ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
2019年に鑑賞した映画の感想を書いていこうと思います。
最近見た映画をトップに、以下ランキング形式で紹介します。
ハッピーなエンタメ映画が好きなので、ランキング上位は楽しい映画が多くなるかも。
まだまだ記事ボリュームが乏しいですが、これからどんどん増えていく予定なのでお楽しみに!
2019年新作映画鑑賞
バンブルビー

2019年になってから約4ヶ月。
やっと、
と言える映画に出会えました!
主人公は思春期まっさかりのチャーリー!
大好きな父を亡くして孤独を抱える少女です。
母は新しいパートナーを見つけ、幼い弟も新しい家族に順応していく。
だけど、そこに馴染めないチャーリーは家族から孤立し、交友関係でも「負け組」として冴えない青春を送っています。
気付いたでしょうか?
このチャーリーの設定、かなり『ライフイズストレンジ』のクロエっぽいんですよ!
新しい家族に反抗し、大好きなはずの母とも不仲になり、心に痛みを感じ続けている。でも誰もそんなチャーリーの心を理解しようとしない。
(しかも、チャーリーは車いじりが好き)
そんなチャーリーの前に現れたのが、バンブルビーです!
バンブルビーという友達に出会い、ちょっと悪いことをしたり、家から飛び出すことでチャーリーの世界が広がっていく。
ポンコツロボットのおもしろかわいい感じは「ベイマックス」のようであり、ロボットとの秘めたる絆は「アイアンジャイアント」のよう。
バンブルビーの存在がバレないようにコソコソと行動し、「意志を持つ車」であるバンブルビーならではの両手放し運転や、ありえないカーチェイスの数々が 最高の青春スパイスになります。
本編中に「トランスフォーマー」という言葉は全く出てきませんが、これは英断だったと思います!
アクションヒーロー映画ではなく、少女とロボットのハートウォーミングな絆物語に仕上がっているため、これまでのシリーズを知らなくても楽しめます。
バンブルビーというロボットをかわいいと感じ、大切に思わせるドラマがあるからこそ、クライマックスのアクションシーンに夢中になれる。
と、主人公チャーリーと一体となって応援したくなる。
トランスフォーマーという”変形”のユニークさを身近な人間ドラマに向けることで楽しい楽しい映画が生まれました!
もう一度観たい!
- 孤独を抱える少女とロボットとのあたたかな出会い!
- 常識知らずのロボットが巻き起こすドタバタ劇!
- トランスフォーマー譲りの激しいアクション!
キャプテン・マーベル

最初に頭に浮かんだのは、「思ってたのと全然違う!」という、わりとネガティブな感想でした。
わたしはてっきり、普通の女性がヒーローに覚醒していくストーリーだと思っていたのですが、最初から最後までSF全開!
宇宙で戦闘員として任務をこなしていた彼女が、地球に不時着し、失った過去の記憶を取り戻していくというストーリーだったのです。
わたしはあんまりSFにトキメかないので、「面白い・面白くない」でいうと、うーん…。面白くなかったのかもしれません。
しかし、女性のエンパワメント映画としては、『キャプテン・マーベル』最高です。
「女にはできない」
「女はでしゃばるな」
「女はやらなくていい」
そんな言葉で可能性を奪われてきた彼女が、しがらみを振り払いヒーロー覚醒した時の 無敵っぷりがやばい!
チート級の大暴れ最強パフォーマンスを、
と、目を輝かせて前のめりになって見入ってしまう。
まばたきすら惜しいと思い、次に彼女がどんなアクションをみせてくれるのか、期待し手に汗握る。
『キャプテンマーベル』は、露出なし!恋愛なし!で楽しめるマーベル初の単独女性ヒーロー映画。
この映画で、わたしは初めて「ヒーローをかっこいいと思う気持ち」を知りました。
どれだけの女性がこの映画に勇気をもらい、自分たちも主役になれるのだと知ることができたのかと思うと、この映画が持つパワーと価値は計り知れません。
キャプテンマーベルがヒーロー覚醒時にいうこの言葉。
「ずっと縛られたまま闘ってきた。
でもやっと これで自由になれる」
これを、ただ単に作中の彼女の言葉ととるか、作品の持つメッセージだととるかで、この映画の面白さは天と地ほどの違いが出てくると思います。
わたしは震えた。
- すべての女性を勇気づける女性のエンパワメント映画!
