ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4ダウンロードソフト『Firewatch(ファイアウォッチ)』の感想。
【Firewatch(ファイアウォッチ)】
プレイ時間 | 3時間 |
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ジャンル | ミステリーアクションアドベンチャー |
プレイヤーは森林監視員として無線機からの指示に従い、森を散策することでゲームを進めていく。
地図とコンパスを見ながら指定された目的地に向かいつつ、無線機から聞こえる声に様々な選択肢で応答していき物語が展開。
イベントを達成すると自動で日数が経過。
良いところ
絵画タッチで描かれる森林世界
『Firewatch(ファイアウォッチ)』は、絵画タッチで描かれた森林世界を歩いてストーリーを進めるミステリーアクションアドベンチャー。
朝、昼、夜、に表情を変える森が美しいね〜!
森林と一言でいっても、湖や洞窟もあれば、場所ごとに群生している木々も違う。
森林火災の原因を取り除く仕事を進める中で、アートな世界を楽しむことができました。
そして「ミステリーアクションアドベンチャー」というだけあって、ゲームを進めていくとストーリーは奇妙な方向へと回りだします。
不審者によって主人公の住む監視塔が荒らされたり、謎めいた施設を発見したり、放火の疑いのある森林火災が発生したり…。
ちょっとしたミステリー要素も詰まった作品。
無線機の向こう側を想像させるコミュニケーション
『Firewatch(ファイアウォッチ)』というゲームは、”無線機”がアイコンとして機能してるのが面白い!
私生活に問題を抱え、森林監視員として住み込みで働くことになった主人公にとって、無線機から聞こえる声だけが、自分以外の”誰か”を感じられる瞬間なんですね。
無線で指示を飛ばしてくるデリラ。
デリラとの会話は事務的なものではなく、ウィットに富んでおり、ジョークや自然な皮肉のやりとりで、軽妙な会話が心地いいね。
プレイヤーはいくつかの選択肢によってデリラとの会話を楽しみます。
顔が見えない相手との会話は、うーん、リラックスした状態っていうのかな。
相手の目を気にしなくていいから、変に自分を作ることなく自然と言葉が紡がれている感じ。
それはデリラも同じのようで、直接会っているときよりも”近さ”を感じます。
徐々にプライベートな部分に会話が及ぶようになり、互いの呼び方が変化したり、機嫌を損ねて無線を切られるのがさびしかったりね。
無線機の向こう側にいるであろう、顔も知らないデリラ。
どんな表情で話してるのかな?
そんな風に想いを馳せながらプレイするのが面白かった。
気になったところ
あくまでウォーキングシミュレーター
森林世界を歩き、無線機からの声に選択肢で答えながら、ストーリーを進めていく『Firewatch(ファイアウォッチ)』。
アイテムを取得したり、ロープをかけて崖を登ったりと、多少のゲーム性もありますが、あくまでウォーキングシミュレーター。
地味っちゃ地味です。
美しい森林世界を楽しもう、デリラとの会話を味わおう。
そんな風にしてゲームをプレイすると、楽しめるかな!
まとめ
森林世界の美しさと、無線機から聞こえる声との会話を楽しむミステリーアドベンチャー。
全体的に地味ではありますが、絵画タッチで描かれたグラフィックが美しいですね。
顔の見えない相手とのコミュニケーションが、このゲーム最大の魅力です。
デリラに無線切られた時と、電波が届かない時の、あの不安感。
これまでだって、そばには誰もいなかったのに、世界に一人、置き去りにされたように感じるのが不思議だったなぁ。
オブジェクトを見つけた時は、逐一デリラに報告して、いっぱい会話を発生させてた。笑
誰かと話したくなる、そんな孤独が森にはあるんだよね。
自然のグラフィックが綺麗でした。