ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は、『ライフイズストレンジ』をプレイ日記風にまとめて振り返りたいと思います。
プレイヤーによって選ぶ選択肢が異なるので、わたしのストーリーを書いていきます。
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5年ぶりの不良親友との出会い
物語の起点は、不良少女「クロエ」が銃で撃たれる場面を見てしまった主人公「マックス」が時間を巻き戻して「クロエ」を助けるところから始まります。
時間を巻き戻すことで、選択肢を選びなおせたり、どうやって撃たれる運命を変えるかなど、チュートリアルとしても機能していましたね。
舞台が学校ということもあり、登場人物がまぁ多い!
最初はまったく知識がない状態なので、多人数への聞き込みは大変だったなぁ。
少し先の世界へ連れて行ってくれるクロエ
不良少女のクロエは、地味めで内気な主人公マックスを少し遠くの世界へと手を引いてくれる存在です。
クロエはね、わたし個人的にも好きなキャラクターです。
マックスが持ち合わせていない、「良い子」の枠の外に生きている姿はまぶしいですね。
青色に染めた髪だったり、敵を作ろうが気にしない大胆さ。
だけど、信頼できる「誰か」がいない不安定さがクロエという人物を愛させます。
線路を歩くシーンなんかは、『スタンドバイミー』を彷彿とさせる「ザ・青春」ですね。
秘密基地のような廃品置き場など、ベタだけど青春の小道具としては最高ですよ。
クロエとの友情が深まるころには、もうこのゲームが好きになっていました。
ケイトは救えた?事件が動き出す
クロエとの絆が深まっていき、青春物語をたっぷりと楽しみながら、事件が少しずつ動き出します。
町を牛耳るボンボンの息子が絡むクスリの事件、クスリの被害者となり悩む「ケイト」。
これまで選んできた選択肢によって、少しずつ物語が変化していっているのを感じます。
最終的に、わたしはケイトを救えなかった。
これまで選んだ選択肢的には、ケイトを助けられたと思うんだけど、そのほかの説得部分でミスしちゃったんですよ。
でもね、不思議とやりなおそうという気は起きなかったんですよね。
物語の流れに身を任せて、間違った選択肢も受け入れて、不可逆の世界を楽しもうという感じ。
「時間を巻き戻す」というコンセプトとは正反対なんですけどね。
宝物が奪われる瞬間
夜の学校にクロエと忍び込み、ナイトプールを楽しむなど、青春物語としての価値がぐんぐん上がっていきます。
過剰な依存と、スキンシップによる女性同士特有の空気感をうまく捉えていますね。
そんな中、主人公「マックス」の新たな能力、過去の写真の時間軸へタイムリープできる能力というのが出てきました。
お父さんが事故で亡くなってから、不良の道へと突き進んでいったクロエを助けるために、子供時代に戻って未来を変える。
なるほど。こうやって現在すら変えていくことができるんだと感心してしまいました。
しかし、お父さんを助けると、今度はどこかにひずみが出てくるもの。
現在に戻ってみると、そこには死ぬ運命を回避したクロエの父がいたものの、理想の未来像とはかけ離れた現実が待っていたんですね。
ライフイズストレンジの虜になった瞬間
ゲーム序盤で、クロエとの宝物のような時間を過ごしたプレイヤーから、宝物を根こそぎ奪っていく驚きの展開。
この瞬間にわたしは『ライフイズストレンジ』の虜になりました。
痛みをともなう友情は、わたし自身痛いほど経験しているので、まるで自分のことのように感じられたんですよ。
主人公の「マックス」も、親友の「クロエ」も、ゲームの中の登場人物なのに、自分の中の「大切ななにか」を投影しているように思えました。
親友を守るために何かを捨てるという決断。
高校生の女の子にはあまりに重すぎる選択ですが、ゲームという性質上、プレイヤーにもその痛みが伝わってきて、
と、今までにゲームで感じたことのない新しい体験をしました。
事件を追ってサスペンス色が増す
クロエとの日常が戻ってくると、物語は大きく動き始め、この町で起こっている事件の真相へと一気に近づいていきます。
クスリの被害者になった「ケイト」、失踪したクロエの親友「レイチェル」を追って、証拠品探しをしているときは、探偵気分でしたね。
多くの証拠品の中から、必要な情報を取捨選択していくのは推理力が求められて面白かったなぁ。
そしてようやくつかんだ秘密のアジトで、物々しい地下室を発見。
