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ペルソナ5 ザ・ロイヤル【ストーリー感想】腐った世の中に少年少女が反逆の狼煙をあげる青春ストーリー!

ストーリー感想

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

先日、超ボリュームRPG『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』をようやくクリアしました!!

若者たちが活躍するエピソードの数々を振り返っていきますよ!

本記事には重要なネタバレが含まれます。未プレイの方はご注意ください。
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ペルソナ5 ザ・ロイヤル

 

鴨志田編


教師でありながら生徒を食い物にし体罰を繰り返す鴨志田編。

汚い言葉を使うので、最初に謝っておきますね。ごめんなさい。

鴨志田、クソ野郎でしたね!!!

竜司の足をダメにし、杏ちゃんに肉体関係を迫る、ほんとクソ野郎だーーーーーーー!!

リアルに腐っているなと感じたのは、周りの先生たちが鴨志田の悪行を知りながら見て見ぬふりをしていたというところ。

子供を守ろうともしないでなにが大人だ……!と憤りを感じました。


もうひとつ印象的だったのは、体罰を受けている生徒たちが声を上げずに奴隷であり続けようとしたこと。

声を上げなければこれ以上はひどくならない。弱者なりの処世術を一方的に責めることはできないけど、どこかで溢れたら志帆ちゃんみたいになってしまうんだよね。

親友を傷つけられ、助けてあげられなかった杏ちゃんはどんなにツラかったろう……。


鴨志田が改心後に土下座して罪を告白したとき、一連の出来事を「女子生徒への性的な嫌がらせ」と言うんですが、改心したはずの鴨志田が“嫌がらせ”なんて言葉を使ってしまうところに、性犯罪を縮小化する日本の闇を見た気がしました。

嫌がらせじゃすまんやろ!

杏ちゃんメインで語られてるけど、将来有望なスポーツ選手の足を奪うっていうのも卑劣が過ぎる!

こういう、職業を利用した性犯罪って実際にニュースになったりしてるけど、真っ当に働いてる人からしたら大迷惑!ですよね。

「男性教諭が女子生徒を」なんて、インパクトが強いし…。


鴨志田編は、主人公、竜司、杏、3人のペルソナ覚醒シーンを一挙に見られるので、イベントシーンが豪華で燃えました!

主人公の血まみれ姿、めちゃかっこいいよね!

杏ちゃんも、カッコかわいい!!

 

班目編


門下生の作品を盗作し、若い才能をつぶしながら私腹を肥やす班目編。

班目編は被害者である喜多川祐介が「助けなどいらん」と主人公たちを突っぱねるので、助けるべきか否か迷うシーンが印象的でした。

祐介はこの環境から逃げ出したいと思いつつも、母の亡きあと自分を拾ってくれた班目への恩義を捨てることができず、班目に尽くし続けるんですよね。

善き人間ほど搾取対象になる腐った構造がよく描かれていました。

毒沼に浸かって感覚が麻痺してしまった人間を目の前にしたとき、相手が望まなくても助けてあげるべきなのか

のちに祐介はこんなことを言っているんですよね。

「初めて会ったばかりの頃…俺が断っても断っても お前たちは押しかけて来た
あの時お前たちがしてくれた事は、俺の一生涯の宝だ」

班目編を終えたあとも、相手が望まないのに救ってやることは正しかったのだろうか。と悶々していたので、この言葉を聞いたときはすごくすごくうれしかったです。

“その人がいいならいい”という自己責任思想では救えない相手だったと思います。

「有終の美くらい…
せめて自分の作品で飾れ」

本物の芸術家が班目に吐いた捨て台詞が、かっこよすぎた……!

金城編


渋谷を拠点に弱者から金を巻き上げるマフィアを成敗する金城編。

金城編は、仲間が直接的な搾取対象になっているわけではないので、感情移入のしづらいエピソードではあるんですが、「世直し怪盗団」として“自分ごとではない悪事をも挫く”という回だったのかなと思います。

正直、初登場時の新島真の印象は最悪でした。

志帆を助けられなかった杏を侮辱するという華麗なる被害者叩きをかましてくれちゃったので、わたしのヘイトは溜まりまくり!

