ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
2022年3月25日にベセスダ・ソフトワークスからリリースされた、PS5『Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)』の感想をお届けします。
- 東京が舞台の一人称視点のアクションアドベンチャー
- 風・水・火のエナジーを使ったマレビトとのバトル
- 日本でおなじみの妖怪や怪談が登場
Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)
プレイ時間 | 40時間(クリア15時間程度) |
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ジャンル | アクションアドベンチャー |
難易度 | 初心者から楽しめる(エイム力が必要) 難易度調整あり |
Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ):短評
『Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)』は、冥界と化した東京を舞台にマレビトたちと戦う一人称視点のアクションアドベンチャーです。
本作は、東京の街が めちゃくちゃすごいです!
日本らしい和の風情と、高層ビル群がひしめく最先端東京との両方が楽しめる 最高の東京観光ゲーム!
渋谷のスクランブル交差点やヒカリエ、109などをオープンワールドで細部まで再現し、街を歩くだけでなく、グラップルポイントを使ってビルの屋上に登ったり、高いところからグライドして滑空すれば、超超気持ちいい!!
口裂け女や花子さんといったマレビトたちのデザインも秀逸で、ビジュアル面は最高!
特性の異なる「風・水・火」のエナジーを使いこなすスタイリッシュな戦闘が夜の東京に映えます!


オープンワールドには「幽霊集め」や「妖怪探し」を始めとしたサブ要素が豊富で、探索重視の楽しさ!
過去イチかっこよくて美しい東京を目撃したいなら 絶対おすすめ!
東京の街を散策するのが楽しい!
『Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)』の一番の魅力は、この東京の街並みだと思います!
東京を舞台にしたゲームは、フォトリアル系やアニメ調などいろいろありますが、間違いなく最高品質!
ディテールが細かいだけでなく、新旧の日本を織り交ぜた現実にはないかっこよさを追求していて、これは「龍が如く」も歯ぎしりするレベル!
夜の東京は煌々と輝くネオンが美しく、ふらりと路地に入ると鳥居や神社が現れる、情緒たっぷりの世界になっています。
探索重視になっているので、街遊びが楽しいのも特徴です。
- 神社のマレビトを一掃してマップを解放する「神社浄化」
- さまよえる魂を集めて解放する「幽霊集め」
- 各地のお地蔵さまをお参りしてエナジーの最大数を増やす「地蔵探し」
- 妖怪を捕まえてスキル解放アイテムをゲットする「妖怪探し」
- 日本にゆかりのある品物(扇子やひょうたんなど)を集める「収集品」
- 怪奇現象を追っていくサイドクエスト
などなど。
箱庭型のオープンワールドは高低差のある立体的なマップになっているので、グラップルや滑空を駆使して探索しまくるのが 楽しい!楽しい!
幽霊や収集品は、「霊視」でハイライトされるので、目的地に向かっているつもりがついつい寄り道してしまうんですよね!
中二感満載のスタイリッシュ戦闘
本作の戦闘は、エナジーを放出して戦うスタイリッシュなエイム戦闘!
- 射程が長く弾数も多いが威力は弱い「風属性」
- 射程は短いが広範囲に攻撃が可能な「水属性」
- 火力は高いが弾数が少ない「火属性」
この3つの属性のエナジーを使ってマレビトと戦っていきます。
やや単調気味ではありますが、攻撃を加えてコアを露出させると「コア引き抜き」というフィニッシュ攻撃ができるようになり、派手派手なエフェクトで パリーン!と粉砕するのがめっちゃかっこいい!
しかも……、その……、なんだ、このかっこよさが 中二クサくてたまらんのですよ!笑
この美しい手の動きを見せるために一人称視点になったんじゃないか?ってくらいかっこよくて惚れます!
エナジーだけでなく、弓矢を使ってのステルスキルや、お札を使った足止めなどもできますが、無駄撃ちはできない弾数になっているので、周辺オブジェクトやパリィでエナジーを補給しつつの戦闘です。



日本の妖怪/怪談が総出演!
本作は、現実世界の東京ではなくて、冥界の東京が舞台になっているので、日本人にはおなじみの妖怪や怪談が総出演しています!
特に、マレビトのデザインは素晴らしいですね!
都市伝説や妖怪のデザインって、『ゲゲゲの鬼太郎』で固定されていたところがあるんですが、『Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)』は 妖怪のイメージをアップデートするだけのデザイン力 があると思います!
グロホラーではなくスタイリッシュホラー(?)なので、「怖い」というより「かっこいい」と感じるデザインが多く、フォトリアルで描かれた妖怪たちは 一見の価値あり!
座敷童やぬりかべ、ろくろ首など、ハイセンスな東京の街に妖怪が生きている風景には感動しますよ!
気になったところ
『Ghostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)』は、普通に良作のゲームだと思いますが、大作ゲームとしてみると物足りなさも感じます。
- 単調気味な戦闘
- もうちょっとひねりがあるとよかった淡白な探索/収集要素
- メインストーリーだけだとプレイ時間がかなり短い(10時間程度?)
- 古風なストーリー
個人的には、古風なストーリーが一番大きながっかりポイントでした。
これだけかっこいい最先端東京を描いているのに、ストーリーは「男性主人公がかよわい女性キャラを助ける」という昭和風味の強いもので、うーん、ある意味では日本らしい……のか……?
メインストーリーが短いので、主人公の動機を簡潔に説明するためには便利だったのかもしれませんが、ストーリーの魅力/没入感は薄いです。

また、大前提として一人称視点のゲームは日本では苦手意識を持っている方も多いでしょうし(わたしも)、三人称視点だったらもっともっと注目を浴びていたんじゃないかな?と惜しい気持ちがしますね。
あまりに大きな期待には答えられませんが、中サイズのタイトルとしては満足のいくゲームになっていると思います!
まとめ
スタイリッシュな戦闘と大都会東京を堪能できる一人称視点のアクションアドベンチャーです!
東京特化の観光ゲームとしては最高で、絶景好きや景色を楽しみたい方には 軽率におすすめできます!
ゲームとしてはボリュームも含めて全体的に淡白な印象なので、ゲームやストーリーに骨太なものを求める方には不向き。
選び方を間違えなければ熱い支持を受けるゲームだと思いますよ!