子供の過ぎた遊びだと思っていた事件の数々が、狂気的な極悪犯罪へと輪郭を変えていく瞬間は、『ライフイズストレンジ』で度々思い知らされた秀逸なシナリオを再び突き付けられた瞬間でしたね。
タイムリープの連続で未来を変える
狂気的な極悪犯罪が主人公「マックス」へと向けられ、危機的な状況で写真を介した「タイムリープ」を連発するのは、いよいよ物語がクライマックスに近いことを予感させてくれます。
だけど、どの時間軸へ戻っても、うまくいかない。
どこかでほころびが出て大切なものを失ったり、取り戻したり…。
わたしはもうマックスにもクロエにも感情移入しまくってますから、そのたびに胸がキリキリと痛んで抜け出せない暗闇の中を走りつづけている気分でしたよ。
ラストに迫られた選択肢
町を襲うトルネードを止めるか、否か。
プレイヤーは最後の選択を迫られます。
もちろん、トルネードを止めるには大きな痛みが伴うんですね。
これがゲームじゃなくて映画やドラマで、物語を客観視していたなら「トルネードをとめる」方が物語の結末としては美しいと思いました。
だけど、プレイヤーとなっていざ主人公の視点で選択肢を迫られると、わたしはトルネードをとめることができなかった…。
わがままかもしれないけど、100人の他人が生きているより、たった1人の大事な人がいる世界が好きなんですよ。
大事な人との関係がずっと続くとは思っていないんだけど、それでも自分だったら間違いなくトルネードは止められない。
まぁ、正直、最後になんて決断をさせるんだと思いましたよ。
どちらを選んでも痛いじゃないか。
まとめ
アドベンチャーゲームって、こんなにも人を夢中にさせるものかと、衝撃を受けました。
物語の展開が気になりすぎて、自分でも信じられないスピードで一気にクリアまでプレイしてしまいましたよ!
またもや女性主人公というバイアスが特別な魔法をかけてくれた気がします。
コメント
このゲーム、何度か名前と面白いという話を聞いてましたが、ゴーストトリックみたいな感じですね(まあ、ゴーストトリックは主人公の記憶を探る物語ですので、方向性は全然違いますが)。幼少期に戻る展開はゴーストトリックのラストとけっこう似てますし。
「何かを得て、何かを失う選択」か。これは確かに、リプレイ性が高いですね。巨影都市には物語の変化を期待してましたが、ほとんどありませんでした。
わたしも発売前から気になっていたタイトルではあったのですが、アドベンチャーゲームだと知って興味の対象から外れたタイトルだったんですよね。
C-rexさんは『逆転裁判』もそうでしたが、アドベンチャーゲームお好きなんですね!
わたしも遅ればせながら、『ライフイズストレンジ』で魅力にどっぷり浸かりました。
いや、僕もアドベンチャーは好きじゃないです。たまたま、タクシューのタイトルが好きなだけですよ。
えー!
好きじゃなかったんですね。
それは失礼しました^ – ^
読んでいるだけでもの凄く楽しんでもらえたんだなーってのが伝わってきます。
青春の甘酸っぱさを微笑ましく見たり、一緒になって怒ったり、衝撃を受けたり、選択肢に葛藤したり、、
インタラクティブアドベンチャーを最大限に満喫してるなーと思いました笑
小道具とかが本当に丁寧で没入感上げてくれるんですよね。
絵画調のグラフィックも優しいタッチで癒されます。
男の自分よりも遥かに感情移入できたみたいで女性なのが少し羨ましいですw
選択肢の重みを感じられる同系統の作品だと「ウォーキング・デッド」もオススメです!
Z指定なんで残虐な描写もありますがだからこそ重みを感じられる作品です。
人間ドラマが濃密に描かれていて映画が好きな人はハマるんじゃないかなーと思います。
この作品も感情移入度、切なさ、感動はピカイチだったのでよろしければ是非!
10時間くらいでクリアできるので濃密な時間過ごせると思いますよ。
いやー、すごく素敵な作品でした!
近しい人間との付き合い方や、言葉の選び方など、女性同士ならではのやりとりに自分の経験が重なってしまって、異常なまでに感情移入してたと思いますw
(だからラストの選択肢が…)
良い意味で振り回されて、自分の中のアドベンチャーゲームの位置付けがひっくり返っちゃいました^ – ^
苦手だったジャンルも、運命的に好きなゲームに出会えると、不思議と楽しめるようになるので、『ウォーキングデッド』も気になります!
ドラマ未視聴なのと、ドラマでは臓物がどーのこーのと聞いてたのだけ、不安ではありますが((^^;)
前回に引き続きオススメ教えてもらえて嬉しいです。
『ライフイズストレンジ』で、早くもウユニさんのオススメには心を持っていかれてますから٩(๑•̀ω•́๑)۶