ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4/XboxOne/PC『ライフイズストレンジ』の感想を書いていこうと思います。
少なくない数のアドベンチャーゲームをプレイしてきましたが、『ライフイズストレンジ』は最高傑作です!
その魅力を少しでも伝えられたらと思います!
このゲームの記事 | |
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Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)
プレイ時間 | 25時間(クリア:13時間) |
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ジャンル | アドベンチャー |
難易度 | 誰でもプレイできる 攻略情報なしでクリア可能 |
ライフイズストレンジ:短評
時間を巻き戻す力を得た高校生「マックス」が、最悪の未来を変えるために奮闘するアドベンチャーゲーム。
『ライフ イズ ストレンジ』は、特別な魔法にかかっているゲームです。
絵画調のグラフィックが醸し出すアートな空気感、小物の数々によるリアルな人物描写、「時間を巻き戻す」という力を使ったギミック。
というテーマで魅せる恐ろしいシナリオには、ゲームの枠を超えて、特別な”何か”を揺さぶられました。
また、青い髪が印象的な不良少女、クロエとの青春体験がたまらなく眩しいんですね。
夜の学校に忍び込んだり、線路の上を歩いたり、秘密基地で語り明かしたり…。
過剰な依存すらも感じられる女性同士の友情をリアルに捉えています。
永遠にも思えるような、一瞬の青春が切り取られており、プレイヤーの心に強く残る。
そして、宝物のような青春体験から、サスペンスへと転じていく様は、圧巻の一言。
アドベンチャーゲーム史に残るであろう、正解のない”最後の選択”を突きつけられた時の衝撃は忘れられません。
間違いなく、人生最高のゲームの一つです。
時間と写真のトリックで見せる圧倒的シナリオ力
『ライフ イズ ストレンジ』のシナリオは本当にとんでもない…。
主人公のマックスは写真家を目指しており、”写真”というアイテムが重要な役割を果たします。
というのはよくあるネタだけど、鉄板だからこそ、やはりシナリオとの相性の良さを感じざるを得ません。
過去に飛び込んで歴史を変えると、これまで撮っていた写真が変化します。
思い出が消えていくときの心の痛みは、セリフで多くを語るよりも写真1枚の変化によって胸をエグられるものですよね。
宝物のような青春を体験した後の、全てがひっくり返るような展開。
青春にフォーカスしていると見せかけて、大きな事件によってサスペンスへと転じ、プレイヤーを悩ませる”最後の選択”へと帰結する…。
これを超えるシナリオにはまだ出会えてません。不動のNo.1。
女性同士の友情を捉えた青春体験
『ライフイズストレンジ』が特別なゲームなのは、親友クロエとの青春体験が目がくらむほどに眩しいからだったりします。
このクロエとの青春が、ほんっと、最高なんです。
不良少女クロエは内気なマックスの手を引いて、少し危なくて楽しい世界へ導いてくれる存在です。
久々の再会を果たした幼馴染の親友と絆を深めていく物語は、自分が体験したかつての青春時代を思い出すものばかりでした。
このゲームは、ほんと、反則……。
夜のプールに忍び込んだり、線路の上をふたりで歩いたり、秘密基地で秘密の射撃をしたり…。
悪巧みや秘め事に満ちた、宝物みたいな青春をゲームの中で体験できるんです。
女性同士の友情は時に、恋にも似た親密な関係が芽生えることもありますが、マックスとクロエの関係はまさにそう。
手を繋ぐ、抱きしめる。といったふたりの仕草にドキッとする一方で、今にも崩れてしまいそうな不安も掻き立てられる。
この友情を手放したくない。と思わされます。
ぶっきらぼうで、危なっかしくて、強そうに見えて弱い。
孤独と脆さを抱えたクロエという親友がプレイヤーを捉えて離しません。
恐るべき最後の選択肢
わたしは少なくない数のアドベンチャーゲームをプレイしてきましたが、『ライフイズストレンジ』の”最後の選択肢”はアドベンチャーゲーム史に残る衝撃があると思います。
『ライフイズストレンジ』には真エンドというものが存在しないんです。
大切なものはたったひとつしか選べない。
突きつけられる選択に苦悶するはず。
わたしは最後の選択肢を見た瞬間、愕然としました。
って、膝から崩れ落ちましたよ…。
クリア後には、世界中の人が選んだパーセンテージを見ることができるんですが、「49% / 51%」とまさに真っ二つ。
いかに正解のない選択を迫られることになるのかがわかります。
あなたはどんな選択をするでしょうか?
