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わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4/PSVITA/PSP『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の感想。
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スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園
プレイ時間 | 21時間 |
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ジャンル | ハイスピード推理アクション |
難易度調整 | あり(アクション・推理の難易度低下) |
ストーリーに沿って事件を捜査し、解決していく推理ゲーム。
「捜査パート」で証拠品を集め、「裁判パート」で犯人を解き明かしていく。
裁判パートでは、発言の中の矛盾を見つけて論破したり、賛同できる意見に証拠をぶつけて同意することで、事件の全容が明らかになっていく。
アクションや証拠品を間違えると体力ゲージが減り、ゲームオーバーになるとやり直し。
好きなところ
手のひらの上で踊らされる巧みな推理ゲーム
『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』は、デスゲーム内で起きた事件を裁判によって解決していく推理ゲーム。
トリックがまぁ〜!すごかった!
推理ゲームの核の核であるトリックが、
実に巧妙。
前作では、「捜査パート」の時点で大量の情報を与えて、プレイヤーに推理させるという手法だったんだけど、今作は全く違う。
キーとなる証拠品はあくまで”重要な何か”でしかなくて、裁判中に点と点が繋がっていく。
真実を隠すのが驚異的にうまいし、真実に誘導するのもうますぎる。
フェイクもふんだんに仕込まれているので、ひっくり返された時の驚きたるや…。
完全に主導権がゲーム側にあって、プレイヤーは手のひらの上で踊らされるんだけど、それがたまらなく気持ちよくて楽しいんですね!
だってさ、犯人を指名する、その数秒前まで犯人がわかってないこともあって、
え?
え?
え…?
そうか!あいつか!!!
っていう、長いトンネルを抜けて、視界が一気に開ける瞬間が最高です。
謎めいたピースが一点に集約していく時のあの気持ちよさ…。
ミステリーは好きなのに、このゲームをプレイしてこなかったことを純粋に後悔した!
てんこ盛りのアクション要素
裁判パートにはアクション要素が取り入れられているんですが、演出による気持ち良さは健在。
うまく矛盾を突くと、
パッリーン!
謎を解く気持ち良さと相まって、論破するのが楽しいですね。
矛盾を突くだけでなく、ある時には「同意」したり、反論されたり、怪しい場所をピンポイントで指定したり、末にはスケボーゲームまで…。
今作ではアクションのバリエーションが増え、詳細を的確に答えることになるので、よりちゃんと事件を把握している必要があります。
デスゲーム設定を踏み台に魅了されるドラマ
わたしはデスゲーム設定ってそんなに好きじゃないんです。
誰が死ぬのかわからないドキドキや意外性のあるトリックは面白いんだけど、利己的な理由で殺人を犯している姿や、裏切り、騙し合いで奇をてらったものに冷めてしまう。
しかし、本作の中で描かれるドラマは、犯人にも”共感できる部分”というのがあるんですね。
殺人がダメだなんてことは、今更言うまでもないけど、じゃあ、そんな中で、それでも人が殺人を犯さなければいけない理由とはなんなのか?
誰かを助けるため
誰かを生かすため
100%の悪とは言い切れない犯人たちが描かれていることによって、濃いドラマ体験ができる。
犯人に感情移入できてしまうことで、ようやく輝いてくるのが「デスゲーム」という設定。
犯人には”おしおき”という名の処刑が待っていて、そこに情状酌量の余地なんてものはない。
「誰かのために…」と泥をかぶった人間が、処刑という無慈悲な快楽殺人によって、命をもぎ取られる。
これは”犯人への感情移入”というトリガーがないとできない体験で、いちデスゲームの枠に収まっていた前作から大きく変わった部分だと思います。
何重にも塗り重ねられた驚きだらけのシナリオ
事件ごとのトリックに加えて、シナリオ全体に隠された真の目的にも驚きが詰まっています。
南の島に隠された秘密とは
モノクマとは何者なのか
通常、「驚きの真実」というのは1コや2コで十分だというのに、軽く10は超えてんじゃないか?というほど、驚きの連続。
何重にも、何重にも謎が塗り重ねられていて、もはや、驚き疲れるくらい。
わたしの中では、本作のシナリオって、崩れかけの積み木みたいなさじ加減なんですよね。
ちょっと間違えば、支離滅裂。
だけど、奇跡的なバランスでシナリオが積み上げられていて、手の届かない高みに到達しているような…、そんな感覚。
恐ろしいシナリオ構成だなと思ってます。
気になった所
ストーリーとゲーム性の不一致とアクション難易度の上昇
裁判中のアクション要素は、ストーリーとの関連性が全くなくて、
なんでスケボー!?
