ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は、『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』の感想・レビューです。
任天堂ではなく、UBIソフトが贈る、マリオとラビッツたちのシミュレーションアドベンチャー。
このゲームの記事 | |
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マリオ+ラビッツ キングダムバトル
プレイ時間 | 22時間 |
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ジャンル | シミュレーションアドベンチャー |
難易度調整 | あり(イージーで味方体力が1,5倍) |
良いところ
マリオギミック満載のシミュレーションバトル
『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』は、盤上でキャラクターを動かして戦うシミュレーションバトル。
遠距離ブキをメインに戦うので、ブロックで身を守りつつ、敵に攻撃できる位置取りを考えてる必要があります。
ステージには、マリオならではのギミックが満載。
- 敵の背後に回り込める土管
- 敵に背後を取られてしまう土管
- 敵でも味方でもない暴れ者「ワンワン」
- 数回のダメージで壊れるブロック
- 強制的に移動させられるテレサ
など、戦場をかき回してくれるギミックが楽しいですね。
フィールドは3Dで再現されており、シミュレーションのマス目感がないのが綺麗。
攻撃時には、ズームインや3Dデザインを活かしたダイナミックな演出があるなど、
移動コンボで広がる戦略
シミュレーションといえば、移動範囲に制限がありますが、本作では、移動にコンボを挟むことでいろんな動きが可能になります。
たとえば、移動中のスライディング回数が多い広範囲移動ができるキャラクターなら、
↓
スライディング攻撃(2回目)
↓
土管に入って移動距離を伸ばす
↓
スライディング攻撃(3回目)
↓
スライディング攻撃(4回目)
↓
土管に入って移動距離を伸ばす
↓
仲間を使ってジャンプ移動距離を伸ばす
↓
隠れられるブロックに着地
↓
遠距離からの攻撃
と、1手だけでもかなりの移動と攻撃ができます。
キャラクターによって、
- 移動距離
- スライディング回数
- 仲間ジャンプ回数
- 仲間ジャンプ後に敵を踏んづけて移動
- ジャンプ着地点でヒップドロップ
など、特性が異なるので、工夫と好み次第でいろんな戦法がとれます。
スキルを使いこなす
先ほど、「1手でかなりの行動が可能」という話をしましたが、「スキル技」を絡ませると、さらに戦略が広がります。
スキル技は一度使うと数ターン使えないので、「防御」や「回復」は使いどころの見極めが重要です。
「攻撃スキル」は、いわば「罠」。
発動条件となる行動をうまく敵に取らせたときは、めちゃくちゃ気持ち良いですね!
行動(攻撃・移動)の順番は決まっていないので、
を考えていくのが面白く、たった3人のシミュレーションバトルですが、その分一人の役割が大きくなっています。
目的によって異なるパターンとボス戦
バトルには、
- すべての敵を倒す
- 目的地にたどり着く
- 特定キャラクターの護衛
- ●体の敵を倒す
といった異なる目的が設定されているので、その時々でとる戦略も変わってきます。
一番多い「すべての敵を倒す」バトルは、最初は敵が多くて一手一手に緊張感があるんだけど、徐々に敵が減って大胆に攻めに出られるようになる「緊張と緩和」が好きですねぇ。
ボス戦では、ステージ内のギミックを動かして倒す必要があり、守りから「攻め」に転じなければいけない瞬間が生まれていてハラハラ!
ボスは体力も攻撃力も高く、複数回叩かないといけないので、一瞬の油断が命取りになります。
面白すぎるラビッツたち
今回、マリオたちとコラボした「ラビッツ」。
はっきり言ってこいつら超クレイジーです!
とにかく自由すぎるし、大騒ぎしているのでもう、
だけど、このハイテンションっぷりがクセになっちゃって、とっても楽しいんですね。
正統派のマリオをいじり倒すギャグは、「マリオ」を外から見ている会社(UBIソフト)ならではだな~と感じられるものばかりで、思わずクスリと笑ってしまいます!
賑やかなフィールド探索
本作は、
を繰り返していきますが、戦闘で「移動」に制限がある分、探索要素で自由に動けるのが嬉しいですね。
フィールドは、背景まで細かく描き込まれていて、とっても賑やか!