- ヒーロー覚醒後が強すぎる怒涛のクライマックス!
- ネコのグースがかわいい!
ダンボ

「チャーリーとチョコレート工場」などのティムバートン監督が、「サーカス」を映像化するとか期待しかない!
と思っていましたが、さすが映像の魔術師!
幻想的で、奇妙で、毒々しくもうつくしい映像美を堪能できる映画でした!
子ゾウのダンボは貧乏サーカス団の中で生まれますが、大きすぎる耳を持って生まれたために「ニセモノ」として蔑まれ批判されひどい扱いを受け続けます。
しかし、サーカス団の子供たちと触れ合うなかで、ふと、空を飛ぶことができたダンボ。
子供たちは興奮し「大人たちを見返してやろう!」とダンボとの密かな特訓がはじまります。
そして、いよいよサーカス当日。
笑い者にされてきたダンボが、怯えながらも勇気を出して空を飛ぶ!
観客、そしてダンボを無価値だと言い捨てた団長を驚かせていく光景は、うつくしい映像と相まって夢のような時間です。
ただ…、ゾウであるダンボにとって「人間に認められること」には意味がないので、物語の面白さはここではありません。
本当の面白さは、売られてしまった母親との再会にあります。
ダンボの功績によって買収(吸収)された貧乏サーカス団は、大きなサーカス(テーマパーク)へと移転します。
しかし、所詮は籠の鳥。
母親の居場所がわかっても、サーカスから抜け出すことのできないダンボのために、貧乏サーカス団員たちが一致団結し、ダンボの脱出作戦をはじめると、もう楽しい!
団員たちが持つ一芸を使って警備をくぐり抜け、テーマパークが大混乱。
ダンボの空を飛ぶ力が、自らの自由を勝ち取るため、誰かを助けるために使われるクライマックスこそ最大の見所。
ティムバートン監督が作り出す、鳥肌ものの映像とダンボを取り巻く人間模様はファンタジー好きへの素敵な贈り物です。
- 映像の魔術師ティム・バートンが描くサーカスが奇妙でとびきり美しい!
- 大きな耳をバカにされてきたダンボが人々を驚かせていく痛快ストーリー
- ダンボを信じる子供たちの活躍に注目!
名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)

今回のコナンは、初の海外舞台!シンガポール!
パスポートがないために気軽に出国できなかったコナンですが、怪盗キッドの手を借りシンガポールに行くと海外でも大暴れ。
爆破あり、倒壊ありで、ランドマークとなっているマリーナベイサンズを中心とする観光都市がとんでもないことになっちゃいます!
今回はいつにも増してラブコメ全開!
園子と京極、蘭と新一、2組のカップルが海外でのバカンスを楽しむので、こそばゆ〜いやりとりの連続。
コナン界でもっとも「とんでもない男」である空手家・京極真の戦闘シーンは必見です!
ただ…、近年のコナンはクライマックスの20分は面白いものの、事件自体の伏線やドラマは弱い傾向にあります。
今回、コナンの目の前では事件が起こりません。
起こった事件をあとから調査していくだけですし、犯人が言い逃れできないような「決定的な証拠」も突きつけない。
次々に伏線が回収されていく気持ちのいいシナリオこそがコナンだと思っている人は物足りなく感じそうです。
アクション映画としては、シンガポールという新しい舞台に挑んだこともあり、興奮と豪華さがスケールアップ。
海外らしく銃撃戦を取り入れるなど、今までにないコナンを楽しめます。
- コナン映画初の海外舞台!ゴージャスな観光地でもド派手なアクションを繰り広げる!
- 「キッド×京極真」クールな男と熱い男のバトル!
- ラブコメ強め!園子の恋に注目
2019年映画ランキング
マスカレード・ホテル

刑事である木村拓哉が、連続殺人犯を追うため、ホテルマンとなり潜入捜査を敢行するのですが、この刑事、まぁ不真面目。
態度は悪く、横暴。
本職が刑事のため、ホテルの仕事なんて…と、バカにする始末。
失礼ながら、そんな偉そうな態度が、最近の木村さんの世間からのイメージとバッチリハマっていて、これが素晴らしいキャスティング!
