ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回はPS4/Nintendo Switch『Crossing Souls(クロッシングソウルズ)』の感想。
1980年代のポップカルチャーを詰め込んだような見た目に惚れて、ずっとプレイしてみたかった本作。
序盤〜中盤は、「これ名作やん!」と思うほど、素晴らしい出来でした!
なぜ中盤までなのかも含めて、感想を書いていきますよー!
- 1980年代のポップカルチャーを詰め込んだドット絵ビジュアルが素敵!
- 少年少女たちの悪巧みや活躍が痛快!
- キャラ個性の立ったアクションの使い分けが面白い!
Crossing Souls(クロッシングソウルズ)
プレイ時間 | 7時間 |
---|---|
ジャンル | アドベンチャー |
難易度 | 調整なし 中〜上級者向け |
価格 | 1,600円(税込) |
5人少年少女の能力を使い分けるアクションアドベンチャー
『Crossing Souls(クロッシングソウルズ)』は、5人の少年少女が夏休みに死体を発見したことで、大きな事件へと巻き込まれていくアクションアドベンチャー。
プレイを開始してすぐに5人を操作できるようになるので、重いものを動かせるキャラクター、ジャンプ力が高いキャラクターなど、個性豊かなアクションを切り替えながらゲームを進めていきます。(「L1」で切り替えられる)
通常のRPGで訪れるダンジョンが、『クロッシングソウル』では、夜の墓場だったり、学校だったり…、日常の延長線上が冒険の舞台!
リーダー格の主人公を中心に、
怪力だけど臆病者のビッグジョー
強気の女の子チャーリー
トラブルメーカーで主人公の弟ケビン
5人が秘密基地に集まって、悪巧みしたり、助け合ったり、デコボコ仲良しっぷりも見所です!
バットの近接攻撃、ジャンプと壁登り
マット
レーザー銃の遠距離攻撃、ホバーにより離れた足場まで空中浮遊
ビッグジョー
攻撃力の高い近接攻撃、物を押したり引いたり動かす、ジャンプ不可
チャーリー
ムチによる中距離範囲攻撃、エアダッシュによる高速移動
ケビン
攻撃手段はなし、特殊能力によって壁をすり抜ける
5人の能力は驚くほどに差別化されているため、ちゃんと5人を使いまわさないと進めないようにダンジョンがデザインされています。
せっかく友達5人の冒険物語なのですから、それぞれのアクションによって個性を出し、協力しあって困難を乗り越えている!と感じられるのが素晴らしいです。
警察とのカーレースや線路の上を爆走するミニゲーム、ちょっとしたパズル要素など、遊びもモリモリで面白い!
5人の少年少女たちの異なるアクションを切り替えて、バトルやギミックを乗り越えていく。
レースやパズル要素などの遊びが多彩。
1980年代のポップカルチャーが詰め込まれたフラフィック
1986年のカリフォルニアを舞台にした本作。
ピクセルアートで描かれたカラフルなグラフィックが魅力です。
細部のインテリアにまで、その時代のポップカルチャーが取り入れられており、楽しい雰囲気が一目で伝わってきます。
街はレトロな看板や、80年代ルックのファッションで溢れていて、レトロな街並みを見て回るだけでも楽しいです。
重要なシーンでは、これまた古さを醸し出すアニメーションが挿入され、雰囲気抜群。
が本作からはひしひしと感じられます。
プレイヤーを1980年代という舞台にタイムトリップさせる入り口として、ドット絵表現がバシッとハマっているんです。
ゲームの中の収集物も小ネタ満載で、「スーパーマッシュルームブラザーズ」、「モンキードンキー」といった有名ゲームのパロディ。
「バスターズゴースト」、「ダルイネーター」といった、懐かしの映画パロディ。
面白おかしく書きかえられた説明文を読むと思わずクスリ…。
『バックトゥザ・フューチャー』をパロったデロリアンまで登場するので、当時のポップカルチャーが大好きな人にはたまらない世界観だと思います。
1980年代の街並みやポップカルチャーをピクセルアートで表現。
小ネタにまで余念がない。
ライフは永久に3!難易度高め
通常バトルの難易度はそれほど難しくないのですが、ボス戦の難易度だけはグンと上がって難しめの印象です。
激しい弾幕避け、小さい足場を連続ジャンプしながらの回避など、アクションが難しいのもさることながら、成長要素が存在せずライフがずっと3なのがキツイ!
頻繁に回復薬を飲まなければいけないため、油断しているとあっという間にやられてしまうので、上級者の方も緊張感を持ってプレイできると思います。
ボス戦はまだ、直前にオートセーブが入るのでいいですが、ダンジョン中に油断してゲームオーバーになるとセーブポイントまで大きく戻されるので、こまめに回復しながら進むのがオススメです。
ボス戦の難易度は高め。油断しているとやられる!
