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【映画感想】メアリと魔女の花|ジブリへのオマージュもまるっと楽しもう!

映画短評

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今回は、『メアリと魔女の花』の感想です。

『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』の米林監督が、ジブリ退社後 初となる長編アニメーションに挑戦した作品。

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『メアリと魔女の花』物語

主人公・メアリは、魔法界から持ち出された禁断の花を見つける。
花の力で不思議な力を得たメアリは、よくわからないまま魔法大学に入学。
天才ともてはやされるが、禁断の花が関わっていることが明るみに出ると事態は急変する。

『メアリと魔女の花』感想

もうジブリの人ではないので、この表現は適切ではないのですが、「久々のファンタジージブリ」として楽しめます!

近年のジブリは、魔法やあり得ない異世界を題材にしていなかったので、不思議な世界観とジブリで培われた画の力にワクワクできました。

本作は、オマージュというか、色んな映画の場面を思い起こさせる場面があります。

  • ハリーポッター的魔法学校
  • ラピュタの巨神兵
  • ポニョの海サカナ表現
  • もののけ姫のヤックル
  • カオナシ的モンスター

などなど。

物語の核ではなく、物語を彩る要素として想起されるので、わたしは、

今の、○○っぽい!

と、隠れミッキーを探すような感覚で楽しめました。

前半は我慢の時間

物語に関してですが、序盤は個人的に我慢の時間でした。

「変わりたい」と漠然と願うが、何も変えられないでいるメアリの葛藤が描かれるのですが、とても受動的 で自分から何かするわけではないんですね。

欲しいものはあるけど、行動に起こさないでただ「欲しい、欲しい」と願っているだけのような。

見ているとイライラしてきちゃうんですが、まぁ、思春期の葛藤ってこういうものなのかなという気もしています。

そして序盤のメアリは 典型的な「ドジっ子」として描かれます。

食器を落としかけたり、ずっこけたり…。
私は 型にハマりすぎた描写はつまらない と感じてしまうので、「この映画 大丈夫か!?」とちょっと心配に。

責任を自覚して行動してからがおもしろい!

そんなメアリですが、禁断の花の存在が明るみに出て、周りの人間が巻き込まれてしまうと、自分の責任を自覚していきます。

前半の受動的だったメアリから一転、自分で考えて行動していく ようになり、そこからはぐんぐん面白くなりますね!

そこに「魔法」というエッセンスが加わることで、盛り上がりに拍車をかけます。

前後の対比がおもしろい

前半と後半でガラリと雰囲気が変わっていく『メアリと魔女の花』。
この対比は結構おもしろいです。

前半では、不思議な力による華やかで楽しいファンタジーな魔法学校が、後半になると不気味な要塞にさえ見えてきます。

夜中のおもちゃ屋さんがどことなく不気味に感じるのと似ていますが、この対比は効果的 でした。
小さいお子さんだと、グズってる子も結構いましたね。怖かったんだと思います。

その他にも、「赤いちぢれ毛」をコンプレックスに感じていたメアリが、異世界では憧れの的になっていることで、自分の髪に自信を持つシーン。

これまでの「赤いちぢれ毛=ダサい」という感覚が、小さい世界での価値観であったことに気付かせてくれる 好きなシーンです。

気になったところ

魔女を題材にした物語なので、この世界の中に存在する魔法は多岐にわたります。

しかし、主人公メアリが使う魔法はとても少ない。
「これひとつで全部解決!」
という 最強便利魔法で乗り切っちゃう のが、違和感ありました。

もうひとつは神木隆之介さんが演じる少年「ピーター」。
重要人物でもっと物語に絡んでくるのかと思いましたが、実はあんまり出番多くないんですね。

まとめ

大きな盛り上がりの波は薄いように感じましたが、ファンタジー世界の冒険を楽しむことができました。

前半は「楽しめないかも…」と不安にさえ思っていましたが、後半からの巻き返しはすごかった。

主題歌にセカイノオワリを起用するなど、ジブリから解き放たれて、若返りを感じさせる一作。

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