むしろ、この映画のためのイメージづくりなんじゃ…?とまで思ってしまうほどです。
しかし、「郷に入っては郷に従え」。
服装から、髪型から、歩き方までビシビシ直されていきます。
そんな木村さんの教育係となったのが、長澤まさみさん。
このデコボココンビが、互いの仕事を活かしあってホテルのトラブルを解決していく過程が面白いです。
ホテルにとってお荷物でしかなかった木村さんが、刑事ならではの観察眼で、理不尽なクレーマーを黙らせる証拠を見つけ出し、従業員をあっと言わせる。
この刑事、やるじゃん!?
木村さんは、バカにすらしていたホテルの仕事の裏側を垣間みることで、仕事に誇りを持ちはじめ、長澤まさみの何気ない言葉から事件解決の糸口をつかんでいきます。
ホテルに訪れる珍客たちのエピソードをオムニバス形式で描きながら、「ミステリー」という柱によって全員が怪しく見える…。
東野圭吾といえば、ミステリーと人間ドラマ。
2つの魅力があると思います。
わたしは、犯人にも感情移入してしまうようなせつないドラマ(「容疑者Xの献身」や「祈りの幕が降りるとき」)が好きですが、今回は、ホテルに訪れる人間模様にスポットの当たった作品だったので、まぁ楽しめたかなという感じ。
東野圭吾さんは安定して面白いなと。
作中には明石家さんまさんが友情出演していますが、巷では「見つけられない!」と話題になっています。
事前に友情出演を知った状態なら「見つけられるやろ〜」と思って観ていましたが、これが全然見つからない!
鑑賞する際は、ウォーリーを探せならぬ、さんまさんを探せ!にもチャレンジしてみると楽しいですよ。
- 木村拓哉と長澤まさみのコンビが見せる楽しい掛け合い!
- ホテルに訪れる珍客たちのキャラが濃い!
- ホテルサービスの裏側を垣間見れる!
アクアマン

海底人と人間の間に生まれた子「アーサー」は海のなかを自在に泳ぎ、魚たちと意思を通わすことのできる特殊な力を持っていた。
海底人が地上の人間と戦争を起こさんとするとき、成長したアーサーは戦争を止めるべく立ち上がる。
『アクアマン』は、もう映像がやばいです。
海底都市を見たときのわたしの感想↓
これ、ザナルカンドやん!
そう、「ファイナルファンタジー10」に登場する巨大都市・ザナルカンド!
あのザナルカンドがそのまま海に沈んだような世界が広がっているんです。
これ、ゲームファンにはたまらないと思うんですよね!!
ザナルカンドを知っている方はわかると思いますが、海底とはいえ実はハイテク。
見渡す限りの澄みきった海のブルーに曲線が美しい都市型の建造物。
空から降り注ぐ太陽と、海底生物による天然の光が都市全体を無数の輝きでおおいつくします。
夢でも見ているような幻想世界は、まるで生きる絵画。ずっと、ずーっと見ていられます。
そんな美しい海中都市で繰り広げられるアクションは、まさに「見たことがない!」の連続!
人間が魚のようなスピードと体術で画面を飛び回り、武器を一振りすれば水流が美しいエフェクトとなる。
この映像は映画館で見れてよかった!と思いました!
海中大戦争が見所とはいえ、実はずっと海のなかで物語が続くわけではありません。
映画中盤には、王の証であるトライデントを探しに地上世界をめぐる旅へとシフトします。
サハラ砂漠やイタリアで、謎めいた言い伝えを紐解くアクションアドベンチャーの始まりです。
トライデント探しの旅には、地上を知らない海底の姫が同行するため、初めての地上に驚く姿がかわいいのなんの!
そんなキュートさを見せたかと思えば、めちゃくちゃ強いもんだから、さらに惚れちゃいます!
アクション映画であり、アクションアドベンチャー映画であり、最後には怪獣(海獣)映画の様相を呈する エンターテイメント三昧。
難しいことは考えず、心をワクワクで満たしてくれる1本です。
くどいですが、海底世界、ほんとに美しいです…。
アーサーの母役ニコール・キッドマンのアクションもかっこよかった!
- 海底世界が芸術的で息をのむほど美しい!
- 水中アクションシーンが新鮮でかっこいい!
- 多ジャンルの楽しみを詰め込んだエンタメざんまい映画!
グリーンブック

黒人への差別が色濃く残る時代。
黒人のピアニストが南アメリカを演奏してまわる旅に、イタリア系の白人運転手が同行するというお話です。
白人のトニーは黒人差別主義者。
黒人のピアニストと行動をともにすることで、黒人に対する差別を目の当たりにし、時には自分自身も差別の目にさらされる。そして、自身の考えを改めていく。
この説明だけを聞けば、実にマジメでお説教くさい映画を想像しますよね?
