【レビュー】美しくもの寂しい砂漠を放浪し風によって導かれるアクションアドベンチャー|風ノ旅ビト


ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

PS4/PS3のダウンロードソフト『風ノ旅ビト』の感想。

どこまでも続く砂の世界で風と旅するアクションアドベンチャー。

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風ノ旅ビト

プレイ時間 2時間
ジャンル アドベンチャー
難易度調整 なし(難しくない)

美しい砂の世界で風にのるAADV

風に乗る心地よさを感じられるゲーム性

『風ノ旅ビト』は、広い砂漠をプレイヤーの足が赴くままに放浪していくアクションアドベンチャー。

寂しさと美しさが混じった砂漠の世界を楽しむことができる。

『風ノ旅ビト』の主人公は、自由にジャンプができないし、歩きもすごく遅い。

広い、広い砂漠に放り込まれるわりには、アクションが野暮ったく、

うーん…まぁ、雰囲気ゲームかなぁ

と、感じたんだけど、「風に乗る」ことができるようになると印象が変わる。

大ジャンプが可能になる文様

点在する不思議な文様に触れると、主人公はふわりと飛べるようになるのだが、これがとても気持ちいい。

実際には「大ジャンプ」と言った方が近いアクションなのだが、独特の浮遊感によって飛んでいるような心地よさを感じられる。

『風ノ旅ビト』というタイトルに偽りなく、”風”によって面白みがわかるゲームになっている。

ただ広大な砂漠を放浪するゲームではなく、先へ先へと進んで行くゲームスタイル。

文様を起動させて、祠へと続く橋をかけたり、謎の脅威となる敵から身を隠したりと、高いテクニックは求められないものの、ギミックを動かしていく刺激も感じられる。

アクションと演出の緩急がうまい

ゲーム全編は2時間程度なのだが、常に感じていたのは”緩急のうまさ”

主人公の通常アクションが野暮ったい分、風に乗った時の心地よさが一層感じられる。

砂世界を歩いている時には、デコボコとした勾配で、登るときはもっさりと遅く、下りは斜面を一気に滑走する。

長い滑走シーンはめちゃくちゃ気持ちいい!

この”緩”と”急”の使い分けによって、不思議と歩を進めることがやめられなくなる。

緩急は、アクションだけではなく演出でも感じられた。

独特のタッチで描かれる砂漠は、じっと見つめていたくなる魅力がありつつ、強制スクロール中に展開する風景には動きがあり非常にドラマティック。


このダイヤモンド富士のような景色が見られるシーンは、本当に綺麗で見惚れてしまった…。

また音楽が素晴らしく、風と風景と音が生み出す芸術性がとても高い。

「語り」も何もないのに、なぜかグッときてしまう。

気になった所

わかりやすくはない情緒的な面白さ

風に乗るアクションの心地よさと、演出の才で、面白みは感じるものの、情緒的な魅力が大きいので、楽しめるかどうかは人によってかなり分かれるだろうと思う。


アクション性は高くないし、敵…と言っても見るイベントに近いので、あくまで芸術世界を放浪するような気持ちでプレイするのがいい。

序盤は特に、野暮ったい動きが多いので、最初の時点で「おもしろくない」と感じてしまうと印象を引きずったままプレイを終えてしまいそう。

雰囲気ゲームが合わない人は手を出さないのが無難。


まとめ

風によって道を阻まれたり、また、風によって導かれるゲーム内容に、思考を巡らせてプレイするのが面白い作品。

アクションの心地よさや、風景による芸術性、音楽の良さは感じられるが、はっきり好みが分かれそう。

独特のタッチで描かれた美しい砂漠世界。
芸術の中を散歩するような気持ちでプレイすると楽しめる。

MY POINT
「滑走」や「風に乗る」アクションが心地よく、ゲームタイトルと面白さが綺麗に重なるのが好きですね。

やはりゲームとしての物足りなさによって、わたしの中では”雰囲気ゲーム”という言葉に収まってしまうんだけど、プレイタイム2時間程度なら美術館に行くような感覚で遊べたかな。
景色と、そして、音楽がとても好き。

コメント

  1. タロン より:

    知ってるかもしれませんが、これオンライン対応なんですよね

    時を同じくして見知らぬ旅人が現れて、近寄ってみると限られたアクションでコミュニケーションを取るんです

    それで、そのまま一緒に旅して最後まで進みました
    ラストには別れてしまうんですが
    演出も相まって一期一会が切なくて楽しかったのを覚えています

    緩く繋がるオンライン要素を上手く取り入れた作品でしたよ

    • わにやまさん より:

      旅人ってオンラインのリアルプレイヤーだったんだ!
      全然気付きませんでした((^^;)

      一瞬、後ろ姿を見ただけで、どこかへ行ってしまったので、出会うことはなかったんですよね。
      ストーリー上の演出だと思ってました。

      そんな素敵な演出を体験できなかったのは残念(>_<) 休日にプレイしたら、出会えたりするのかなぁ?