ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4/PSVITA/PSP『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の感想。
孤立した学園を舞台に、選ばれし高校生たちがデスゲームへと身を投じる…!
このゲームの記事 | |
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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
プレイ時間 | 22時間 |
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ジャンル | ハイスピード推理アクション |
難易度調整 | あり(アクションの難易度低下) |
ストーリーに沿って起こる事件を解明していくアドベンチャー。
事件現場で証拠を集める「捜査パート」のあと、事件の真相を突き止める「学級裁判パート」へ突入。
2つのパートをこなしながらゲームを進め、デスゲームの真相に近づいていく。
良いところ
仲間内で行われる騙し合いのデスゲーム
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は、孤立した学園を舞台に高校生たちが殺し合いのデスゲームへと身を投じるアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは「捜査」と「推理」によって犯人を突き止めていくんだけど、主人公が刑事である推理ゲームとは決定的に違うところがあります。
”ソリッドシチュエーション”と呼ばれるこのジャンルの面白いところは、
ということ。
つい、数分前まで一緒に生活していた人間が突如犠牲になり、笑いあった仲間が犯人になる。
あの子が死んじゃうの!?
という、衝撃はデスゲームならでは。
事件を解決していくミステリーと、仲間内で起こる裏切りと殺し合いのドラマ、そして、デスゲームに隠された真実。
ストーリーの引力によって、一気にプレイしてしまいます。
強烈な個性を持つキャラクターたち
登場キャラクターは15人以上。
その全員が第1話から一気に登場するので、
と混乱してしまいそうなもの。
しかし、各キャラクターは、
と言う突出した個性を持っているので、驚くくらいにちゃんと覚えられるんですね。
格闘家だったり、御曹司だったり、アイドル、文学少女、暴走族…。
外見と特徴が一致しているので、バッチリ記憶されて絶対に忘れない。
これ、かなりすごいと思う。
アクション性を取り入れた推理ゲーム
推理パートとなる「学級裁判」は、演出が気持ちよく作られてますね!
裁判中に展開する会話の矛盾点に、「証拠品」という弾丸を打ち込んで相手を論破することで真相に近づいていくんだけど、演出がとにかくいい!
うまく弾丸を撃ちこめると、画面が、
パッリーンッ!
と砕かれて、状況が好転。
まさに”論破”。
相手を言い負かすことの気持ち良さが演出によって倍々に増されているので、矛盾を突く快感が得られる。
画像ではわからないけど、相手の発言は常に動いていて、弾丸を撃ち込むのが難しいんですね。
ゲームを進めると、文字が小さくなったり、ぐるぐると回転するので、さらに難易度は上がる。
だからこそ、弾丸を当てられた時の気持ち良さも増していく。
パズルのピースが出揃う親切な捜査パート
「学級裁判」の前に事件現場を探索し、証拠品を集めることになる「捜査パート」。
「捜査パート」が少し変わっているのは、事件解決に必要な情報が全て集まっているというところ。
必要な情報をプレイヤーに与え、プレイヤー自身に謎を解かせてくれるので、極論、裁判パートがなくったって推理力があれば事件の謎が解けてしまう。
さらに、”不要な証拠品”というものが存在しないので、全てのピースが「パチッ!」とハマっていくのが気持ちいい!
ただ…、ゲーム的に言うと、結論がわかっている時の「学級裁判パート」はつまらないんですね。
というのが一番「やられた感」があって面白いんだけど、まぁ、それは『ダンガンロンパ2』で堪能しましょう!
真相が完全にわかっていたり、半分までしかわからなかったりと、トリックが明かされるときの気持ち良さはエピソードごとにまちまちかな。
裁判前に謎が解けるのも、それはそれで優越感に浸れていいしね♪
それにトリックの本命は、デスゲームに隠された秘密だから、最後にはしっかり驚かせてくれます。
気になったところ
ストーリーとゲームシステムの乖離
ストーリーとゲームシステムに関連性がないのだけはずっと違和感がありました。
学級裁判中には、相手の言論に弾丸を撃ち込んだり、リズムゲームのようなタップ操作が必要になるんだけど、
なぜリズムゲーム風なのか?
