ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4/XboxOne/PC『ライフイズストレンジ』のストーリー感想。
今回は、前日譚をプレイしてから改めて本編をプレイした視点も交えて書いてみようと思います。
時間を巻き戻す力を得たマックスが体験する、不思議な一週間。
エピソード1:サナギ
いきなり前日譚の話から入ってしまうんだけど、『ライフイズストレンジ ビフォアザストーム(以下:bts)』でマックスがいなくなった後のクロエの孤独を体験した後だと、
という、その事実だけで胸が踊ってしまう。
わかってる。ちょっとおかしいよね。笑
写真を勉強してるマックス。
ジェファソン先生の授業中からゲームは始まるんだけど、
早くクロエに会いたい!
という気持ちが爆発しそうになる。
もちろん、すぐ会えることになるんだけど、そうだわ、忘れてたわ!
詳細は書かないけどさ、久々の再会を喜ぶには…、
つらすぎるシチュエーションでしょうよ!
というか、トイレに向かう道中には失踪中のレイチェルを探すビラがそこら中に貼られているから、
としんみりしてしまう。
レイチェルへの感情が新たに生まれているのは、紛れもなくbtsをプレイしたからですね。
よくよく日付を見ると、レイチェルはもう6ヶ月、半年も失踪していることになる。
家出ってレベルじゃないじゃん。
トイレでの再会
いよいよクロエとトイレで再会。
まぁ、この時点でマックスは青髪の女性がクロエとはわかってないし、物陰に隠れているからクロエもそこにマックスがいるとは気づかないんだけどね。
この時の感情をなんて表現したらいいだろう。
すごく難しい。
会いたかったよー!
って、感情爆発させて飛んで喜びたい気持ちと、その後見なければいけないシーンの重さがグラグラと心の中で揺れる感じ。
だって、クロエは撃たれて死ぬんだから。
この時にマックスの「時間を巻き戻す」能力が覚醒。
時間を巻き戻してトイレの非常ベルを鳴らし、パニックを起こすことでクロエを助けます。
非常ベルを鳴らすまでに、もう一度クロエが撃たれるから、うん、ほんと、つらいよ。
L2ボタンによる巻き戻し機能を練習させるには、
駐車場での再会
トイレでの一件によって、クロエを銃で撃った”ネイサン”から絡まれていると、おんぼろトラックで颯爽と現れるクロエ。
ここで初めてお互いを認識するんですね。
本当の再会。
いや、でもね、わたし知ってますよ。
このイベントが起きる前に駐車場にクロエの車があるんだけど、すごい停め方なの。笑
スペース2コ分を潰すように停められてるの見た時は、クロエらしさが出すぎていて笑ってしまった。
「えらそうでイライラする」
ってマックスも言っちゃってるしね。笑
前回遊んだときは、この車がクロエのだって知らなかったから、気にもとめてなかったけど、btsでは自分でこの車を直して走らせたから、こんな小ネタも楽しめるなぁ。
5年ぶりの親友
クロエの車の中で過ごす時間は、『ライフイズストレンジ』の中でも特別です。
5年ぶりの親友との再会。
初プレイの時は、5年間連絡をとってなかったことを責められることに申し訳なさを感じてた。
でもね、btsをプレイした後だと面白いんですよ。
マックスがアルカディア・ベイを去った後、クロエがいかにマックスを求めていて、ずーっと大好きだったかを知っているので、クロエの皮肉が全部愛情の裏返しに聞こえるんだよね!
