はほんとにムリだと思います。
本作の分岐の要となる「ポジティブorネガティブ」の妄想では、ヒロインたちに対する虐めたい・辱めたいなど、支配的欲求が垣間見えるものも多く、これで「無害なキモヲタ」を自称しているという…。笑
「科学アドベンチャーの原点」としての価値が大きい
『カオスヘッドデュアル』は、本作単体の価値よりも「科学アドベンチャーシリーズの原点」としての価値の方が大きいように思います。
シナリオに関しては、『シュタインズゲート』や『カオスチャイルド』ほどよくできてはいませんし、わたしの理解力の問題なのかもしれませんがよくわからない部分も多いです。
「科学アドベンチャーシリーズを網羅したい!」ということであればプレイ必須のタイトルですが、そうでなければスルーして『カオスチャイルド』だけのプレイでもいいように感じました。
(両方プレイする場合でも『カオスチャイルド』を先にプレイした方がシナリオがおもしろく感じられるのでおすすめ!)
らぶChu☆Chu!はやらなくてもOK!
『カオスヘッド らぶChu☆Chu!』は、本編でヒロインたちのことが大好きになった人のためのファンディスクなので、やらなくてもOKです!
そもそも『カオスヘッド ノア』は、主人公とヒロインの間に絆やコミュニケーション描写があまりないため、ヒロインたちに対する思い入れが強くならず、ファンディスクの必要性を見出せなかったりします。
数時間でプレイできて、ストーリーもほとんどないのでおまけとして楽しむのがいいですね!
もちろん、プレイ順は「ノア → らぶChu☆Chu!」でないとネタバレしちゃうので注意!
まとめ
主人公の加虐的なキモヲタっぷりが炸裂するグロアドベンチャーです。
本作単体では特におすすめしませんが、科学アドベンチャーシリーズを隅々まで楽しみたい方には原点となる必須タイトル!
主人公のキャラクターだけはかなり人を選ぶと思う(声優さんがいい仕事をしてらっしゃる)ので劇薬に手を出す気持ちでどうぞ!