杏ちゃんがどんな苦しい想いをしたと思っとるんじゃ〜!

と暴れ牛と化してました。笑

道徳心を伴わない知性には魅力がないですからね。


ところが、真の抱えている問題は多くの人が共感できるもので、大人の言うことをよく聞く“良い子”だった彼女が殻を打ち破ってペルソナを覚醒させたときの カッコ良さったら、もう!

大型のバイクを乗り回し、トゲトゲの衣装をみんなにいじられてましたが、それほどまでに溜め込んでいたのね、まこちゃん。

良いことをした時や、”できた時”にしか褒められてこなかった人間って、真みたいに良い子であり続けようと自分の感情を抑え込んでしまうんですよね。

「クズのような悪い大人と、大人の言いなりだった私……
両方まとめて、この手で打ち砕く!」

自分自身の頬をぶん殴れるまこちゃんはかっこいいです。

メジエド編


ハッカー集団メジエドに対抗するため、天才ハッカー佐倉双葉の心の闇と戦うメジエド編。

メジエド編は悪人ではない人間のパレスを攻略する変化球の効いたエピソードでした。

双葉のお話はねぇ……、ツラすぎるんだよねぇ……。

大切な人を失った悲しみと、自分のせいで大切な人が死んだという自責、そして、「お前が殺したんだ」と指を刺される苦しみ。

その全部が、子供の双葉にのしかかるのだから耐えきれずにどこかがおかしくなってしまうのもわかります。

引きこもりは子供ながらの自衛だったんじゃないかな。

実はわたしもこのトリプルコンボを経験していまして、未だに解決できず引きずったまま生きているので、双葉には無条件でエールを送りたくなってしまいます。

がんばれ、双葉!

 


そんな双葉はコミュ障っぷりがかわいくて面白くって、被り物をかぶって仲間たちと交流する姿が シュールでしたね!!

どやぁ

双葉がメガネをかけたデザインなのは、外の世界との間にブラインドを設けている感じがしてすごく好きです。

「お母さんは、もういなんだ どれだけいて欲しいと願っても、絶対叶わない
だからわたしは、お母さんのいない世界でも生きてく!
そんで、めいっぱい幸せになるんだ!」

あぁ、このセリフ、何度聞いても泣けてしまう。。

大好きな人がいない世界って、意味が見出せずにほんと真っ暗だよね。

……ダメだ!書いてて気分が落ち込んできた!

亡き親から巣立ち、自立を誓った双葉さん大人です!

“めいっぱい幸せになる”っていうのがいいよね!人生の目標でこれ以上のゴールってないでしょ!

奥村フーズ編


社員を使い捨てるブラック企業の社長を改心させる奥村フーズ編。

奥村フーズ編は、春のエピソードも重要だけど、モルガナとのケンカが印象的。

主に竜司が戦犯なんですけどね。

竜司はすごくいい相棒だと思っていたんですが、怪盗団が大所帯になるにつれて我の強さが露呈してしまってなかなかねぇ……。

まぁ、8割くらいはわたしの好きな杏ちゃんとイチャつきよるという八つ当たりから来るものなんですが!!

愛しの彼女にちょっかい出すなー!

 


そんな不仲の怪盗団に、

「弱い者を助ける怪盗団は、仲間を助けてあげないみたいだし」

と、チクリした春ちゃん、ド正論です!!!

春ちゃんは、政略結婚を迫られており、自分の子供すら己の私欲のために利用する奥村社長のブラックっぷりが凄まじい。

「舐められたもんだな…
損得がすべて? 哀しいな社長さんよ
この世にはカネや名誉に代えられないモンが山ほどある!
一人だけ助かって、なんの意味があんだ!
こいつらの代わりなんて 何処にもいない!
オマエの提案は、ハナから取引になっちゃいねえのさ!」

あぁ……、春ちゃんのことをもっと語りたいのに、モルガナの啖呵がかっこよすぎるぅぅぅ!!

モナちゃん、超かっこいい!!