ダンジョンでは、ゲームオーバーになるとセーブポイントまで戻される。
減退する1980年代の香り
1980年代のポップカルチャーを詰め込んだビジュアルが魅力なのは、先に書いた通りなのですが、ゲームを進めるとその香りは減退していきます。
街は封鎖されて入れなくなり、ダンジョンも地下道や軍施設へと移行。
中盤以降は、色彩も地味になり、序盤のカラフルポップな街並みが恋しくなります。
なぜ、あの素晴らしい街をもっと活用しなかったのか…、残念です。
せっかくのカラフルポップな魅力がゲーム後半は減退してしまう。
ダンジョンも洞窟や軍施設へと移行。
逆行するゲームシステム
ゲームって、進めていくほどにできることが増え、遊びのバリエーションが豊富になることで最後まで楽しくプレイできるものが主流ですよね。
しかし、『Crossing Souls(クロッシングソウルズ)』では、出来ることが減っていきます。
仲間たちと分かれて行動していくことになると、アクションの数は激減。
どんどんシンプルになっていくという、逆行したゲームシステムになっているんです。
出来ることが減り、ゲームシステムがシンプルになっていく
この2つによって、
と、すごく惜しい気分になるんです。
ゲーム後半になるほど、アクションの数が減っていく。
せっかくの5人の多彩なアクションが…。
まとめ
1980年代のポップなピクセルアートと、少年少女たちの多彩なアクションが魅力のアクションアドベンチャー。
「めちゃくちゃおすすめです!」って本当は言いたいんですが、ゲームを進めるほど、魅力が減退していってしまうのでなんとも難しいなぁ。
でも楽しい時間の方が長かったので、興味のある方はぜひ!
プレイ開始して「これはすごいDLゲームだ!」って感じましたね!
1980年代のレトロで洒落た街並みと、少年少女たちのデコボコでワクワクの夏休み、めちゃくちゃ面白かったです!
物語がSFに向かうにつれて、どんどん普通のアクションゲームになっていっちゃったのは残念ですが、多彩なアクションによるギミックも、細部までこだわられた小ネタやパロディも大好き!
2Dアクションは苦手だから、やっぱり難しくて何度も死にましたね。
すべての2Dアクションに「イージー」モード欲しいです…。
コメント
このゲーム、気になっていたんですよ。世界観とか、少年たちの冒険とかいいなーと思いまして。
終盤は雰囲気が変わるのは、世界観に惹かれた立場だと、確かにちょっとざんねんですね。そしてアクション難しいのは、僕は途中で挫折してしまうかなー。
でも、値段も手頃ですし、いつか(セールとか)機会を見てチャレンジしたいですねー。
雰囲気とてもいいですよね!
惜しいなぁと思う部分はありますけど、大部分は楽しいゲームになっているので、気になられてるならおすすめです(๑•ω•́ฅ✧
2Dゲーム苦手なわたしは、もう嫌ってくらいゲームオーバーになりましたねぇ。
インディーゲームは難易度高いものが多いのがネックです。
最近は積むのが怖くて2Dゲームは買わないようにしてます((^^;)
レビューありがとうございます!
個人的にはこれぞインディゲームという感じでした!
光るものはあるものの、名作になれなかった世紀の凡作です!
(めっちゃ誉めてますw)
1980年代のジュブナイル的な冒険活劇を予感させる幕開けは素晴らしく
個性的なキャラクター、鮮やかな世界観は作者の情熱が伝わってきましたね
指摘の通り、物語を進めるにつれ
色味が薄れていくと共に、ストーリー的にもSF的な流れが強く出てしまって
かなりファンタジー寄りなのに重たいテーマをぶっ混んできたりと
ストーリーと世界観とゲーム性が乖離する状態となってしまいました
ボスキャラもクセがありそうで、活かし切れなかったりと
いたるところで、やりたい事がインディゲームの規模に収まりきれていないと感じる部分があり、本当に勿体ない!
終盤はストーリーが更に駆け足気味で展開されていてキャラクターのここのストーリーなど深みを持たせれば
ラストの主人公の決断や、エンディングは最高のラストになってたのではと思わせる出来映えでした!
個人的には演出不足であっても
やりたい事が伝わってきて、これは凄いと感動したラストでした
とにもかくにも、やりたい事が徐々に力尽きてしまっているのは勿体ないなと思い返しながら
人にオススメしにくいな、と悔やまれる作品でした!
他にも言いたいことあるんですが、コメント荒らしになるので、この辺でw
Twitterでも熱く語ってしまいましたw
一部のジャンプアクションは、多少難しかったので、不安だったのですが・・・
道中でも苦労してしまったようで、オススメした身としては申し訳ないです
2Dアクションは熟成され過ぎて難易度を計るの難しいですねぇ
もう少し優しいタイトルでオススメがあれば、紹介します♪
世紀の凡作!笑
結果的には凡作になっちゃいましたけど、すごく面白いゲームでしたね!
確かに、やってることがインディーゲームの枠に収まっていないから、中盤以降失速していったっていうのはあるかもしれません。
すぐに、5人を操作できて、どこかスピルバーグっぽい少年少女たちの冒険活劇の幕開けはワクワクでしたし、夜の学校や墓地に忍び込むのなんか、最高のシチュエーションでした。
それだけに、なんで後半軍施設に行ってまうねーん!ってツッコミたくなるんですけどね。笑
街で遊ばせろー!と心の中で叫んでました。
ラストはもう、SF展開すぎてわたしはついていけてなかったんですが、ビッグジョーがすごくよくて…。
ゲームプレイが制限される演出で、どんどん感情移入してしまって、5人のキャラクターの中では一番印象に残ってます。
たぶん、わたしの2Dスキルって、2Dゲームを楽しでいる人が「簡単すぎて面白くない」と感じるくらい易しくないとダメなんでしょうねぇ…。
そんなゲームがあるのか?それ果たして面白いのか?って感じですが…。
やる気だけはあるので、ぜひお願いします!