PS4/Nintendo Switch『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』のストーリー感想を書いていきます。
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大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-
大逆転裁判1:第1話
大逆転裁判、最初のお話は、主人公・成歩堂龍之介が被告人兼弁護士として法廷に立つ!というインパクトのあるものでしたね!
元祖の成歩堂さん(時代的にはこちらが元祖だけど)も、踏んだり蹴ったりな人生を送っておられましたし、最初にキャッチーな事件を持ってくるのは相変わらず!
なかなか折れてくれないジェゼール、強敵でした。
自信満々で推理を間違えちゃったのは、炭酸水の中に毒が入っているかどうかという問いの部分。
てっきり、ジェゼールが持ち帰ったグラスの方に毒が混入されていたってオチかと思ったので、「入っていない」を選んだら華麗に罵られたな。笑
この1話が後々大きな意味を持ってくるわけですが、そんなことより、室内なのにずっとたなびいているアソウギのハチマキが気になって仕方なかったよ。
大逆転裁判1:第2話
船の中でアソウギが殺された第2話。
いやぁ〜、これはびっくりしました!
アソウギの散り際が あっけなさすぎて!!
あんなに熱く語り合った友が2話で死ぬなんて、誰も思わないよね!?
しかも、主人公のナルホドーさん、またまた犯人候補筆頭である。(疫病神でもついてる?)
ここでは、メインキャラクターの「シャーロック・ホームズ」が初登場!
高身長のイケメンなのに砕けたキャラクターで、すぐに好きになっちゃいましたね〜!
事件のトリックでツッコミを入れたくなったのは、緊急停止によってカンヌキがかかるやつかな。
設計ミスッ!
緊急停止時に部屋の外出てたら、全員締め出されてしまうやん!
一体どんな斜度で緊急停止してるんや、この船。
大逆転裁判1:第3話
乗合馬車の中で刺殺体が発見された第3話。
3話は、被告人がシロではないかもしれないという疑惑が浮かび上がってくる変化球の効いたお話でした!
この手法は過去作にも登場していたので真新しさはありませんが、「最後の判断をプレイヤーに委ねる」というのがゲームならではで好きだったので、今回もきっちり 疑惑を突きつけてやりましたよ!
まさか裁判後にメグンダルが殺されるとは思いもしませんでしたが!
生きたまま業火に焼かれるなんて、なかなかエゲツない処刑スタイル……。

大逆転裁判1:第4話
ご婦人が背中を刺されて意識不明となった第4話。
4話は、なんだかんだでメインキャラクター並みに顔を出す「夏目漱石」が初登場!
夏目漱石っていうか……、野口英世じゃね?
とは、誰もが思ったことと思いますが(黄熱病治しそう)、偉人とはかけ離れたひどい扱いのキャラクターでしたね〜!
四文字熟語を大声で叫ぶのがクドくて!
事件の方は、一輪の花がすべてを解決してくれたと言っても過言ではありません!
「意識を失っている人間を移動させる」というトリックに説得力を持たせるなら被害者は痩せていた方がいいような気がしましたが、そこは愛の力っていうことかな?

大逆転裁判1:第5話
質屋の主人が殺害され、ジーナが疑われる第5話。
5話は、最初、ジーナがなかなか弁護を受け入れてくれないんですよね。
そうすれば…誰からも裏切られるコトもないの」
という言葉だけで、彼女の生きてきた境遇がいかに過酷で、どれだけ騙され傷ついてきたのかがわかってしまうから、もう泣きそうでした……。
事件の中で特に印象に残っているのは、ステレオスコープを使ったトリック!
3DSでプレイしてたら実際に立体視を体感できたのかなー?と、惜しい気持ちがしました。
あとは、アイリスの発明した血液検査?が有能すぎて!!
オルゴールの盤面についた血痕が緑色に変色して、「エッグ・ベネディクト」が浮かび上がってきたときは驚きましたね〜!
1作目の最終話だけあって、展開が二転三転していくのでかなり遊びごたえがありました。
終盤では、ジーナがメグンダルの事件のときに偽証していたことを公表しなければならないんですが、
なんだって敵にまわす覚悟です!」
というナルホドーのセリフがかっこよくて……!
これ聞いてたジーナは嬉しかったんじゃないかな。
とりあえず大逆転裁判の1作目は これにて終了!
謎だらけだし、スサトさん帰っちゃって寂しいですが、2に期待です!

大逆転裁判2:第1話
大逆転裁判2の開幕は、まさかまさかのスサトさん弁護士デビュー!!
男装したスサトさんに惚れてしまうー!!!
すべからく”泳ぐもの”であるとッ!」
がめっちゃ面白かったです。笑
今回の事件は、前作の1話で犯人だったにも関わらず領事裁判権によって守られたジェゼールが被害者に。
ほったて小屋の時点でトリックはほぼわかっていましたが、英国からきた暗殺者なのに死に方がお粗末な気が……。
ジェゼールはもっと強敵のイメージだったんですけどねー。(最終話に絡んできてほしかった)
大逆転裁判2:第2話
夏目漱石の下宿先で毒物混入事件が発生し、再び漱石が被告人となる第2話。
夏目漱石の不幸体質は、ナルホドーといい勝負かもしれません。笑
2話は、人間ドラマとトリックという点では 全編通して一番好きでした!
人間ドラマで好きだったのは、わかりやすい悲劇が用意されていたからかな。
婚約者を失った女性が自分の力だけで彼の死の謎を調査し、犯人と思われる人物を探り当てた執念にグッとくるものがあったなと。
事件の起こった日、彼を強引にでも自分の家へ呼んでいれば……という悔恨の念が痛いほど伝わってきました。
トリックは、ちょっと強引なところはありますが、「犯人が再び罪を犯そうとしたときにのみ効力を発揮する」というのが凄かった!
潔白だったならば事件は起こらない。
引き金を引いたのは犯人自身だったという、トリックの発動条件が素晴らしいなと!
“死”を選ばなかったから
弁護士さんが≪真実≫をアキラカにしてくれた…
…ありがとうございました」
あれ?依頼人誰だっけ?と夏目漱石の存在を忘れるほど、弁護士冥利に尽きる言葉をいただきました。
大逆転裁判2:第3話
万博での瞬間移動装置を使った大事故を調査する第3話。
3話は、クライマックスの大逆転劇に あっと驚かされました!
ドレッバーが犯人ということで閉廷しようかというところからの……、
ドクター・シス!
国家権力の一翼を担うドクター・シスを共犯者として指名するときはゾクゾクきたし、さらには、真犯人として追い詰めるまでの勢いは 作中ナンバー1!
ラスボスのヴォルテックスは、あからさますぎて驚きがないから、予想を裏切られたという意味では、ドクター・シスが最高潮でした!