「こら”ありがとう”は?」
「つまり あたしのために戻ってきたわけじゃないと」
「5年間 音沙汰もなかったんだ」
「よく言うよ 電話くらいできただろ」
「シアトルで新しい友だち作る気だったんだろ?」
「戻ってきて 1ヶ月も連絡よこさなかった言い訳は?」
むしろ、皮肉を言えば言うほど、愛しくてたまらなくなるという謎のループ。
内心めっちゃ喜んでんだろうなと思うと、ニヤニヤが止まりません。
ほんとに、『ライフイズストレンジ ビフォアザストーム』をプレイしてよかった。
楽しかった『ライフイズストレンジ』というゲームが、さらに輝く舞台照明みたいなゲームなんだもん。
いろんな角度からこのゲームを照らしてくれるから、余計に眩しくなる。
クロエの家
5年ぶりの再会だと言うのに、自然と家に招き入れちゃうところは、あぁやっぱり親友なんだなと思う瞬間。
クロエを助けた時にトイレで撮った写真が見つかって、マックスがクロエを助けたことがバレます。
「トイレの非常ベル マックスの仕業?命の恩人じゃん…」
「マジかよ ヤベえ!」
一気に機嫌が良くなって、はしゃいじゃうクロエは大好き。
父の遺品であるカメラをマックスにプレゼントするとき、クロエは「ふぅ…」と肩で息をする。
この一瞬の仕草にグッときちゃうのは、きっとbtsで父親の影を追い続けるクロエを見てきたからなんだろうな。
気分を変えるためにダンスでノリノリのクロエを見たときかな。
たしか、初プレイの時はここでクロエに惚れた!
「なんか湿っぽくなったな… よし 気分を変えて 踊りまくろう!
ほら マックスも踊るんだよ!どうした 恥ずかしいのか!?
じゃ そのカメラであたしを撮って」
内気なマックスの手を引いて、楽しい場所へと連れて行ってくれるクロエ。
と感じて、すごくクロエが魅力的に見えました。
エピソード2:時間切れ
ダイナーでの朝食シーンもいい思い出。
って言うか、
時間を戻す能力を使って、クロエのポケットの中身を言い当てたり、これから起きることを予言したり…。
実際には、先にポケットの中身を見せてもらって時間を巻き戻し、起こった未来を見てから巻き戻して予言するんだけど、これは楽しい。
「マジかよ。首のあたりに鳥肌たちまくったぞ」
「偉大なるマックス様 おみそれいたしました…」
クロエの、この、正直な反応はプレイヤーをいい気分にさせてくれるんだよね〜。
って、気が大きくなる。
なんか、学生時代の放課後を思い出しちゃうようなシーン。
「誰かをぶん殴ったって 時間を戻すだけでなかったことにできるんだぞ!」
クロエは使い方の発想が不良だけどね。笑
マックスと廃品置場
クロエの秘密基地である「廃品置場」にやって来たふたり。
そして見つけました。名前の落書き!
初めてプレイした時とbtsプレイしてからだと、このシーンへの思い入れが段違いだったなぁ!
クロエを操作して自分の手で名前を入れて、レイチェルにも書かせたから、この場所に名前を書き入れることが特別な儀式のような気持ちになる。
「CHLOE WAS HERE
Rachel WAS HERE」
に加えて、「max was here」を加筆。
「間に入るつもりはないけど… 私も来たんだし」
クロエを5年も放っておいて勝手だなとは思うけど、こういう時、レイチェルにちょっと妬けちゃうよね。
3年の時を経て、ついに3人の親友が揃ったみたいでうれしい。
線路で危機一髪
線路の上で過ごす時間もまた最高。
時間の流れがゆっくりに感じられる。
そうそう、btsではここで、レイチェルがワインをラッパ飲みしてた。
「5年ぶりなのにさ…全然そんな気しない
レイチェルがいたらよかったな…
口が減らないとこもそっくり。きっと3人で親友になれるよ」
一度でいいから、マックスとレイチェルが会って話してるとこ、見てみたかったなぁ。
線路からクロエの足が抜けなくなるシーンでは、2種類の救出方法があるんだけど、わたしは列車の進路を変えちゃう方が好きです。
クロエの手を取って救い出すから、こちらの方がドラマティック。
ク「また助かった…すげ…マジで命の恩人だよ!」
マ「でもこの力…いつまでもつか分からないよ」
ク「関係ないよ…あたしたちさえ ずっと一緒なら」