オブジェクトをはじめとするリアルな人間描写
『ライフイズストレンジ』全体から流れる空気感の良さは、他のゲームがなかなか真似できない繊細さがにじみ出ています。
主人公がアート系の学校に通っていることもあって、登場するキャラクターや訪れる部屋には個性があり、キャラクターそれぞれに異なるインテリアはどれもセンスが抜群。
どこにでもありそうながら、美しい絵画タッチの世界が広がっています。
”写真”というテーマは映像表現にも活かされていて、被写体の捉え方や、ピントの合わせ方、光の使い方の細部に至るこだわりが、本当にドラマを自分で紡いでいるような没入感を生み出します。
ライフイズストレンジに出会うことは幸か不幸か
『ライフイズストレンジ』は素晴らしいゲームですが、人によってはこのゲームに出会ってしまったことを後悔してしまうかもしれません。
とんでもない破壊力を持っているシナリオは、素晴らしいが故にちょっと自分でも信じられないくらい泣いてしまうんです……。
恥ずかしい話だけど、わたしはほんと、ポロポロポロポロと泣いてしまいました。
”最後の選択”に正解がないということもあって、ゲームクリア後にもずっと胸の中で葛藤が続きます。
「カタルシス」と言えば聞こえはいいですが、わたしにとってはそんなに良いものじゃなく、心にぽっかり穴が空いたような苦しい時間を味わいました。
泣きたくない人にはおすすめしません。
まとめ
写真と時間のトリックが効いたアドベンチャーゲーム最高傑作です。
という遊びやすさによって、アドベンチャーゲーム初めての方でも手に取りやすいと思います♪
演出、シナリオ、キャラクター描写、ローカライズ含めて本当に素晴らしい作品なので、ぜひ多くの人に手に取っていただいて、青春を楽しんで、そして、最後の選択肢で苦悶していただきたい。笑
唯一、エモいのが苦手な人にはオススメできないかな。
『ライフイズストレンジ』は、わたしにとってとても特別なゲーム。
人生最高のゲームの1つです。出会えて本当によかった!
間違いなく「ゲーム」なんだけど、ゲームとして面白かったとか、そういうものを飛び越えて、自分の中の「特別な何か」を揺さぶられるゲームでした。
眩しい青春体験がずっと宝物みたいに心の中に残っていて、ずっと大切にしたい大好きな作品。
コメント
わにやまさんの感想など拝見して、ライフイズストレンジを再開しました。
私はPCでプレイしているのですが、どうやら日本語化して満足して終わっていたようです。久々にセーブデータを開いたら先生の授業からでした(笑)
私は最近和ゲーの萌え萌えしいキャラが苦手な状態なので海外のやや怖いモデリングに安堵を覚えてしまいます。
普段は内気なマックスが、時間を戻す時だけ厨二感のある構えをするのがお気に入りです。
現在序盤をちまちま進行しておりますが、わにやまさんが力を入れて感想を書いてしまう魅力がわかるような気がします。
なんと!笑
実質、未プレイだったんですね!
わたしも人物描写に関しては自然体が好きです^-^
ライフイズストレンジは、見た目がちょっと怖いですが…。
言われてみれば、たしかに厨二っぽい構えしてますねw
いやー、つぐみさんがどんな感想をお持ちになるのか非常に気になります(◍•ᴗ•◍)
本作の話は結構してるんでどんなレビューになるかは予想付いてましたがまとめてみると読みやすいですね。
青春回想ってだけでセンチメンタルになるのに展開も切ないから胸が痛い笑
自分はハッピーエンドもバッドエンドも余韻を残してくれるものだったら好きなんで
戻す側の選択でもとても気に入りました。
終盤の展開は確かに冗長でしたね笑
タイムスリップって昔からありふれた題材ですけど本当に見せ方が上手かった。
オススメしてばっかであれですが時間題材系だとシュタインズゲートもオススメですね!
まぁかなり癖強くてとっつきづらいんですけど感動必至です笑
ノベルゲーなんで親しみ薄いかもしれないですが来春にリメイクも出ますし是非気が向いたときにでも。
ありがとうございます!
わたしはハッピーエンド大好きなんですよ^-^
それ以外が嫌いとかではないんですが、余韻を引きずりすぎて精神的につらい部分はありますね。
ライフイズストレンジに限らず、感情移入しすぎなんだと思います((^^;)
『シュタインズゲート』は聞いたことあります。
リメイクされるなら、良いタイミングですし挑戦してみようかなぁ。
いつもおすすめありがとうございます!
うとい分野なので、教えていただけるのはとても嬉しいです^^*
ライフイズストレンジは、僕も今年に入ってからクリアした一本ですね。
時間を巻き戻すアイデアはゲーム的で画期的なアイデアなのですが、考えてみたら2007年にニコラス・ケイジ主演の映画「NEXT」でかなり近い事をやってたのを思い出しました。
カフェで気になっている女の子の店員に話かけるのに、何度も失敗しては巻き戻して成功するまでトライしたりw
基本はSFなんですが、こちらもおもしろいので未見でしたら是非。
ライフイズストレンジのようなアドヴェンチャーゲームだと、僕のイチオシはPS4でも出ている「BEYOND TWO SOULS」ですね。これは、エレン・ペイジ演じる超能力少女とウィリアム・デフォーが演じた科学者の話で、ロードムーヴィーのような作りが自分的にツボでした。
「BEYOND TWO SOULS」!!
実は、気になっていたタイトルなんですよ^^*
たしか、PS4はダウンロード版しかなくって、躊躇していたんですよね。
LOBOさんのイチオシなんでプレイしてみたいなぁ♪
ニコラス・ケイジのそんな映画があったんですね。
カフェのくだり面白そう。笑