ところが、『グリーンブック』は重たいテーマを楽しく描ききっている映画。
2人のデコボココンビが反発しあいながらも徐々に友情を育んでいくロードムービーになっています。
乱暴者で下品な白人のトニーと、品性を重んじる黒人のドン。
2人の間には雇用契約がありますから、逆らうに逆らえない乱暴者トニーに何度もクスクスさせられます。
逆に、白人のトニーからドンへの影響も面白く、黒人のドンにフライドチキンを食べさせるシーンは印象的でした。
ドンは黒人の食べ物とされているフライドチキンを毛嫌いしてるんですね。
私は絶対に食べない。と。
嫌だと言い続けるドンに、「手でかぶりついちまえ!絶対うまいから!」と無理矢理食べさせ、一口ほおばると…
美味ー!!
あんまり美味しそうに食べるものだから、『グリーンブック』観賞後にケンタッキー買って帰りましたよ!笑
そんな楽しい2人ですが、中盤でトニーは白人の仲間たちに偶然出会います。
そして、かつての自分が心地よいと思っていた差別の染み付いた会話に違和感を持つ。
なんだ?なんか、嫌な感じだ と。
差別問題をエンターテイメントにして大衆を巻き込むその手腕は、さすが『メリーに首ったけ』の監督。
実は、この映画には批判もあります。
白人をヒーロー化した都合のいい作品、本質を描いていない。と。
しかし、マジメでシリアスな作品だったらわたしはきっと、観に行ってなかった。
「たのしそう」「おもしろそう」そんなポジティブな空気が、普段は差別問題に触れない人にも届きます。
それにわたしには白人のトニーがヒーローに見えなかったんですよね。
差別意識に関して、マイナスの状態だった人がプラマイゼロに戻っただけ。
ジャイアン効果でヒーローに見える人もいるのかもしれないけど、実際はずっと差別に苦しみながらそこから抜け出そうと足掻くドンの方がかっこいいんですよ。
でもまずは楽しんで、そして包み隠さず描かれた黒人差別になにか感じればこの作品には意味があったと言えるはず。
- 黒人ドンと白人トニーのデコボココンビが育む絆!
- 差別問題をファニーに描いたエンタメ作品
- 差別用語に規制なし!包み隠さず描かれた黒人差別
七つの会議

ある企業の中堅社員を中心に描かれる企業エンターテイメント。
不自然な人事に疑問を持った主人公が、違和感を追っていくうちにとんでもない結末へとたどり着くというストーリです。
笑いさえ込み上げてくる俳優陣のおおげさな演技は、もはや顔芸。
「倍返しだ!」で有名な『半沢直樹』など、池井戸ドラマが好きな方は100%楽しめます。
たった一つの”事実”へとたどり着いたとき、一瞬にして事態の大きさが世界規模に膨らむ瞬間が鳥肌ですね!
え、それ、ヤバくない?
おいおい、うそだろ…!?
というゾワゾワ感にしびれました!
わたしは女性が活躍する映画が好きなので、完全男社会に浸かった「七つの会議」はもっと退屈するかと思いましたが、いやいや面白い!
異常に厳しいノルマ、パワハラ。会社のルールが絶対の中で生きる人間模様が、やりすぎと思いつつもどこかリアル。
ドロドロの覇権争いが楽しめます。
オリエンタルラジオの藤森さんのクズっぷりが素晴らしいので必見です!(誉めてます!)
- 企業の闇を暴いていく企業エンターテイメント!
- パワハラ・ノルマなんでもありのブラック体質が楽しめる!
- もはや顔芸の域に達した俳優陣の濃すぎる演技!
アリータ:バトル・エンジェル

「上の世界」から捨てられ、スクラップ場で拾われたアリータは戦いによって自らの記憶を取り戻していく。
最強のサイボーグとして「上の世界」に戦いを挑む。
『アリータ:バトル・エンジェル』は、サイバーパンクな世界観がたまりません!
