ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』の感想・評価をお届けします。
わたしがポケモン映画を見るのは『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』以来。
この映画はまじでヤバイ。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!の物語
アニメ『ポケットモンスター』の主人公サトシが最初のポケモン「ピカチュウ」に出会い、伝説のポケモン 「ホウオウ」に会うための旅路 を描いた物語。
映画の新キャラクター「マコト」と「ソウジ」とともに冒険を繰り広げる。
思い出補正上等!なつかしくてたまらない初代ポケモンたちの冒険活劇
主人公サトシの「冒険のはじまり」を描いた作品ということで、初見でも楽しめる『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』。
これはとんでもない作品が誕生してしまったかもしれません。
今回は大人目線で、本作の魅力を語ります。
初代ポケモン出演数がすごい!
本作は、初代「赤・緑」世代のポケモンが これでもかー!! ってくらい登場しています。
物語の本筋だけでなく、ちょっとした野生ポケモン、ポケモンセンターに集うポケモン。
いろんなところで多数の初代ポケモンたちが顔を見せてくれてり、観客はまるで 時間が巻き戻ったかのような懐かしさ に包まれます。
- ゲームで育ててよく使っていたポケモン
- デザインが好きなポケモン
- アニメで思い入れの深いポケモン
人それぞれに当時の思い出が蘇ってくるはずです。
サトシのポケモンはたった3匹!厳選されたポケモンドラマがすごい
ポケモンの総出演数とは対照的に、主人公「サトシ」の ポケモンはたった3匹。
厳選に厳選をかさねて選ばれた3匹と繰り広げるドラマがすごいです。
- 問題児ピカチュウとの出会い編
- トレーナーとは何か?を問うキャタピー編
- 敗北から立ち上がる強さを知るヒトカゲ編
いや、もうね、どれがいいとかないんですよ。
どのストーリーも本当に素晴らしかった!
このポケモン映画のすごいところは、ポケモンの 進化過程がストーリーの「起承転結」とオーバーラップ しているところ。
サトシとポケモンの 精神的成長がポケモンの見た目にも反映 され、花開く瞬間がドラマチックに展開されるので感動を後押ししてくれるんですね。
それぞれのストーリーは同時進行していくので、ただ物語をくっつけたような違和感はなく、中盤以降の涙腺崩壊がほんとヤバイです。
迫力のバトルシーンがすごい!
元々ポケモンアニメって色彩豊かで綺麗だったんですけど、20年の時を経てさらに進化。
特に、バトルシーンの迫力がすごい です!
トレーナー視点のハイアングル、ポケモン視点のローアングル。
技の見せ方が非常にうまく、
ってなります。
信念の異なる2人のトレーナーが熱い!
本作では、
- 強さを求めてポケモンを取捨選択する「クロス」
- どんなポケモンでも友達になって一緒に強くなる「サトシ」
信念が異なる2人のトレーナー がぶつかり合います。
「クロス」がね、また良いキャラしてるんですよ。
悪いことしてやろうっていう悪意というよりは、単純に強さを求めている 感じで「敵キャラ」と称してしまうのは違和感があるくらい。
2人のトレーナーには 思想の違いしかない んですよね。
強い個体を厳選する「クロス」に対して、
という信念を持つサトシ。
それを 証明するには「勝つ」しかない のですが、これがなかなかうまくいかず、ラストのドラマ展開から目が離せません。
まさかピカチュウが…!!
問題児のピカチュウをもらい受けるところから始まり、仲良くなって絆を深めていきますが、まぁピカチュウの かわいいこと!かわいいこと!
個人的には「フシギソウ」のモノマネしてるピカチュウがすごく好きだったなぁ(めっちゃ似てたw)。
ラストバトルでは、勝ち目のない強大な敵 にサトシとピカチュウが立ち向かいます。
2人とも満身創痍になり、立ち上がることもできない「もうダメだ!」っていう瞬間までお互いをかばいあう。
「泣ける映画!」とか言いたくないんだけどさ、これは泣いちゃうよ~。
そしてピカチュウに 衝撃の「あること」 が起こります。
ネタバレになっちゃうので開閉式にして伏せています。
まとめ
ポケモン映画20周年大作は、ポケモン愛と初代ポケモンへのリスペクトが込められた素晴らしい作品でした。
元少年・少女たちにこそ見てほしい演出が盛りだくさんです。
伝説ポケモン「ホウオウ」がメインかと思っていましたが、それ以上にほかのストーリーが濃い!
厳選されたストーリーは、息つく暇もなく展開されるのであっという間の98分でした。
ピカチュウとの出会いが少々駆け足に感じたり、サトシの揺らぐ思想に疑問符が浮かんだりする部分もありますが、初代ポケモンと初期アニメに触れていたわたしにはたまらない映画でした。
思い出補正入りまくりだとしても、それで楽しめるなら全然OK!