大逆転裁判2:第4話
グレグソンが殺害され、バンジークス検事が疑われる第4話。
いや……、トリックがどうのこうのよりもさ……、グレグソンが死んじゃったのがつらすぎて立ち直れない。
なんでだよ…、なんでジーナを置いていっちゃうんだよ……。
2人でパリに行くって言ってたのに。。
はぁ……(マジへこみ中)。
気を取り直して!
バンジークスもナルホドーの弁護を最初は拒否するのですが、彼の場合はレイシストなので、弁護を認めてもらった嬉しさよりも、彼が彼自身の憎悪と向き合えてよかったなと思いましたね。
国際交流が始まったばかりの時代だから人種による諍いは多かったでしょうから。
4話は、最終話とつながっているので事件が解決することはありませんが、「プロフェッサー」の脱獄幇助や、ホームズの相棒の正体など新事実が明らかになっておしまい!
大逆転裁判2:最終章
大英帝国の闇が暴かれる最終章。
作中で一番つまらないと感じたのが、この最終話の前半でした!
だって、死神はヴォルテックスだってわかっちゃってるんだから!
執拗にバンジークスを死神認定するアソウギにも小物感が漂っちゃってましたし、「目の前にいる裁判長が死神だよッ!」と心の中で叫んでおりました。
こういう“わかっちゃってる時”の不振はミステリーのアキレス腱ですね。
一気に盛り上がってきたのは、ホームズとミコトバ、2人の軽快な共同推理が始まったとき!
2人が相棒だというのは最初こそ驚きましたが、こうやって息の合った推理を聞いていると 納得!納得!
素敵なコンビです!
グレグソン殺害の犯人がジゴクだということは、グーロイネから「死亡推定時刻を遅らせた可能性がある」と聞いた時点でわかったかな。
目撃者のひとりがトランクを持って入って行ったのを見たって言ってたし、
と思ってホテルロビーでの写真を何回か見直してましたからね。
ホテルのロビーでジゴクと会ったときすでに、あのトランクの中にグレグソンの遺体が詰まっていたという事実には傷口をエグられましたが…。
まずは準ラスボスのジゴクを 撃破!
予定調和気味ではありますが、死神の正体としてヴォルテックスを告発するも、全面的に却下されてしまうナルホドーたち。
死神を追い詰める手はないのか!?万事休すなのか!?
と、敗戦濃厚な雰囲気でしたが、わかっていましたよ。
この状況を打破してくれるのは、ホームズ、その人しかいないと!
と、登場を待ちわびていたら、やっぱり来てくれました!
ホームズが来てくれたことよりも、ホームズが武器としたのが聴衆だったということが驚き!
エライ人の言葉にうなずくためかな?
今日。この大法廷で、来るべき新世紀の
司法のトビラが開こうとしている
それができるのは…今
ここにいる我々だけなのだよ諸君!」
ホームズのスピーチ、まるで革命家のような力強さじゃないか!
ホームズに呼応するように、“真実”を求める聴衆に時代のうねりを感じました。
民の大きな声の前に罪を覆い隠すことなどできないのだと 。
民を扇動するホームズは、敵対勢力としてもっとも恐ろしい男だと思います。
その後は、バンジークス兄がプロフェッサーだったことが判明するなど驚きがいくつかありましたが、バンジークス兄の遺書を持ち、圧倒的に優位であるはずのアソウギ父が、息子を盾に取られてプロフェッサーの汚名をかぶることになったのは、なんだか力関係がおかしい取引のような気がしますね。
証拠の捏造されてるし、もともとがフェアじゃないってことなのかな。
全てが暴かれてもなお、必要悪だと言い逃れるヴォルテックスですが、女王陛下の勅令により断罪!
いつものサイバンチョが戻って来てくれてホッとしました♪
エピローグでは、アソウギとバンジークスのやりとりがあるんだけど、どうしてもわからないことがあって……。
どうしてアソウギはバンジークスに「許さない」と言っていて、バンジークスが謝罪してるんでしょう?
バンジークスってアソウギに対してなにかしましたっけ?
むしろ、散々「死神」呼ばわりしてたんだから、ごめんさいするのはアソウギの方なのでは……?
あれー?
なんか理解力足りてなかったのかなー?
よくわからないこともありましたが、最後は、アイリスの出自もわかって、めでたしめでたしでした♪
まとめ
以上、『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』のストーリーを振り返りました!
わたしの理解力が及ばず、ちょっとモヤッとする終わり方ではあったのですが、楽しい楽しいイギリスの旅でございました。
好きなエピソードは、2の第2話と第3話かな!
特に、3話の終盤は読み進める手を止められませんでした!