機械仕掛けの義手や義足、全身サイボーグの人間たちがアンダーグラウンドで生活しており、機械の造形が芸術的。
と、オタク心を刺激されます。
さて、ストーリーの方ですが、実はわたし、無知な女というのがあまり好きではないんですね。
アリータは記憶をなくしているため、見るものすべてが初めて。そんなアリータを青年がリードして世界を教えてやる。
使い古された手法ですし、特別な描き方をしているわけでもないので、
なんて、ひねくれ全開の冷めた目で見ていました。
ところが、予想に反していい働きをしたのがこの青年。
ただの好青年かと思いきや、大きな闇を抱えています。
彼はきっと、自分が子供のころに思い描いた大人にはなれてないんです。
生きていくために、成し遂げるために、信念や良心を覆い隠した。
こうするしかないんだと正当化して自分を騙した。
だけど、アリータに出会ってそれじゃダメなんだと気付いた。
彼がアリータとの出会いによって変わろうともがく姿が、アリータの魅力を映し出す。
アリータの隣にいられる人間であるために、変わろうと決意する。
この青年、めちゃくちゃエモい!
それでもどうしようもなく絡みつく過去。逃げられない…。
アリータも素敵だったけど、この青年の泥臭さに魅せられました。
戦いによって記憶を取り戻していくアリータのアクションシーンはもちろんかっこいい。
少女の見た目であることからなめられまくるアリータが、連中をひと捻りし、
と他を圧倒するとスカッとします。
わたしは何も知らずに鑑賞したので驚いたのですが、未完の作品です。
- サイバーパンクな世界観!
- アリータが圧倒的な強さを見せるアクションシーン!
- アリータと行動をともにする青年のドラマに魅せられる!
フォルトゥナの瞳

死を目前にした人が透けて見える。
そんな特殊な瞳をもった青年が、ある女性と出会って恋に落ちるが、その恋人が透けて見えてしまう…。
さぁ、彼はどうする。
というお話です。
正直、2人の恋はマネキン同士が恋愛しているように見えました。
たった一度、携帯ショップで対応しただけの客にお茶に誘われてホイホイついていきますか?
行きませんよね?
ところが、有村架純さんは行っちゃうんです!
まぁ、この携帯ショップが有村さんCMご出演のauっていうのがなんとも面白いんですが。
そこからお付き合いするまでも、付き合ってからも、リアリティが感じられない。
どこに惚れたの?
いつそんなに絆深まったの?
頭の中が展開についていけません。
そんな書き方ですよね?
ところが、実はこれ、この映画の見方として正解なんです。
むしろ、どれだけ2人の恋愛に違和感を持てたかが重要。
ラストに「あ、なるほどね」と気持ちのいい着地をみせてくれます。
シナリオの組み立てはとてもうまいです。
ただやはり、人物描写に関してはもう少し繊細さがほしかったところ。
彼女の死の運命を変えたいと奮闘する姿、運命を変えることでもたらされる代償。
もっと感情移入できていれば、最後はだだ泣きしたと思います。
余談ですが、爽やかなイメージのあるDAIGOさんが、ものっすごいムカつく役を好演されていることでも話題になっています。
噂通りのインパクトなので、鑑賞される方はお楽しみに!
- 人の死が見えた時の「助ける・助けない」の葛藤が面白い!
- 神木隆之介・有村架純の恋愛模様!
- 最後にはサプライズあり!シナリオに驚かされる!
メリーポピンズ リターンズ

舞台はイギリス大恐慌の時代。
負債に追われる家族のもとに、メリーポピンズが舞い降りるというストーリー。
お金がないという設定なので、メリーポピンズがやってきても「雇うお金がない!」とあたふたする主人。
「彼女もこのご時世雇ってもらえなくて大変なのよ」と、情けをかけられるやりとりが可笑しくて楽しいはじまりでした。
そんなこんなで子供たち3人の教育係となったメリーポピンズですが、この子供たち、なかなかしっかりしてます。
「わたしたちには 教育係なんていらない!」
とメリーポピンズを突っぱねていた子供たちですが、魔法の力を目の当たりにすると、目の色が変わる。
魔法すごい!魔法すごい!
メリーポピンズ好きー!
手のひらクルーッ!な、変貌ぶりがとても楽しいです。
メリーポピンズの魔法は子供にしか見えないため、子供たちがおおはしゃぎしても大人たちからは相手にされず、メリーポピンズも「魔法なんてないわ」と知らぬ顔。
この、トトロを彷彿とさせるような設定には思わず頬が緩みます。
ただ、物語としては最初に提示される「父が遺した証券を探す」ところからまったく動かないため、だらだらと進んだ印象。
近年は、万人が楽しめるミュージカル映画が増えてきましたが、本作は「なんで今歌うの?」という場面も多く、ミュージカル苦手な人には向かない映画かも。
本当に必要だと感じた歌唱シーンは2曲ほどですが、初代メリーポピンズをリスペクトした手描きアニメと、足並み揃ったダンスシーンで、ウキウキ気分にさせてくれます。
「Everything is possible even the impossible.