仲間といろいろあった後だけに、モルガナが仲間のことを想い、信頼し、奥村の提案を蹴り飛ばしてくれて、スカッとしました!


まぁでも、今回は春ちゃんの父親である奥村社長が死んでしまうんですけどね……。

ここに関しては春ちゃんの感情が掴みにくくて……、散々「大丈夫、うまくいく」と言っていた怪盗団のいう通りにしたら父親が死んでしまったのに、すごく物分かりがいいというか。

怪盗団は悪くないとすぐに割り切れちゃうし、涙も見せない。

裏で死ぬほど悲しんでる姿は想像してね。ってことなんでしょうか。

新島編


精神暴走事故の犯人をあげるため怪盗団を是が非でも逮捕しようとする新島編。

新島編は、明智の裏切りやリーダーの死亡偽装など、見どころ満載なんですが、中でも、まこちゃんと冴さんの 新島姉妹が熱すぎましたぁぁぁ!

この作戦って、冴さんを説得できるかどうかに全部かかっている、一か八かの大勝負だったんですよね。

そして、異世界やパレスという夢物語のような真実を、改心した冴さんならば信じてくれると“賭けた”わけだ!

冴さんの知性と人を見抜く目を信じ、怪盗団の命運すべてを冴さんにかけたこの作戦をまこちゃんが立てたっていうのがもう!!!


妹が!姉に! すべてをベットした賭けたわけですよ!

しかも、冴さんのパレスはカジノでしたよね。

もう〜、このギャンブル姉妹最高だよ〜!!

いろいろとエモすぎ!

 


「明智の鼻をへし折ってやろう大作戦(勝手に命名)」では、リーダーの死が偽装だと知っている状態で見ると、報道に驚く仲間たちの姿にクスクスと笑いがこみ上げて来ちゃいます。

みんな、役者なんだから〜

本当に死んでしまったのかもしれないという不安があったにせよ、驚きでプリントを落としたまこちゃんかわいい。

それ、あなたの立てた作戦だから!

獅童編


精神暴走事故を政治利用し日本を我が物にしようとする獅童編。

獅童編は、獅童さんが「愚民、愚民」とうるさかった!

ペルソナ5Rってボスキャラからのきったない言葉と演説を長々聞き続けなきゃいけないから、うるさ〜い!!って言いたくなるのはわたしだけでしょうか?汗


今回は獅童との対決よりも、明智の狂乱っぷりが記憶に残っていますね。

わたしはあからさまに狂った表情をされると逆に怖さを感じないので、大声で叫びながら自分が優れているのだと喚く明智を見て、「声優さん大変そうやなぁ〜」とか「明智かわいそうなヤツ……」って憐れみのまなざしを向けていました。

ごめんよ、明智・・・

「大層なこと言ってるが、要はガキが駄々こねてるだけだぜ!」

って、モナちゃんもなかなか辛辣。笑

メメントス編


獅童の改心を契機に世論が変わるかと思われたが、思考停止した大衆により現実世界が異世界に飲み込まれるメメントス編。

「ここでは誰もが、最高の自由を得られるのさ
自分で悩み、考えることからの解放… 『選ばなくても良い自由』をね」
「等しく縛られ、思考を放棄し、世界に関心を向けもせぬ…
今や大衆の心は、怠惰という欲に堕し、牢獄と化した」

メメントス編は、まさに現代日本を反映したエピソードですね。

“無関心”というのはひとつの大きなテーマで、コンプライアンス世代は特に、高度経済期もバブル時代も知らず、何かを成し得てきた経験が希薄だから、世の中を変えるとか、社会参加とか、そういう意識が薄いんじゃないかなぁと思います。

まさにわたしもそういう世代だし、リスクの少ない選択は処世術で、“無関心”も実際に経験してました。未だ脱却できたとは言えないけど、自分の無関心を自覚できるだけでも一歩前進だね。

「彼らの多くは善良な市民…
しかし彼らは目の前の一本道を行くしか能がない
道の先が破滅の崖だとしても、考えず進むだけ…
そんなものは理性なき獣の群れと同じだ」

なんというか……、コロナウイルスが拡大している今の日本の状況を踏まえてこのセリフを聞くと、思い当たる節がありすぎてこわいです。


ラスボス撃破後の光に溢れたこの絵はとても綺麗ですね!

