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【レビュー】至極のせつなストーリーを体験できる夏にぴったりの名作RPG|ファイナルファンタジー10

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今回は、PS4/PSVITA/PS2『ファイナルファンタジー10』の感想。

実は購入してからずっとプレイできていませんでした。

なぜかって?

かなしい匂いがプンプンしていたからです……。

しかし、2018年平成最後の夏

プレイするなら今しかない!

夏の思い出づくりにと、勢いで飛び込みました!

プレイしてよかったです。
いい夏になりました。

わにやまさんの「準・お気に入りゲーム」です。
こんな人におすすめ
  • 夏っぽいゲームを遊びたい!
  • 感動したい!
  • ストーリー重視でもウェルカム!
このゲームの記事

 

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ファイナルファンタジー10

プレイ時間 52時間
ジャンル RPG
難易度調整 なし(むずかしめ)
どんなゲーム?

行動の自由度は低めのRPG

FFシリーズだが、戦闘はランダムエンカウントの通常のコマンドバトル。

レベルという概念はなく、敵を倒してもらえる「AP」というポイントを使って「スフィア盤」をアンロックしていき、ステータス上昇やスキル技を習得する。

良いところ

主人公ティーダが熱い!

わたしは「泣ける!」というキャッチが好きじゃありません。

泣く = 良い作品

って思われているのもイヤです。

だから、わたしは絶対にそんな書き方はしません。

いいですか?

ファイナルファンタジー10は…、

泣きます!

ハッ!
言っちゃった!


でも、ここはひとつ。

泣くぞ、泣くぞ。と連呼する前に、主人公ティーダについて書かせてほしいな。

『ファイナルファンタジー10』は、主人公ティーダが終始かっこいいんです。

あ、顔面じゃないです。

わたしがだらだらと書くよりも、ティーダの人柄がよくわかるセリフをここでひとつ書いてみようと思います。

そこにユウナがいる だったら助けに行く そんだけッスよ!

これだけを聞くと、そんなにかっこよく聞こえないかもしれません。

でも、様々なしがらみがあり、動くに動けない状況で、当たり前のことをティーダは迷わずバシッ!と言ってくれます。

 若者で、

 まっすぐで、

 単純。

主人公にはこうあってほしいと思う、そんなかっこよさがティーダにはあります。

壁にぶつかっても前を向く!

守るべきものを見失わない!


ティーダぁぁぁぁぁッ!!

って、何回心の中で叫んだかわかりません。

ちょっと変な人だよね。

FF10プレイした人、みんな叫んでるよね?(ウソたぶん)

それくらい、めちゃくちゃかっこいいい!

プレイしていて、清々しい気分になれる主人公です。

このゲームのポイント

主人公ティーダが終始かっこいい!
これぞ、主人公!

 

感涙必至のせつないストーリー

さて、かっこいいティーダについて書いたことですし、そろそろ「泣くぞ?泣くぞ?」と連呼してもいいよね?

諸々あって、世界のことを何も知らない主人公ティーダ

シンという脅威に立ち向かうため、召喚士として旅立つユウナ

2人の出会いが、せつない物語を紡ぎます。

FF10のシナリオには重要な秘密がいくつかあって、それらが明かされていくたび、

この旅を終わらせたくない……

という気持ちがどんどん増していきます。

何も知らない主人公視点で物語が進むので、プレイヤーは自然に感情移入することができ、驚き、悲しみ、そして進むことができる。


旅の終着点に待ち受けるのは、涙。

FF10をひとことで表すなら「せつない」という言葉のほかには思い当たりません。

ネタバレしないために、細かく書けないのがもどかしいですが、美してせつないこの物語が長きにわたって名作と呼ばれる理由がよくわかりました。

このゲームのポイント

旅を進めるほどに胸がしめつけられ、せつない気持ちが溢れてくる。
涙なくして語れない物語。

 

夏!夏!夏!幻想的な世界観

いつになったらゲームシステムに触れるねん!

と、突っ込まれてしまいそうですが、それくらいFF10はストーリーや世界観を楽しむ比重が高いってことで、勘弁してね!

通常、RPGっていろんなロケーションを旅するものですが、FF10は夏!夏!夏!の景色がたっぷり楽しめます。

海や泉など、水辺のロケーションが多いのはもちろんのこと、主人公が「ブリッツボール」という水球競技の選手なので、RPGには珍しく水の中を潜ることもできるんです。

癒されますよね、水。

好きですか、水?

めっちゃ好き!
大好き!

 


夏っぽい爽やかさだけでなく、水面がキラキラと輝く様子は幻想的な世界観を作り出します。

本当にどこ行っても綺麗でした!

この幻想的な景色が、せつないストーリーとマッチするんです。
FF10は、キャラクター&衣装も素晴らしくて、FFシリーズの中でもデザイン面で秀でていると思います。

ユウナの和装なんか、一目で惚れます。

このゲームのポイント

夏の雰囲気をたっぷり味わえる「夏ゲー」!
幻想的でファンタジー色の強いフィールドが多く、キャラクターデザイン含めシリーズ屈指のデザイン力を誇る。

 

ゼロターン交代でキャラ個性の活きる戦闘

やっと戦闘の話か…。

そんな声が聞こえてきそうですね。

FF10はストーリー比重が高いですが、戦闘も面白いです。


でも、先に言っときますよ?