(何でも可能よ。不可能なことでさえ)」
メリーポピンズの名言、とても好きです。
- 堅物そうな魔法使いメリーポピンズと子供達の交流!
- 楽しいミュージカルシーンが満載!
- 高齢俳優陣の活躍に注目!
まとめ
最後に、今後の鑑賞予定を書いて終わろうと思います。
2019年も楽しい映画に出会えますように…。
2019年鑑賞の映画一覧 | |
---|---|
1/18 | マスカレード・ホテル |
2/1 | メリー・ポピンズ リターンズ |
七つの会議 | |
2/8 | アクアマン |
2/15 | フォルトゥナの瞳 |
2/22 | アリータ:バトル・エンジェル |
3/1 | グリーンブック |
3/15 | キャプテン・マーベル |
3/22 | バンブルビー |
3/29 | ダンボ |
4/12 | 名探偵コナン 紺青の拳(フィスト) |
5/3 | 名探偵ピカチュウ |
6/7 | アラジン |
7/12 | トイ・ストーリー4 |
夏公開 | 天気の子 |
冬公開 | アナと雪の女王2 |
コメント
わにやまさん、こんにちわ!
メリーポピンズは母が大好きで子供の時によく見せられました。
煙突掃除人たちのダンスシーンが好きだった記憶があります。
私の場合は歌うときは歌い、話を進めるときは普通に進めるディズニータイプの映画は見やすいですね。
逆にレ・ミゼラブルのような全編ミュージカルな映画は個人的に合いませんので・・・
(数字を数える時くらい普通に数えて欲しい(汗))
まだ本編見てないですけどバート役だったディック・ヴァン・ダイクさんが出演してるのがホントにうれしい!
90超えてもまだまだ現役なんてすごいですよね~
そう考えるとナイトミュージアムの時には既に80歳だったのか・・・若い!
オーサム大佐さん、こんにちは!
煙突掃除の足並み揃ったダンスシーンはリターンズでも素晴らしかったです♪
まだ観てないということは、鑑賞予定なのかな?初代をしっかりしっている方からみるとリターンズはどうなのか気になります!
レ・ミゼラブルはがっつりミュージカルなんですね!
いやはや、とても有名な作品ですが、どうもシリアスそうなものには興味が湧かなくて観てないんですよ((^^;)数字数えるのまでメロディにのるんですね、逆に気になる笑
ディック・ヴァン・ダイクさんをはじめ、高齢俳優が元気に活躍している姿が見れて楽しかったです!
そうか…、ナイトミュージアムのとき80歳だったんですねぇ。
先日、ふとナイトミュージアムを見ていたら、王がラミ・マレックさんで驚きましたよー!
当時は知らなかったので、記憶に残ってませんでしたが、ボヘミアンラプソディで一躍有名になったあとだったので、「あー!!!」って一人で叫んでました笑
『メリー・ポピンズ リターンズ』ってそういうお話なんですね。
エミリー・ブラントが好きなので興味がありますが、初代を観てなくても楽しめそうですか?
僕が最近観た映画の中で面白かったのは『アクアマン』ですね。
人間と海底人を両親に持つワイルドなヒーローアクアマンが海の王の覇権争いに巻き込まれるお話です。
「動くラッセン」なんて言われるほど海底都市アトランティスの情景が美しくて目を奪われます。
海中を縦横無尽に舞うダイナミックなアクションは新鮮でした。
物語の舞台は海底だけに止まらず地上でも展開されるんですが『インディ・ジョーンズ』とか『プリンス・オブ・ペルシャ』を思わせる場面もあってワクワクします。
妥協や出し惜しみは一切無し。やりたいこと全部乗せの海鮮フルコースって感じでした。
アクアマンは映画『ジャスティス・リーグ』でバットマンやワンダーウーマンと共闘したキャラですが、映画『アクアマン』の中で彼の出自や人となりを描いてるのでシリーズ初見でも大丈夫です。
冒険活劇の鑑みたいな映画なので興味があれば是非、劇場でご覧下さい。
アリータもオススメしようと思いましたが既に鑑賞予定リストに入ってるんですね!
