ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は『二ノ国2 レヴァナントキングダム』の感想・評価です。
国を失った王子が新たに国を作り、邪神復活に立ち向かうアクションRPG。
二ノ国2 レヴァナントキングダム
プレイ時間 | クリア:35時間 総プレイタイム: |
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ジャンル | アクションRPG |
難易度調整 | なし |
マップ内ではシームレスに戦闘に移行するアクションRPG。ワールドマップではシンボルエンカウントで敵と戦います。
主人公は戦闘やクエスト達成で経験値を入手。
武器や防具はお店で購入することもできますが、敵からのドロップも多いです。
ストーリーの合間に王国の建設や収入の受け取りをこなします。飛空挺などの入手で隠された様々なミニダンジョンも遊ぶことができます。
良いところ
あたたかみのあるジブリテイストの世界観
『二ノ国2 レヴァナントキングダム』で心を掴まれるのは、あたたかみのあるファンタジーな世界観です。
ジブリテイストで描かれる人・景色は、老若男女を問わず受け入れてくれる器をもち、プレイすればするほど二ノ国2の世界が好きになります。
「いいな、いいな」と抱きしめたくなるような気持ちでプレイするゲームには、そう多くは出会えません。
明るくやさしい世界が好きであれば、きっと心に残る1本になります。
まるでアニメなグラフィックが秀逸
『二ノ国2 レヴァナントキングダム』で革新的にすごいと感じたのは、まるで”アニメを動かしている”と錯覚してしまうような3Dグラフィック。
キャラクターの顔はどの角度からでも「アニメの顔」になっているし、すべてのシーンがアニメのワンカットを見ているようにイキイキと動きます。
3Dグラフィックでありながら「 絵 」でもあるというのは、
と、凄さに圧倒されるはず。
新しい表現方法がひとつ確立されたのではないか?と感じてしまうほど、この技術はすごいと感じました。
そんなキャラクターたちを、自分の手で動かしてプレイできるって想像しただけでワクワクするでしょ!
ジブリパロディが満載
二ノ国2ではジブリパロディも多く見られ、「隠れミッキー」を探すような気分で楽しむのも一興です。
- ラピュタを思わせる空賊
- 「ここで働かせてください!」とか言っちゃうネコ
- 千と千尋の油屋のような街
- 湯婆婆に似ているカラス
明らかなパロディから、「気のせい」のようなものまで様々あり笑ってしまいますね。
一掃のザコ戦と強大なボス戦のアクションRPG
『二ノ国2 レヴァナントキングダム』は、コマンドバトルではなく、
を基本とするアクションRPG。
ザコ戦は敵が多く、スキルを使って一掃する気持ちよさが。
強敵・ボス戦は、避けて攻撃をたたみ込む気持ちよさがあり、異なる趣向で楽しめるようになっています。
通常戦闘とはちがって、特定の手順を踏む必要があったり、シューティング要素があったりと大きな敵に挑む楽しみがあって燃えるんですよ!