ごちゃごちゃ騒がしい感じが、ラビッツのキャラクターと合っていて、ヘンテコ楽しいです。
パズル系謎解きが豊富
フィールド探索はパズル系の謎解きがメイン。
- スイッチを押す
- スキル技でブロックを動かす
- 大砲で飛ぶ
- 時間内の赤コイン集め
- ミニステージで時間内の青コイン集め
と、頭を使って解いてきます。
マリオおなじみの「ジャンプ」は封印されていますが、たくさんの宝箱が隠されていて、探索パートは戦闘にも負けないくらいお気に入りです。
レスポンスがよく快適なアクション
探索が楽しいのは、アクションのレスポンスの良さにもあります。
キャラクターの移動スピードは速く、パズルでブロックを押したときの反応がすごく良いので、ストレスがないんですね。
終盤にどんどん複雑なパズルが出てきても、仕掛けがサクサク動いてくれると苦になりません。
リプレイ性とやりこみ要素
各戦闘にはスコアがあり、
- クリアターン
- キャラクターの生き残り
によって評価されます。
評価が良いと、武器を買うための「コイン」や、スキル解放に使う「オーブ」がゲットできるので、好成績を取りたくなりますね!
一度クリアしたワールドにはやりこみとして新しいバトルが追加(報酬はオーブ)。
ゲームクリア後も、難しい戦闘が登場するので、さらなる難易度が楽しめます。
気になったところ
イージーがちょうどいい?
難易度はかなり高めで、戦闘スコアで良い成績を出さないと、スキル解放に必要なオーブが集まりません。
スキル解放は、
- 移動マス増加
- 体力増加
- スキル技強化
- 移動攻撃の強化
など、非常に重要です。
わたしは「イージー」で良い成績取りながらキャラクターを成長させて、戦略を広げていった方が楽しかったですね。
プレイスタイルによりますが、一戦ごとに難易度を選べるので、
と思いました。
日本語吹き替えがほしい
オープニングやボスなど、普段のマリオよりもムービー量は多めで、3DCG映画を観ているような楽しさがあります。
しかし、英語ボイスに日本語字幕となっており、
マリオをいじり倒すミュージカルシーンなんか、日本語で歌ってくれたらもっともっと面白かったはず!
せっかくマリオとコラボして、シミュレーションバトルの入門として素晴らしいゲームなんだから、字幕よりも吹き替えの方がお子さんにもわかりやすいですよね。
新アクション習得後の探索
各ワールドをクリアすると、
- ブロックを動かす
- 岩を壊す
などの新しいアクションが追加されます。
習得したアクションを使って、過去のステージを探索するのですが、これはちょっと面倒に感じる部分もありました。
というのも、ステージは一本道になっているので、ワールドの最初から最後までを再び辿らないと行けないんですね。
各地点へワープも可能ですが、どこにギミックがあったかまでは記憶していないので、いちから探しなおさないといけません。
最初はそれも楽しかったのですが、同じ手法が4ワールドも続くと、重複する探索が面倒になってきちゃうんですね。
まとめ
シミュレーションゲームの導入として最適であり、新しさも感じられる一作です。
賑やかで楽しい世界と、少人数で挑む奥深いバトル。
「シミュレーション」というゲームジャンルが好みの分かれるところだと思いますが、おなじみのマリオたちがおもしろ可笑しく調理されています。
3Dを活かした動きのある演出や操作周りなど、随所に気持ち良さが感じられる作品でした。
わたしは、シミュレーションバトルだけだと好み的にしんどいんですが、パズル系探索という休息のおかげで最後まで楽しくプレイできました!
バトルメインのやりこみまでは手が出ませんが、再びのコラボを期待したくなります。
コメント
シミュレーションゲームは結構好きなんですが、これは躍動感があって、また違う方向の楽しさがありそうですね。キャラクターも明るい雰囲気で素敵に思います。マリオと合わさる事で、日本でも受け入れやすくなっていそうですし、いずれは遊んでみたい1本だと思いました。
そうですね!
「3Dで作っている意味」が感じられて、3D好きなわたしはとっつきやすかったですね^-^
導入がとても丁寧なので、いろんな人に遊んでもらいやすいと思うんですよ♪
少しでも雰囲気が伝わっていればうれしいです!\(^o^)/