ケイトの運命
ク「最悪から最高の一週間になったな」
マ「最強コンビの復活だもん!」
ついに、5年の空白を超えた感を得られるいい掛け合い。
マックスとクロエは、正直な気持ちを言い合えるところがいいよね。
すぐ調子に乗るクロエを疎ましく思ったり、ヘマしたマックスに怒りをぶつけられたり、お互いに”合わせよう”としていないところがとても好き。
しかもこの後、授業中にクロエから求婚されてるしね。
ク「ガンスリンガー マックス 結婚しよう」
マ「オレゴンじゃ違法だよ。今はね」
ク「知るもんか 駆け落ちしようぜ」
超仲良しじゃん。笑
学校では、大きな事件が発生。
ケイトといういじめられていた女子生徒が飛び降りようとしているので止めに入ります。
ここだけは唯一時間を巻き戻せないから一発勝負。
初プレイ時は助けられなかったのですが、今回は助けました。
以前、助けられなかったとき、実は心の中でホッとした自分もいたんだよね。
これまでのマックスとケイトとの付き合いは知らないけど、ゲームが始まってからのケイトとはずっとマイナス面で付き合って来たから、あんまり楽しくなくって…。
自殺を止めても、この先もずっと気にかけて励まし続けなきゃいけないのかと思うと気が重い部分もありました。
結構ひどいでしょ、わたし。
でもね、人間関係にはプラスとマイナスが必要。
助けを求めてマイナスで繋がるのは意外と簡単。人は同情してくれるから。
だけど、マイナスばかりだとその関係は続かない。
関係を続けたいと思うのなら、プラスは絶対に必要。
プレイヤーは、ケイトとマイナスでしか繋がってなかったから、ケイトへの気持ちの作り方が難しかったんだよね。
エピソード3:カオス理論
ケイトの未遂事件は誰の責任なのか、校長室で話をすることになったマックス。
責任があると思う人物を一人、挙げることになります。
- ネイサン(金持ちのやばい生徒)
- デイビッド(クロエの義父、警備主任)
- ジェファソン(学校の先生)
初プレイ時は、「ジェファソンを責める」を選んだので、今回は「ネイサンを責める」を選択。
そしたらなんと、マックスも責められて停学に!!
停学なんて経験していなかったので、この展開はびっくり!
こんな分岐があったんだ!
その後、いろんなところで停学ネタが見れて新鮮でした。
悪巧みこそ青春
その夜、警備主任の義父デイビッドから学校の鍵を盗んだというクロエと夜の学校へと侵入。
マ「ついに犯罪者の仲間入りだね」
ク「誰が犯罪者だ…」
マ「クロエしかいないでしょ…」
校長室のドアを開けるため、手製の爆弾を作るマックス。
徐々にクロエ色に染まっていく感じがして好きです。
2人とも爆弾にテンション上がりまくりだしね。
ちょっと悪いことをしている時ってなんでこんなに楽しいんだろう。
いや、違うね。
悪いことしてる時のクロエが楽しそうだから、こっちまで嬉しくなちゃうのかもしんない。
ここでのトリックめっちゃ好きなんだよね!
ドアを爆破してから時間を巻き戻す。
「絶対開けて マックスに嫌味言ってやる…」とドアに張り付いて奮闘するクロエの声を聞きながら、ドアロックを内側から解除。
マ「どうぞ あがってって」
ク「魔法かよ!?どうやって入ったんだ?教えろよ!」
クロエからしたら、いきなりマックスが校長室から出てくるんだもん。
気持ちいいったらありゃしない。
校長のイスに座るクロエのラスボス感も含めて好き。
夜のプールへ侵入
校長室での捜査を終えると、何やら悪い顔をしているクロエに誘われ、夜のプールに忍び込むことに
まるで、平気で校則を破り始めるハーマイオニーのようなマックス。
青春と悪巧みは最高の組み合わせだね。
クロエとの青春、絶頂期。
ふたりの会話も好きだけど、プールの電気をつける前に、早く入りたくてプールサイドで水をぴちゃぴちゃしてるクロエがすごい可愛い。
本当に『ライフイズストレンジ』は青春の舞台装置を作るのがうまいなぁ。
マックス・アンバー
学校に警備員がきて、寮には帰れなくなったので、クロエの家に泊まったマックス。
「この瞬間を忘れないように…」
朝起きて一番に自撮りをしようとすると、クロエも起きて写り込んでくる。
今更だけどさ、”写真”ってズルいよね!