モナちゃんが天に召されそうになってるけど!笑

丸喜編


誰も苦しまない世界を作るため現実を書き換える能力を行使する丸喜編。

丸喜編はまず、すみれの話からしましょうか。

芳澤編


自分のせいで大切な人が死ぬという、これまたツラいエピソードなんですが、優秀なかすみから“2人で新体操のトップを獲る”という幼い頃の目標を執拗に押し付けられるすみれには少し同情してしまいました。

優秀なかすみから頑張れ頑張れ言われたら、つらいし、しんどいよね。

劣等感って、大切な人も簡単に傷つけてしまう精神状態に陥ってしまうし、深い自己嫌悪を引き起こすからほんっと良くない!

で、なにもかもうまくいかなくなるという 負のスパイラ〜ル!

百害あって一利なしだよ…

今回の話に関しては、「かすみがすみれの才能に気付いていたから」という理由付けが一応あったので、最終的にはかすみGJ!なのかな。

とは言っても、すみれは丸喜先生の作った現実もかなり酷な道だったと思います。


劣等生のすみれを受け入れるのもつらいし、優等生のかすみを演じて仮初めの栄光を手にし才能の違いに直面するのもつらい。

コープ会話ですみれはアイデンティティを取り戻していましたが、優等生のかすみとは違う”すみれ”という存在を受け入れたことが才能の開花に繋がったんだろうね。

新体操がダメダメだったとしてもすみれはすみれのままでいいし、この世界に生きていていい存在なんだって、そんな風に自己肯定できるとスルリとうまくいったりすることって本当にあるもんね。

すみれはその上でたくさんの努力をする人だから、彼女の未来に幸あれと願っています。

ちなみに…、
なぜ若葉のようにかすみを蘇らせなかったのかって考えたんですけど、かすみを蘇らせて劣等感に苛まれるのはすみれの幸せではなく、かすみが死んだ上ですみれがかすみになるのが救いだと思ったからなんでしょうか。

だとすればかなりのサイコパス。

独断で幸せな世界を作る歪みなのかもしれません。

丸喜編


丸喜先生の作る世界は、転んでも立ち上がる方法を学ぶのではなく、誰も転ばなくていい世界を作ろうというものでした。

このゲームのシナリオとして、苦難も乗り越えていこうというテーマはすごく共感できるんですが、実際、つらい記憶や事件をなかったことにできるのならそれを望んでしまうかもしれないなぁと思っていました。

大切な人が幸せに笑っている世界があるならそっちに行きたい。今の生活は消えてなくてもいいって本気で思います。

あとね、ゲーマー視点でお話しすると、ペルソナ5以外にもいろんなゲームをプレイしてきて、過去改変やりまくってハッピーエンドを勝ち取ってきたから、別世界のハッピーエンドを肯定したいという気持ち!

いわば丸喜先生のようなことを別のゲームで山ほどやってきたわけですからね!

ペルソナ5でノーマルエンドを見てから3学期にきた人もいるでしょうし、その口で「現実を受け入れろ!」なんてどの口が言うんだ!?って感じになってしまう。笑


そんな正解を迷ってしまうような対立だから、明智が、

「僕は、自分の道は自分で決める
誰かに創られた現実で、一生飼い殺されるなんて御免だよ
…帰ろう、僕らの現実に」

と丸喜先生の世界をバッサリ斬り捨てのがめちゃくちゃかっこよくて、他人の手の中に自分の運命を収めることの愚かさに気付けました。

自分の人生の舵取りは自分でやらなきゃね。

まとめ

以上、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のストーリーを振り返ってみました!

P5Rは、芳澤かすみという新キャラと、明智復活という新シナリオが展開されましたが、明智が丸喜によって生み出された幻想なのだと無印版のエンディングへとつなげていったのには驚かされましたね〜!

無印版との整合性がとれている素晴らしいシナリオだったと思います。

おもしろかった!

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