とても面白い映画なのでわにやまさんの感想を楽しみにしてます。
女性主人公の映画が好きなら今月15日に公開されるブリー・ラーソン主演の『キャプテン・マーベル』も要注目ですよ。
メリーポピンズは、わたしも初代知らなかったんですが楽しめましたよ!
エミリー・ブラントが好きならおすすめです^ – ^
アクアマン、予告の冒頭で少年が出てきたときは「お、おもしろそう!」と思ったのですが、失礼ながらおじさんが主人公かぁ…ってスルーしてました。(汗
チキさんの絶賛を聞いて、一瞬で観たくなりましたけどね!( ☆∀☆)
「海鮮フルコース」とは、なんと面白そうな響き!
劇場でやってるうちに観に行きますv
アリータも観に行こうと思ってたんですが、別の映画を優先してるうちに熱が冷めかかってました((^^;)
こちらも面白いのかぁ…!
え、キャプテンマーベルも?
あ~、もうチキさんのお話聞くと観たい映画が増えすぎる!笑
『キャプテン・マーベル』は、海外でのプロモーションが最高すぎてめっちゃ気になってるんですよ~!
メリー・ポピンズは初代を観てなくても大丈夫なんですね。今度観てみます!
アクアマン観たくなりましたか!それは嬉しい(゚∀゚)
アリータは熱が冷めかかっているんですね。
でもこれ、女性主人公が好きなわにやまさんにこそ観てほしい映画です。
アクションシーンの迫力が凄いのはもちろんですが、本作の真の魅力はアリータというキャラクターの描写です。
彼女は自分の生き方を周りから反対されてもブレないし、アイデンティティをしっかり確立してるから見ていて気持ち良いんですよ。
まっすぐすぎる故に極端な行動に出ることもありますが、彼女の熱い想いに感情移入せずにはいられません。
切なくて胸を締め付けられる場面もありますが、純粋無垢な天使として生まれた彼女が戦士になるまでの成長物語は必見ですよ!
監督の「観客はスペクタクルを求めて映画を観に行き、人間の真理を持ち帰る」という言葉に本作の魅力が凝縮されています。
観る者を魅了するハートに溢れた映画なんです。
あぁ…、あかん…。
チキさんの言葉が素敵すぎます…!
それもうアリータ観に行くしかないじゃないですか!
ちょうど女性が活躍している作品を欲していたところなので、勇気をもらえそうですね(ノд<) 精神的に自立したキャラクターは見ているだけで楽しいですし、アリータもアクアマンも劇場で観た方がアクションシーンが映えそう♪ 3月も映画三昧ですね(๑•̀ㅂ•́)b
『アクアマン』楽しめたようで良かったです。
初めての地上に驚くメラが可愛いですよね。
差し出された花束を食べ物だと思ってムシャムシャ頬張るけどアーサーはそれを指摘せず調子を合わせて一緒に花びらを食べるところがめっちゃエモくないですか?
なんて優しい世界なんだと思いましたね。
アリータは無知な女性に見えましたか。あの映画は彼女を好きになれないとキツいかと思いましたがヒューゴの泥臭さに注目するとはナイスですね!
僕はそこまで彼を考察できていなかったので、わにやまさんの感想は新鮮でした。
夢の為なら何だってやってやるという割り切った感じもありましたしアリータに親切にしたのは彼女がザレムのことを思い出すかもという打算も最初はあったと思います。
そんな彼が純粋にアリータに惹かれて変わっていく姿は良かったですね。
『キャプテン・マーベル』の冒頭はマーベル映画を20本くらい追い続けた僕でも困惑しましたよ。
いきなり銀河の彼方のSF世界に放り込まれても感情移入しにくかったです。
でも舞台を地球に移してキャロルの記憶を巡る旅が始まってからは夢中になれました。
「誰かに自分の凄さを証明する必要なんて無い」というメッセージをこの上なくパワフルな方法で伝えてくれるのが痛快でした。
全体的には普通に面白い映画だと思いますが観客のテンションをブチ上げる瞬間最大風速は相当なものでしたね。
アリータのような無知な女性は「ボーンセクシーイエスタデイ」と言って、男性が無条件で自尊心を満たせる都合のいい相手だという指摘があるんですよね。
「アクアマン」のメラも広義では同じように見えますが、アーサーに「俺が世界を教えてやる」という”マンスプレイ二ング気質”がないのが大きな違いなのかなと。
花を食べるシーンなんてまさにそうですよね!