と、疑問符浮かびまくりですね。
もはや、ごった煮の様相なので、つっこむことすら無粋に思えてくるんだけど…、 唐突すぎてわたしは気になるなぁ。
今作は、事件への正確な理解が求められるだけでなく、アクション難易度も上がっているように感じます。
ストーリーを楽しむタイプのゲームは
と思っているので、アクション要素が濃くなるのはいいんだけど「イージーモード」の難易度はもっと下げてもいいと感じたかな。
せっかく凄いストーリーなんだからね。
まとめ
デスゲームという題材で魅せる人間ドラマと、驚異的に練られたトリックによって最高の体験が約束された推理アドベンチャー。
ミステリー好きはもちろん、シナリオの妙に翻弄されたい人は、マストバイだね!
プレイして損はないと思う。
ただし、本作を最大限楽しむためには、1作目のプレイが必須なので注意!
凄い、凄い、凄い。
巧妙なトリックと、真実に誘導するタイミング全て、ゲーム側に握られているあの”踊らされてる感”。
こんなに気持ちいいのか!ってくらい、翻弄されることを楽しんでプレイできました。
デスゲームという題材を”負の方向”に使うんじゃなくて、人間ドラマを輝かせる踏み台にしてしまっていることに驚いた。
本来、デスゲームは好きじゃないのに、こんな見せ方もあるんだなとイメージをひっくり返されましたね。
謎の解かせ方も、人間ドラマの方向性も、前作とは大きく変わっていて、わたしは2の方向性が大好き!
音ゲーだけはどこまでも苦手だけど…。
コメント
ダンガンロンパは数か月前に1、2をプレイして、レビューしました。2はかなり吹っ切れたようで、前作以上にトリックが難しくなりました。小高さんはイカレてるよ、まじで。
個人的には、このままザンキゼロもレビューしてほしいですね。
イカレてる…笑
たしかに、ぶっとんでましたね!
トリックは難しくなってるし、重要な情報が隠されていることもあって、裁判での推理が面白かったです^ – ^
ザンキゼロも気になってるんで、時間見てプレイしたいなぁ。
スケボーに関してはコナンのパロでしかないですね(声優ネタ)
V3はマジで闇です。賛否両論起こるに決まってる作品なのでお楽しみに。
そうかー!
コナンつながりかー!!
やっぱ全然ゲームと関係ないんですね(  ̄▽ ̄)笑
わたしの中で、V3の妄想が日に日に膨らんでいきます…。
めっちゃ気になるんで、優先的にプレイしたいですね!
1の記憶が薄れるくらい2は強烈なんですよねぇ
終盤プレイしてて、これ現時点でもう絶対前作越えたわってなって鳥肌もんでしたね
V3は未プレイで、やりたいなと思いながら機械に恵まれてないです
賛否両論あるようなので、自分ならどう思うかなと興味はあるんですけどね
わたしは1章で方向性の違いを感じて、2章で前作越えましたねー!
めっちゃ面白かったです(* ´ ▽ ` *)
V3気になりますよね!
ここまで足突っ込んじゃったら、不可避なんで賛否両論を見届けようと思いますヾ(*´∇`)ノ
2のミニゲームは本当要らない意味不明と思ってました(笑
1のテンポとストーリーが最高だったんで、3は更に冗長と聞いて手を出しておりません。
わにやまさんのレビューに期待です(笑
あ~、テンポでいうと、1はサクサク進みましたよね!
2は裁判中に一回休憩入るくらいだし笑
V3はもう、自分の目で確かめないと気が済まないです!(`´)ゞ