ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は、『グラビティデイズ 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』の感想。評価です。
重力を操る主人公「キトゥン」になって、街を飛び回るアクションアドベンチャー。
GRAVITY DAZE(グラビティデイズ) 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
プレイ時間 | 15時間 |
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ジャンル | アクションアドベンチャー |
難易度調整 | なし |
良いところ
360度遊べる重力アクション
「グラビティデイズ」最大の特徴は、主人公が自身の重力を操ることができるということですね!
照準を合わせた方向へと引き寄せられ、例えば壁を歩いたり、天井を歩くことが可能です。
こう書くと、重力に逆らった「歩行」が楽しいのかと思われるかもしれませんが、実際に気持ち良いのは空中での「移動と加速」。
重力の向きを変えながら移動すれば、空を飛ぶように移動することができ、風を斬るような感覚を味わえます。
360度すべてを縦横無尽に飛び回ることができる3Dアクションゲーム、ちょっと他では味わえません!
ジェム集めで探索が楽しい
フィールドとなる街の中には、「ジェム」という赤い宝石がいたるところに落ちており、集めると、
- HP増加
- 重力の持続時間増加
など、主人公の強化につかいます。
世界観が暗めなので、赤く光るジェムは遠くからでも見つけやすく、
重力アクションならではの隠し場所
「ジェム」はいろんなところに隠されていますが、重力アクションならではの場所に隠してあるので、探索が楽しいですね。
- 高い高い屋根の上
- 橋の裏側
- アーチの天井
- 街の裏側
などなど。
普通のゲームじゃこんなところ取りに行けないよ!ってところに重力アクションで行っちゃえるのがいいんですよ。
飛びぬけて光るセンス
「グラビティデイズ」は、初めてプレイしたその瞬間からセンスに驚かされました。
- 類似品のないキャラクターデザイン
- アメコミ風に進むストーリー
- 暗いながらに光る色彩センス
「重力アクション」というだけで差別化が図られているのに、デザイン面でも唯一無二の魅力を発揮しているように思います。
わたしは、主人公キトゥンが響かせるヒールの「カツカツ、コツコツ」という音が大好き。
こんな心地よい音を聴きながら遊べるアクションゲームは初めてでした。
気になったところ
遠距離アタック中心の戦闘
戦闘は、キックなどの近距離攻撃やオブジェクトを持ち上げて飛ばすこともできますが、基本的には攻撃力の高い「重力アタック」がメインで単調に感じました。
敵から距離があるほどダメージが上がる遠距からの飛び込み攻撃で、
↓
敵のコアめがけて飛ぶ
という繰り替えになってしまいますね。
もちろん、敵もじっとしていてはくれませんから、攻撃をスカすことも多くあんまり気持ち良くはないかなぁ。
終盤になると敵の耐久が上がってくるので、何度も同じ攻撃パターンを繰り返すのがなんとも…。
敵のデザインが似たものばかりということもあって、戦闘に関してはハマれなかったです。
照準を合わせの好き嫌い
探索もダンジョンも戦闘も、『グラビティデイズ』を支えているのは「重力の向きを変えて遊ぶ」という新しさですが、
逆に言えば、
という操作がメインになっています。
戦闘では、敵の動きに合わせて俊敏な照準操作が求められるので、シュータースキルの有無でも印象は変わってくるかもしれません。
わたしはシューティングがあまり得意ではないので、全体的に爽快感が薄かったかなぁ。
主人公が360度動けるということもあって、画面がグルグル回るので3D酔いする可能性も。
世界観が暗くフィールドの差別化が難しい
「センスがいい」と紙一重なので、好みになると思いますが、世界観が暗く全部で4つある街は差別化が薄いです。
全体的な統一感はありますが、その分ひとつひとつの街個性が強くないんですね。
地上の移動よりも、重力操作を使って飛んでいることの方が多いので、土地勘もつきにくいです。
まとめ
照準操作が苦手でなければ、新感覚の重力アクションを体験できると思います。
パターン化しがちな戦闘はネックですが、街の探索やレースゲームなどサブ要素の方が楽しいかも。
随所に光るセンスにはアート的な魅力を感じながらも、照準操作メインのゲーム性がやっぱり苦手で、地に足付けて壁キックとかしている方が好きなのかもしれませんねぇ。
重力アクションの新しさには触れることができたので、ダウンロードソフトくらいのボリュームで遊びたかったです!