わたしもあのシーンは大好きですよー!(๑>◡<๑) メラの価値観を尊重して同じように振る舞うアーサーは、超かっこよかったです。 あんなに逞しくて男らしい見た目のキャラクターなのに、威張らず、柔軟性があり、戦いを好まない。 彼もまた、新しい時代の男性キャラクターだと思っています。 (ブラピの「アド・アストラ」も男性を縛っている"男らしさ"から解放する映画だと聞いているので観たいですね) 「キャプテン・マーベル」、チキさんでも最初戸惑っていたんですね! わたしのSF耐性がなさすぎるからついていけないのかと、不安になりながら見てたのでホッとしました!笑 ヒーロー映画として、ストーリーが面白かったのかはわかりませんが、それでもキャロルは最高のヒーローでした。 女性が抱える問題を全部拾い上げて一蹴していく様は、多くの人に勇気を与えたと思います。 「笑えよ」と愛想を求められるシーンや、感情をコントロールしろという抑圧、常に男性からジャッジされる女性に「あなたに認められる必要なんてないけど?」と言い放ったメッセージ。 特に劇中の「笑えよ」と求められるシーンは、実際に「キャプテン・マーベル」の予告編が公開されたときに、ブリー・ラーソン自身が投げつけられた言葉なんですよね。(チキさんなら既にご存知かもしれませんが) 男性ヒーローは「笑えよ」なんて言われないのに、女性ヒーローは笑顔を求められる。 女性を勇気付けてくれる映画だし、それよりなによりヒーロー覚醒後のキャロル強すぎて腰抜かしました。笑 マーベルはこれから女性版のソーや、ブラック・ウィドウなど、続々と女性ヒーローを投入していくみたいなのでめちゃくちゃ楽しみです! ヒーローをかっこいいと思う気持ちを教えてくれたキャロルはきっとずっとわたしの中では最高のヒーローです。(o^^o) チキさんがこちらにコメントくださって、忘れかけてたこの記事の存在を思い出せました! また、映画を観に行ったらこちらに書いていこうと思うので、また映画の話させてくださいね(*^_^*)
ダンボ、終盤の展開面白そうですね。飛ぶのがクライマックスだと思っていたので興味が湧いてきました。
先日、義理姉がラジオでもらったムビチケをもらい、「ビリーブ 未来への大逆転」という映画を観てきました。実話がベースなんですが、女性の権利がまだあまり認められていない時代に女性弁護士が、女性の活路を開くために奮闘する内容です。中々見応えのある作品で、わにやまさんにおススメかも知れません。劇場では終わってしまっていると思いますので、いずれDVDとか出た時によろしければ!
わたしもダンボは全然物語のイメージが湧かなかったので、伝わっていたらうれしいです♪
ビリーブ観られたんですね!
観たかったんですど、近所でやってなかったので泣く泣くスルーしてたんですよ!
女性が活躍する物語って、当たり前に女性が活躍している物語と、権利獲得のために戦う物語があるんですが、後者はステレオタイプの言動を聞かされるのでけっこうヘコむんですよね〜。(バトルオブセクシーズとか)
でも、観ます!笑
色んな映画を本当に楽しまれていますね。(ゲームもですが)
楽しく読ませて貰っています。
コナン君に関しては自分は金ローで見る程度なんですが…
起こす事件の規模と犯人の動機やキャラが弱くて釣り合っていないと感じてしまい…
「唐紅」もその動機でここまで起こすの?っていう気持ちがどうも出てしまって。
ゼロも同じ事思いました。
映画版は派手なアクションあるのでそういうのを楽しむものなのかな。
今年は「京極真」が活躍するのでもっとそういう色が強いと思っていましたが、感想を読む限りそのようですね。
返信遅くなりました!お久しぶりです^ – ^
コナン映画は、初期のクレイジーかつオリジナリティある犯人たちを見ていると、たしかに弱く感じますね。
「そういえば犯人の動機なんだっけ?」とすぐには思い出せないこともあったりして…。
わたしはクールだけど熱い「青い炎」のコナンくんが好きですが、最近は熱血の「赤い炎」なので、アクション映画として派手さを楽しむのがいいのかなーと思ってますꉂ(ˊᗜˋ*)
小さい頃からずっと劇場版を見てきた映画なので、これからもシリーズが続く限り観に行っちゃうんですけどね♪