ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
ミステリーアドベンチャー『ヘビーレイン 心が軋むとき』のプレイを振り返っていきます。
誰が消えて、誰が残り、どんなラストを迎えられたのか?わたしの体験した物語を書いていきます。
【序盤】ホームドラマからの急展開
『ヘビーレイン 心が軋むとき』。
そのタイトルからもパッケージからも、暗くて重たいストーリーを想像していましたが、ゲームを開始してみると、
子供の誕生日パーティのために飾られた部屋(広くてインテリアもいい)に、主人公に駆け寄って遊びをせがる子供たち。
「幸せ」に形があるのなら、たぶん、こういうものなのだろう。と思わずにはいられない光景で、どんなストーリーが展開するのか全く予想がつかなったです。
しかし”ある出来事”によって家族が崩壊し、雰囲気が急転。
たった一つの出来事で、こんなに脆く壊れるものなんですね。
夫婦仲は良好だったし、選択肢としては「互いに手を取り合って乗り越える」というのもあったと思うんだけど、そうはならなかった。
「ヘビーレイン」というタイトルが似合う、雨のような日々が始まりました。
折り紙殺人鬼と子供の失踪
ゲームを進めると、プレイヤーが操作するキャラクターも変わっていきます。
次にプレイしたのは、私立探偵とFBI。
「折り紙殺人鬼」という子供ばかりを狙う連続殺人が起こっているようで、一気にサスペンス色が濃くなってきましたね!
そんな中、メイン主人公「イーサン」の息子”ショーン”が失踪。
「折り紙殺人鬼」のターゲットになってしまったのではないかと、決死の捜索が始まります。
殺人鬼は、
という、犯行手口なので、失踪してからも一定の降雨量があるまで子供の命には猶予があります。
雨が降るほど、子供たちの死が近づく。
「ヘビーレイン」。
タイトル、巧いなぁ。
【中盤】犯人からの試練は乗り越えられるのか?
残念なことに、主人公イーサンの息子”ショーン”は、事件に巻き込まれてしまったようですね。散々だね、イーサン。
イーサンは、犯人からの折り紙を発見。
折り紙を広げてみると、そこには子供への愛を試す”試練”が書かれており、クリアするごとにショーンの居場所のヒントが送られてくるという塩梅で進んでいきます。
第一の試練
第一の試練は…、
初めての激しいQTE(クイックタイムイベント)で、正確な操作を要求されたので焦ってミスりまくってしまった…。
この時はまだ、ことの重大さに気づいていなかったんだけど、1つ目の試練を失敗したのが後々響いてきますね。
1つでも抜け落ちると、ショーンにたどり着くための住所が埋まらないから、もうこの時点で綺麗なクリアは目指せなくなっちゃったってことだよ。
イベント失敗して、車と一緒に大爆発しちゃったイーサンを、偶然同じモーテルに泊まっていた”マディソン”が介抱してくれました。
試練のたびにお世話してくれる人です。ありがとう。
第二の試練
第二の試練から、痛々しい描写が急に増えてきます。
まず、痛かったのは狭い通路を這っていかなきゃならないのに、床がガラスまみれという苦行…。
早く移動すると、腕と足にガラスが刺さりまくっちゃって画面が赤くなっていくので、ゆっくり進みます。
通路を抜けた先には、高電圧が張り巡らされた危なすぎる場所に。
3つくらいのボタンを同時に押えながら、電線に触れないように丁寧に超えていきます。
第二の試練はじっくり操作できるので問題なくクリア。
しかし、イーサンはガラスで腕と脚が血だらけになっていたので、痛い、痛い…。
なんかもう、自分の死も厭わないような雰囲気ですね、イーサンは。
またまたモーテルでマディソンが介抱してくれました。
第3の試練
第3の試練は単純明快。
携帯電話から流れる機械的な女性の声が
と、煽りをかけてくるんだよ。
やるしかない…、やるしかない…、
だぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁ!
試練はクリア。
しかし、いろいろあって主人公イーサンには折り紙殺人の容疑がかかっており、周囲を警察に囲まれてしまいます。
これがね、これまで自分がプレイしてきた刑事たちとストーリーが交錯していて、いいんだよ!
刑事視点と助けに来たマディソン視点で、画面が2分割され、今にも突入されそうな状態の中で出口を探すので、
第4の試練
第4の試練は、難しくはないものの、プレイヤーは悩ましい選択を求められます。
さぁ、あなたならどうする。
わたしは撃ちました。
以前までなら、もっと考えて、ためらったと思うんだけど、最近は、自分が『ヘビーレイン 心が軋むとき』というドラマの視聴者だったら、
で選択するようになってきたなぁ。
感情移入してたら撃てないよ…。
マディソンの危機
話は変わります。
試練の最中も、キャラクターはいろいろ切り替わっており、核心に近づいて来ました。
マディソンも独自に犯人を捜しますが、疑わしい人物に会いに行って、なにも考えず出されたもの飲んだら監禁されてしまった!
しかし、時すでに遅し!
起きると、手と足を縛られ、血だらけの台の上に。
ここは、たぶん、操作ミスったらマディソン死ぬなと直感しました。
電気工具を持って襲ってくるので、残酷なエンドになるに違いない。
QTEミスらないように…、ミスらないように…と思えば思うほど、ドキドキ、ドキドキして、一番恐怖した。(無事に脱出)
【終盤】最後の試練と分岐
最後の試練の前、第4の試練をクリアしてしまったことに苦悩するイーサンは、マディソンとなんだかいい雰囲気に…。
ここでマディソンとキスをするか選べるんだけど、シナリオの流れ的に「キスしない」を選択。
と、微妙な空気を流しておいて、息子のショーンを助け出してから、ハッピーなのが美しいと思ったからね!
(と、熱弁しているが、実はここがシナリオ分岐で「キスしない」を選択したわたしにマディソンとのハッピーエンドは訪れないのだった…)
最後の試練
最後の試練も難しいというよりは、「悩ませる」タイプの試練。
試練は全部で5つありますが、ここまで進めたプレイヤーなら、どうしたいかはもう心に決めて迷わないんじゃないですかね?
本当は自己犠牲が美しいというのも嫌だし、”その後”の孤独について考えないこともないですが、まだ母親がいますから。
この試練はイーサンの贖罪になっているよね。
冒頭の”ある出来事”を悔いているイーサンが、息子のショーンを助けることは、もう一人のショーンを助けるという意味合いもある。
それにわたしはもう、前回の試練で人の命奪ってますし、第一の試練の失敗でヒントが欠けちゃっているので、何を優先してもショーンを助けるべく一瞬で決意しました。
ラストのシナリオ分岐
5つ中4つの試練をクリアしたイーサンですが、ヒントが1つ欠けているため、ショーンのいる住所が3択になっていました。
ここまで来てバッドエンドもつらかったから、正しい住所を選んでショーンを救出。
真犯人には驚いたけど、散らかった伏線がイマイチ回収されてないですね。
鉄道がどうとか、意識障害がどうとか…。
それともわたしの選んだストーリーでは描かれなかっただけなのか…?
わにやまさんが紡いだストーリー振り返り
全キャラのストーリーは振り返れないのでかなり端折っていますが、ここで簡単にわたしのシナリオ分岐を紹介。
まとめ
『ヘビーレイン 心が軋むとき』について何も知らずにプレイしたので、序盤からの急展開は予想外だった。
息子を助けたい一心のイーサンを中心に、様々な人間の視点で一つの事件を追い、交錯していくのが面白く楽しめました。