難易度は、仲間AIが優秀なので格上と戦うくらいがちょうどいい感じ。
新たな冒険の柱となる王国開発
お金と人材を割り当てて、時間経過(リアルタイム)で施設を増やしていく「王国開発」はゲームの大きな柱。
冒険の手助けになる機能が満載なので、冒険の合間についついのぞいて経過を確認したくなります。
- 入手経験値アップ
- 船の速度アップ
- 王国の最大収入アップ
- 魔法の種類増加
など。
どの施設を先に作って、どの機能を解放しようか…、あれも作りたいこれも作りたいと際限なく手をつけてしまう魅力よ…。
建設や改装で街並みはどんどん変化。王国の敷地も広がっていくので、まさに「国づくり」を体験できる遊び。王国開発は想像以上のボリュームです。
150を超えるクエストと人材集め
クエストの数は150を超えますが、一部のクエストはうまく王国開発と絡められているため、クエストへの誘導が上手いです。
特に王国に人を呼ぶ「人材クエスト」は、キャラクター1人1人が異なるキャラクターデザインを採用している力の入りよう。
強敵討伐もあり、クエスト達成で経験値も得られるので、レベル上げの代わりに進めて、王国の拡大にも繋がるので能動的に進めたくなるものが多くなっています。
ラストに化ける王国創生物語
中盤までは少々描写不足に感じるストーリーになっているのですが、ラストにかけて目が離せない展開になっていきます。
「二ノ国」というひとつの世界を主人公が束ねていく様が壮大なスケールで描かれており、記憶に残るものでした。
クリア時の達成感が大きく、素晴らしい冒険だったなと振り返って思います。
音楽やビジュアルがフィナーレを後押ししてくれたことは言うまでもありません。
気になった所
駆け足で描かれる物語
ラストの感動へと繋がるストーリーですが、そこへ至るまでの道のりは描写不足と言わざるを得ません。
ひとつの国でやるべきことが少なく、主人公が信頼を得るまでの道のりが容易いのです。
クリアまでのプレイタイムが35時間と、大作RPGにしてはボリュームがやや少なく、ダンジョンや街の数が足りていないのかも。
ご都合主義な展開も多いですしね。
物語のスケールの大きさとは裏腹に、実際に紡いでいく物語はトントン拍子に進んでいくので違和感を覚えます。
おつかい感の強いゲーム進行
物語の薄さに拍車をかけるのが、古典的なゲーム進行。
のおつかい形式が多く、サブクエストも同じです。
ストーリー導線の既視感がつよく、やらされている感は何度も感じました。
大作に似合わぬ安っぽいギャグ
ジブリテイストのやさしい世界観は素晴らしいのですが、レベルファイブ仕込みのギャグによって安っぽさが出てしまっており、二ノ国とはミスマッチのように感じました。
ギャグが悪いわけではなく、作風と合っていない。
この”絵”で、この”世界”で、ノリやツッコミがききまくった掛け合いは必要だったのか?と。
楽しい要素ではありますが、配分が多すぎたとわたしは感じています。
ジブリパロディも面白くはありますが、せっかくのファンタジーRPGなら独創的な新しい世界を見せてほしかった。
まとめ
ジブリテイストのやさしくあたたかい世界観で遊べるアクションRPG。
お馴染みのコマンドバトルではないので、RPG好きには惜しいところかもしれませんが、クエスト履行や王国開発のコツコツ楽しめる遊びも多く、オススメしやすい安定した内容です。
”アニメを動かす”という感動を多くの人に味わってほしい。
あたたかみのある世界観が大好きなわたしは、噛みしめるように二ノ国2を楽しみました。
終盤にかけてどんどん面白くなるので、遊ぶほどにこの世界が好きになります。
やさしい世界とアクションRPGが大好きなわたしにとっては、宝物のような貴重なタイトル。また遊びたい。
コメント
フニャ、コダマみたいですね!
前作は遊んでいないんですが、あまり繋がりは気にしなくていいようなので、2は是非遊んでみたいです。ジブリ的な世界を冒険できるのは、ワクワクしちゃいますね。
そうですね!2からでも問題ないので、世界観が好きならもれなく楽しめますよーヾ(*´∇`)ノ
やっぱりこの絵には惹きつけられますねー!
フニャは戦闘も手伝ってくれるので頼もしくてかわいいです♪
アニメを動かしてる感本当凄いですよね!
深夜アニメ系はたくさんあるけど全年齢対象アニメっぽい作品って貴重なんですごく好きです(o^^o)
そのせいか俳優の方々のボイスに少し違和感覚えますが…笑
前情報入れてなかったんでアクションRPGなのに驚きました!笑
キングダム始まってできること増えて楽しくもあるんですけど
本編でもお使い感が強くなって来たんでクリアまでどんな感想でいけるかハラハラしてますw
ゼノブレ好きな人は好むんじゃないかなーという気がしてます(^^)
このアニメ感は驚きですねー!静止画だと、絵だと勘違いしてしまってもおかしくないグラフィックです。
これを操作して遊べるとは…!ジブリをゲームで再現しようとしたからこその賜物ですね。
前情報なしで、いきなりアクションRPGだとかなりびっくりされたのでは…!?
わたしはいくつかPV見てましたが、前作がフリーランスタイルのRPGだったのでコマンドバトルかもと思ってたんですよ。
ウユニさんはどんな感想になるんだろう?楽しみにしています(*^^*)