FF10の戦闘では 控えメンバーは成長しません

うーん…。微妙な気持ちになるの、わかります。

全キャラ育てるのって、面倒臭いことこの上なしですよね。

でもね、FF10はこれでいいんです。

  • キャラ個性の差別化
  • ゼロターン交代でキャラ使用率が上がる

この2つがありますから。

仲間キャラにはそれぞれ得意な敵というのがいて、

空を飛んでいる敵 → 遠距離武器
 
防御力の高い敵 → 貫通武器
 
魔法生物 → 魔法攻撃

と、敵の特徴によって弱点をついていくのが面白く、キャラをぐるぐると使いまわしていく必要があります。


そこで素晴らしいのが「ゼロターン交代」

FF10ではキャラクターを入れ替えるときにターンを消費しません

間違って入れ替えてしまっても何度でも入れ替えが可能。

ヘイ!バトンタッチ!

イエス!バトンタッチ!


コロコロ、コロコロキャラクターを入れ替えることができるので、満遍なくキャラクターを使うことがとても簡単なんです。

控えメンバーに経験値が入らないゲームでこんなに快適に遊べるのは、ゼロターン交代のおかげです。

キャラ性能が差別化されていて、成長要素も迷うことがないので、RPGがあまり得意でない人にもわかりやすい戦闘になっています。

このゲームのポイント

キャラの個性が差別化されているので遊びやすい。
控えメンバーは成長しないが、仲間入れ替えにターンを消費しないので満遍なく使用することができる。

 

育成がわかりやすいスフィア盤

FF10では、レベルという概念が存在せず、戦闘で得た「AP」というポイントを使ってキャラクターを強化していきます。

「スフィア盤」でスキルやステータスを解放していくのですが、初めてスフィア盤を触った時は、

どうしたらいいんか 全然わからへん…

と、混乱しました。

しかし実は、見た目ほどややこしくはありません。
1から順番にパネルを取得していけばいいだけなので、ややこしいシステムが苦手な人(わたし)にはちょうどいいと思います。


逆に、もっと自分好みに育成したい人には物足りないのかもしれませんね。

終盤になれば、育成の自由度も上がっていきますし、レベルアップよりもキャラクター成長の頻度が高いのでスキル盤をコツコツと解放していくのが楽しいです。

このゲームのポイント

レベルの概念はなく「AP」というポイントでキャラクターを育成する。
育成に迷うことが少なく、遊びやすい。(育成の自由度が低いとも言える)

 

気になったところ

召喚獣一強と終盤の難易度

召喚士ユウナは”ガード”と呼ばれる守護者とともに旅をしていますが、ユウナの使う召喚獣が強すぎます

一人でも旅できるよね、ユウナ?

ティーダの助けいらないよね、ユウナ?


序盤〜中盤は、召喚獣のみでボス撃破できます。

召喚獣一強なのに対し、召喚獣を使わないと逆に難易度はかなり高くなります

終盤はカウンター攻撃や状態異常など、特殊効果をもりもり使ってくるので、FFのアビリティを正しく理解していないと厳しい戦いに。

「リフレク」、「デスペル」って、知ってます?

ふつう、知ってるのかな?

わたしはこの辺疎かったんで、かなり苦戦しました。

HP全体回復の手段が少ないので、回復面は不便を感じていましたね。


終盤になると、各地にバカみたいに強い敵が出現するので、強武器集めができなくなります。

回収不可アイテムも多く、後から攻略見て対策練ろうとしても、ときすでに遅し。ということもまま。

このゲームのポイント

終盤の難易度はかなり高め。
回収不可アイテムも多く、数値で殴るだけでは勝てないので注意。

 

まとめ

発売当時は「ムービーゲー」なんて呼ばれたりもしたようですが、ゲームにおけるストーリーの価値は高まり、10年経っても色褪せない名作でした。

せつない物語に心を震わせたい。

最高の主人公でRPGをプレイしたい。

そんな人にはきっと心に残るゲームになります。

ゲームのムービー過多や低めの自由度が嫌いな人は合わないと思うので注意!

MY POINT
もっとRPG部分がおまけみたいなものかと思っていましたが、弱点をついていく戦闘と育て方に迷わなくていいシステムがわたしは好きで、楽しめました。

ストーリーは……、泣きました。

めちゃくちゃ泣きました。

素晴らしいです。

でも…、つらい旅でした   

わたしは真夏にFF10をプレイしたので、きっと毎年この旅を思い出します。

良いところ

  • 主人公然としている主人公ティーダがかっこいい
  • せつないBGM
  • 感涙必至のストーリー
  • 隠された秘密に驚けるシナリオ
  • 夏っぽい世界観
  • 幻想的なフィールドの数々
  • 秀逸なキャラクター&衣装デザイン
  • APによるスフィア盤の成長が楽しい
  • 強ボス多数のやりこみ要素
  • キャラ個性が差別化された戦闘
  • 育て方がわかりやすいスフィア盤
  • ゼロターンでのキャラ入れ替え
  • FFだけどじっくりプレイできるコマンドバトル
  • 後半に登場する広めのフィールド
  • 戦闘のヘルプ表示で敵の弱点がわかる
気になったところ

  • 召喚獣が強すぎる
  • 終盤は難易度がかなり高い
  • 回収不可アイテムの存在
  • 終盤は各地を強い敵に通せんぼされて自由に行動できない
  • 基本、一本道のゲームデザインで自由度は低め
  • 全体回復手段が少ない
  • やりこみしてると移動速度が遅く感じる
  • ストーリー重視のRPG
  • 敵選択時の十字キーが左右と上下でバラバラ