目に見えて思い出が増えていくから、記憶に刻まれていく感じがする。
ここでは、クロエの恋愛遍歴が聞けますね。
年下にハマったとか、おふざけの恋愛してたとか。そういえばbtsの時も恋愛の話でレイチェルをからかってたな。
- クロエにキスする
- クロエにキスしない
の選択では「キスする」を選択。
でも、これ、どっち選んでもその後のコメントが面白くて好きです。
キスしなかった時は、
「本当はキスしてから巻き戻したくせに!
知ってるぞ 実はキスしたのに巻き戻して知らんぷりしてるだろ!さぁ吐け!」
キスした時は、
「マジで…マジでやった!巻き戻して取り消すなよ」
マックスじゃなくて、プレイヤーに向けて言ってるみたいに聞こえるから面白い。
そのあとは、レイチェルの服を借りて”あのシャツ”に変身!
「モッシュ上等 チェケラッチョ!」
マックスの絶妙な言葉のダサさ、めっちゃ好き。
btsでは、レイチェルが実際にこの服を着ているところが見られて嬉しかったなぁ。
ちなみに、クロエも似たシャツを着ているので、出会うことのない親友たちが「赤いチェックのシャツ」で繋がっていたりする。
「チェッカーズ」と呼ぼうか。
レイチェルの二面性
レイチェルの手がかりを得るために、売人フランクのキャンピングカーへ乗り込むふたり。
そこでは、親友だと思ってたレイチェルがクロエに黙って、フランクと付き合っていた事実が明らかになる。
「あたしにウソついてたんだ!
もう誰も信じられない
どいつもこいつも友だちのフリばっかりしやがって!マックスもそうだろ」
あぁぁぁ…。歯車が狂い始めちゃいましたね。
わたしだけじゃないと思うんだけど、btsをプレイして一番違和感あったのはここ。
クロエに隠し事したり、フランクと恋人になるっていう本編への繋がりが描かれてなくて、btsと本編ではレイチェルの人物像が微妙に一致しないんだよね。
レイチェルは失踪してしまってるから、近いうちにクロエに話そうとしてたという考え方もできるんだけど、btsでのクロエとレイチェルの仲を見ていたら、やっぱりちょっと違和感あるね。
人は変わってしまうものだし、それまでといえばそれまでなんだけど。
過去の改変
人生がダメになったのは、何もかも父が死んだからだというクロエ。
昔に戻れたらいいのに…とマックスが写真を見つめていると、写真の中の時間軸に戻れる力が新たに備わる。
13歳のマックスは、クロエの父が交通事故で亡くならないように車のキーを隠し、過去を改変して現在へと帰ってくる。
帰ってきた現在は、いろんなことが変化してしまっていた。
マックスはクロエの家へと急ぐ 。
わたしは、この先のシーンで『ライフイズストレンジ』というゲームの恐ろしさを知りました。
と、同時に、この物語から目が離せなくなった。
初めてプレイした時は、ここからほぼ一気にプレイしたと思う。
楽しみは奪いたくないので、ここは開閉式にしますね。
エピソード4:暗室
引き続き重要項目を開閉式にしますね。
クロエとの再会
過去の改変を終え、いつもの”今”に戻ってきた。
戻ってこれた。
クロエの姿が見えた瞬間、うれしくて愛おしくて、手放したくないと思った。
マ「クロエ…よかった 生きてる…!」
ク「うわ おい なんだよ!あのキスはそういうんじゃないぞ?」
マ「うれしいの… クロエが元気そうで!」
ク「なんか気持ち悪りいな… あたしが寝てる間に またなんかしたか…?」
いつもの、クロエだ!
口の悪いクロエだ!
