ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PSVITA/PS4『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』の感想。
『ペルソナ4』の楽曲で遊べるリズムゲームでレッツダンス!
ペルソナ4 ダンシング・オールナイト
プレイ時間 | 30時間 |
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ジャンル | Pサウンドアクション |
難易度調整 | あり |
「ストーリーモード」と「フリーダンスモード」があり、プレイヤーは好きなモードを選んでゲームをプレイ。
ゲーム本編の後日譚となるストーリーを楽しみながら楽曲を演奏するもよし、自由に好きな曲を選んで演奏するもよしのリズムゲーム。プレイで得たお金は衣装の購入や難易度調整のアイテムを購入するのに使用する。
良いところ
クールなダンスで楽曲の魅力をたっぷり味わえる
ペルソナシリーズといえば、楽曲の魅力が高いことで有名。
『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』では、おしゃれなジャズ調のペルソナ4楽曲を独自のアレンジで思い存分楽しめます。
音ゲーの成否を握るマーカーは、最初はかなり見づらく感じると思う。
中央から放射状にマーカーが流れるので、プレイヤーは画面全体を見なければいけないんですね。
慣れれば目で追う忙しさも楽しいんだけど、最初はタイミングを逃すよりもマーカーの見落としによって「MISS」が発生してしまい、なんとも気持さがついてこなかった。
ボタンをタップした時の効果音は簡単なクラップ音なのだが、画面の賑やかさによって気持ち良さがアガる!
コテコテすぎるほどに派手なダンスステージの装飾が、画面に映えてミュージッククリップのように華やか。
プレイ難易度が上がれば上がるほど、成功判定のエフェクトもたくさん出るので、自分のテクニックとともに高揚感が右肩上がり…!
単刀直入に言うと、
キャラクターたちが見せるキレッキレのダンスと楽しそうな表情で、ボタンを押しているだけなのに、”ダンスを踊っている”ようにノリノリでプレイしてしまう。
また、キャラクターごとにダンスの特徴が異なるのもいいですね。
- ストリート系の力強いダンス
- 日舞をモチーフにした動き
- お遊戯のようなかわいいダンス
高スコアを出していると、途中で他キャラクターが乱入してきて、ステージはさらに盛り上がる!
という、嬉しいコラボもファンアイテムとしての価値が高まるから好き。
本編をプレイして、
そんな願望を叶えてくれるゲームになっています。
しっかりとテキスト量のあるストーリーモード
自由に楽曲と難易度を選択してプレイできる「フリーモード」に加え、「ストーリーモード」が収録されている。
ゲーム本編の後日譚として、アイドルりせの復帰ライブに参加することになった仲間たちがある事件に巻き込まれていくのだが、これは想像以上にボリュームがありますね。
クリアするまでには4時間ほどかかったかな?
『ペルソナ4』は、仲間たちの仲がよく、軽妙なギャグや楽しい掛け合いが魅力だったので、後日譚として再びこの雰囲気を楽しめるのはファンにとってはたまらない!
テキスト量はかなり多く、外伝小説を読んでいるような気分で楽しめる内容になっています。
アニメの挿入もあるので、しっかり作られている印象。
ストーリーに関しては後述しますが、クリア後に解放される「夏の終わりに」は、『ペルソナ4』の爆笑シナリオが好きだった方にはたまらないものになっているので、是非、忘れずに見ておきたいですね!
衣装や買い物のバラエティ要素
ゲームをプレイして得たお金で、キャラクターの衣装や難易度調整のアイテム購入ができます。
『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』をプレイする人は、本編を楽しんだ人がほとんどだろうから、キャラクターたちを着せ替えたりできるのは純粋にうれしい要素。
ステージによって和の衣装に変えたり、みんなにサンタコスさせたり、遊びに振れたコメディ衣装もあるので、外伝作品ならではのぶっ飛んだ楽しみ方ができます。
気になったところ
本編とは毛色の違うストーリー
ストーリーモードのシナリオが、かなり『ペルソナ4』本編と毛色がちがうのは少々気になったかな。
りせのアイドル復帰という題材なので、新キャラとしてたくさんのアイドルが出てきてポカン。
嫌味を連発する高圧的なプロデューサーも登場するので、作風がガラリと変わったように感じた。
本編ではほとんど喋ることのなかった主人公もよく喋るし、ゲームに登場しなかったネタも出てきているところを見ると、アニメを主軸にしているのかもしれないね。
仲間たちの掛け合いもギャグ成分少なめだし、本編とは違って好みが分かれそうなストーリーになってます。
楽曲やお金の使い道の少なさ
楽曲数はそんなに多くないです。
数はそれなりに用意してあるように見えるけど、同じ曲のアレンジ違いが多く、「たくさんの楽曲をプレイしたい」人にとってはマイナス点になると思う。
ただ、楽曲の質が高いので、いろんなアレンジが聴けるという点では十分満足できるかな。
わたしはお気に入りの楽曲をなんどもプレイしてしまうタイプなので、さほど気にならなかった。
量と質の両方があれば文句なしだけど、質の高い音楽で遊べる魅力が減ることはないです。
それよりも気になったのは得たお金の使い道が少ないこと。
少しプレイしただけで衣装を全部揃える楽しみは消化されてしまい、お金の要素が宙に浮く。
「ストーリーモード」を除けは、プレイ動機になる要素が少ないので、早い人だと10時間も経たないうちにゲームに区切りがつくようになってるかな。
まとめ
ゲーム本編やアニメを楽しんだ人が、もうちょっと『ペルソナ4』の世界を楽しむためのファンアイテム的サウンドゲーム。
楽曲の魅力をメインに、キャラクター着せ替えや後日譚を楽しめるので、外伝作品としては価値が高く、ファンにはうれしい1本ですね!
「ペルソナ4」の楽曲がさらに好きになりました!
もともと良い曲ばかりだなとは思っていましたが、自分が音に乗ってプレイすることで、さらに好きになり、本作をプレイしてからしばらくは「ペルソナ4」のサントラ浸けの毎日でした。
音ゲーでは、お気に入りのプレイ楽曲を1つでも見つけられるか?で印象が変わってくるんですが、好きな曲に出会えたので、ふと思い出してはプレイしたくなる永久保存版のゲームになりそうです。