ストーリーとの関わりが全くない。
主人公は銃なんて所持していないし、特技でもなんでもない。
多少の理由づけは欲しいと感じました。
アクションが足かせになることも
推理ゲームとアクションの融合。
と言うのがダンガンロンパの個性だろうと思うんだけど、じゃあ相性がいいか?と聞かれると、必ずしもそうとは限らないかな。
推理が完成しているのに、アクションに阻まれて思うように裁判が進まないのはすごくもどかしく感じました。
今作は特に、真相がわかっているシチュエーションが多いので、サクサク進めたい気持ちが強いからだと思う。
アクションのジャンルが、
- シューティング
- リズムゲーム風
というのも、足かせに感じた要因。
まぁ、早い話、わたしどちらも苦手なんですよ。
だから、裁判パートは難しくて、特に音ゲー風ではミスの連発。
コロシアイという題材
根本的な問題として、”コロシアイ”という題材は好みが分かれると思う。
騙し合い、いがみ合う姿を楽しむモノクマが仕切る学園生活は、非日常という刺激があるものの、命の軽さに不快感も覚える。
”おしおき”と称した死刑執行では、演出としての残酷な死を見せつけられるので、気持ちのいいものじゃないです。
残忍性や人間の汚い姿を演出する作風が、わたしは苦手なので、感情移入しやすいゲームでデスゲームはつらいものがありました。
まとめ
ソリッドシチュエーションの中で展開する推理アクションゲーム。
親切な推理ゲームなので、自分で謎を解いていく気持ちよさを感じられます。
逆に、自分で解いてしまうよりも、トリックに驚かせて欲しい人には簡単すぎるかも。
仲間内での裏切りのドラマや、決められた環境下でのミステリー、そして、デスゲームの意味。
数々の秘密が明らかになる驚きのシナリオが素晴らしく、騙されたい人におすすめ。
”コロシアイ”という題材が苦手な人は注意。
事件解決の推理モノは大好きなので、楽しめました!
意地悪に証拠品を出し惜しむことがないので、与えられたピースの中で自分で推理するのが面白かったなぁ。
誰が死ぬのか?誰が犯人なのか?デスゲームならではの仕掛けに、いちいち悲しんでは驚かされました。
デスゲームに隠された秘密は、モノクマ劇場でのネタバレがなければもっとよかったね!
音ゲーだけは、めっちゃ苦手!
コメント
テーマ的にわにやまさんには少しキツイかなーと思ったけどそれでも薦めたくなる魅力があるシリーズだったんですよねー
なにより2やるためにはこれを経ないと絶対ダメなんで笑
世界観構築とキャラ造形、演出は初代からピカイチなんだよね。
豪華声優をこんな配置にするかと思わせる奇抜なセンスが凄いw
キャラデザインも個性的だけど広く受けそうな絶妙なラインだし。
ミステリとしては簡単すぎるんだよねぇ。
色んなミステリ読みまくってる俺は4話までは全員犯人を裁判前に当ててたし笑
それでも魅せ方上手かったから夢中だった!
トリッキーなシステム使ってるのは多分だけど先行してた逆転裁判と明確に差別化する意図も大きかったんじゃないかなぁ。
あっちは時間制限もないしじっくり考えて一つずつ証拠なり提示する感じだからね。
比べられるの分かりきってただろうし笑
まぁ2やV3だとミステリの入り組み具合が飛躍的にアップするからあくまで初代は導入としてね!w
予想通り2ではガッツリのめり込んでるみたいで何より(^o^)
1は、デスゲームあるあるというか…、利己的な犯人が多いんで、ジャンルとしてはちょっと苦手かなぁ(>_<)
2ではその辺が払拭されてるね♪
えー!ウユニさん、4話まで犯人わかってたのッ!?
すごい!ミステリーの申し子や…
しかも5話は…解けないやつだよね?
わたしは半分くらいだよー
第三者に偽装工作されると、もうダメ。笑
ゲームシステムは、きっと「今さらそこ突っ込む!?」みたいなとこなんだろうなぁ
「え!弾丸ってなにが!?」
「なんで音ゲー!?」
って、頭に??????ばっかり浮かんでたよ((^^;)
うん!
2はめちゃくちゃ楽しんでる!
さすがのウユニさんチョイスや~(๑•ω•́ฅ✧