前回会った時は、レイチェルに裏切られたショックで暴走していたクロエだけど、どうやら仲直りしている様子。
SMSを見ればわかりますね。
「あたし最低だな 今日八つ当たりして悪かった。マックスは親友なのにな xoxo」
ウィリアムおじさんには悪いけど、おじさんのいない場所で、クロエをしあわせにしてみせるよ。
ケイトのお見舞い
前回のプレイ時には見ることができなかったシーン。
ケイトのお見舞いはとてもよかった。
少しずつだけど、ケイトに笑顔が戻っているし、精神的に回復しているのがわかる。
気丈なケイトはとてもキュートですね。
ちゃんとプラス面での付き合いが見れて、改めてケイトと友達になりたいと思いました。
助けられてよかった、本当に。
また、希望に溢れたかわいい絵を描き続けてほしい。
わたしはケイトの絵が好き。
探偵ごっこと暗室
レイチェル失踪の真相を追うマックスとクロエは証拠をかき集めて、ついにある納屋を発見する。
納屋の地下シェルターには、写真スタジオが備わっており、レイチェルだけでなく、過去被害にあったであろう人々の写真がファイリングされていた。
レイチェルのファイルを見たクロエは動揺を隠せない。
そこには、動かぬ人形となったレイチェルが写真に収められていた。
「違うよな…?これ全部…ヤラセだよな?そうだろ!?
レイチェルが死んでるわけない!全部ヤラセだって 絶対そうに決まってる!」
焦り、恐怖、逃避。
目を背けてきた”レイチェルの死”という現実が、今、目の前に晒されつつあった。
廃品置場…
早く 、
一刻も早く廃品置場へ…。
クロエの焦燥が伝わってくる。
急発進と急停車で乱暴に揺れる車。運転するクロエの手も足も震えてることぐらい容易に想像がつく。
「ここだ!間違いない! マックス手伝えよ!」
ふたりは素手で地面をかき分ける。
その瞬間は、あまりにも早く訪れた。
マ「待って… これ…」
ク「そんな…」
マ「あぁっ…臭いが…」
レイチェル”らしき”物体が陽の光を浴びる。
「レイチェル…? ウソだ…ウソだ!信じない!」
嗚咽を漏らしながら泣き崩れるクロエ。一歩間違えれば、クロエの心は壊れる。
”絶望”という闇の中に落ちていくクロエの肩を、マックスは抱くことしかできない。
そばにいてあげることしかできない…。
「レイチェル なんで…
親友だったのに…!どうして…!こんなのあんまりだよ… あんまりだ!」
あんまりだ。
その通りだよ…。
初プレイの時は、廃品置場という場所のインパクトと、泣き崩れるクロエに対する思いでいっぱいだったけど、今回はレイチェルに対する思いまで流れ込んでくる。
btsでの思い出がすべて、走馬灯のように頭を巡った。
はぐれ者のクロエを翻弄するように自信に満ちた顔。
クロエをあんな風に扱える人はレイチェルしかいない。
btsをプレイしてしまったから、だから、マックスにもレイチェルに会ってほしかったんだよね。
こんな形でなんて、望んでるわけないじゃんか。
皮肉にも、廃品置場はbtsでクロエとレイチェルが多くの時間を過ごした場所。
楽しい思い出で満ちたこの場所。
レイチェルが失踪してからの6ヶ月間。
クロエだって、この地を何度も踏んでいるはず。
その場所に…、ずっと埋まっていたなんて…。
ムゴすぎるんだよ…。
犯人のと対面
エピソード5:偏光
犯人の手口がわかってきた。
クスリを使って意識を朦朧とさせた状態の被写体を捉えることに芸術を感じるクレイジー野郎。
撮影が終われば、囚われたマックスの人生は終わる。
マックスは写真による過去改変に挑むが、結局うまくいかずに現実を変えられない。
前半の青春体験が嘘のようなサスペンス展開。
心がぐるぐるとかき混ぜられているみたいに、翻弄されっぱなしだ。
クロエの義父で、学校の警備主任であるデイビッドが暗室に乗り込んできたことで助けられ、マックスは脱出に成功する。
しかし、この世界にクロエはもういない。
どうしたらクロエを取り戻せるのか。
ひとつだけ、希望があった。
男友達の”ウォーレン”が持つ写真があれば、どうにかできるかもしれない。
ダイナーへと向かう道
ウォーレンに会うため、マックスはダイナーへと向かう。
竜巻はすぐそこまで迫って来ていて、すでに町に壊滅的なダメージを与えていた。
クライマックスは近い。
あんなに平和だったアルカディア・ベイ。
道路は車と瓦礫で塞がれ、至る所で炎が上がっている。
この運命を変えることはできないのか…。
ウォーレンと会ったマックスは、自身の能力について告白する。
ウォーレンは科学に強い。
ウ「すべての作用には反作用がある… 時間を巻き戻したり変えたりしたことで連鎖反応が生じたのかもしれない…」
マ「この災害も全部…私のせい?」
ウ「君の存在には理由がある… それを見つけることができるのは君だけだよ」
竜巻を引き起こしたのは、マックスのせい。
それでも今は、クロエを助けるために過去に戻るしかない。
クロエとの再会
いろんな時間の旅をして、ようやく、クロエが生きている時間軸の”過去”に戻ってこれた。
マックスは、いの一番にクロエを抱きしめる。
クロエを失ったあとの再会には、いつもグッとくる。
クロエとの温度差があるのも、いつものこと。
この時間軸は、廃品置場でレイチェルを見つけた直後。
ネイサンを捕えようと鼻息荒いクロエを引き止めるのは容易ではく、マックスはこれまで起こしてきた過去の改変についても告白する。
このシーンは、いつも目に涙をいっぱいためながらプレイしてしまう。
何を犠牲にしてもクロエを守りたいって思わされるし、握ったクロエの手を離したくなくなる。
クロエだけは守りたい。でも、もういろんなことが無茶苦茶でどうしたらいいのかわからなかった。
一度クリアしているからこそ、そろそろ心の準備を始めてしまう。
最後の選択を見るための、心の準備を。
嵐の中へ…
過去の改変を終え、”現在”へと戻って来たマックスは、海辺でクロエと再会。
もちろん、抱きしめる。
それが何よりも重要だったから。
マ「…ッ!クロエ!」
ク「おっと 戻ってきたか。それで 時間旅行はどうだった?」
マ「どうしても生き返ってほしくて 私 すごくがんばったの…」
ク「ずっと一緒にいるって決めたからな」
迎え入れるクロエも慣れたものだね。笑
そうだよ、マックス…、もとい、
「マックスはあたしを救うためだけに たくさんの時空を飛び回ってくれた… これでよかったのか?迷惑ばっかりで あたしのこと いやに… なったりしないか…?」
自身がマックスの重荷になっていないかと、急に不安になり、自分から距離を置こうとするクロエ。
そうなんだよ。
時おり見せる、クロエのこの脆さに強烈に惹きつけられてしまう。
「何言ってるの?大好きに決まってるでしょ!」って、腕を取って引き寄せたくなる。
さぁ、最後の選択だ。
最後の選択
まとめ
『ライフイズストレンジ』のシナリオは、本当に恐ろしい。
最高の青春を体験させておいてから、根こそぎ奪っていくエピソード3のラストには本当に衝撃を受けました。
前半は青春体験にフォーカスしていたのに、後半になるとサスペンスへと転じ、最後は大切なものの運命を決める選択へと帰結する。
すごすぎるでしょ。
もともと素晴らしいと思っていた『ライフイズストレンジ』。
今回、『ライフイズストレンジ ビフォアザストーム』をプレイしたことで、物語が補完され、もはや無敵の域に到達してしまった感があります。笑
本当、btsをプレイしてから遊ぶ本編は格別。
これ超えるゲームなんてあるんだろうか?と思ってしまった。
好きすぎて、バカみたいな文字数で書いてしまったので、エンディングについて語りたいことは、また別の記事で!