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【レビュー・評価】戦争に身を投じる若者たちを描くスクエニらしい軽さのアクションRPG!|ファイナルファンタジー零式HD

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今回は、PS4『ファイナルファンタジー零式HD』の感想・評価です。

スクエアエニックスが放つ、戦争に身を投じる若者たちを描いたアクションRPG。

このゲームの記事

 

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ファイナルファンタジー零式HD

プレイ時間:42時間(1周目)+ 14時間(2周目)
ジャンル:アクションRPG
難易度調整:あり

 

良いところ

14人のプレイアブルキャラクター

『ファイナルファンタジー零式HD』では、14人ものプレイアブルキャラクター を操作することができます。


14人それぞれが異なる武器を使い、スキル技や魔法をセットして戦うことができます。

遠距離攻撃のできるキャラクターが優遇されていますが、個性が現れているのが良いですね。

戦闘はスクエニらしい軽い挙動のアクションで、「注目」や「回避」もでき アクションRPGとしての完成度は高い です。

範囲攻撃もばっちり

魔法による範囲攻撃もあるので、多人数戦への対処と爽快感もばっちり。

戦闘面はかなり気に入っています。

取捨選択が楽しい攻略とイベント

ミッションとミッションの間には自由時間があり、拠点やワールドマップで好きなように遊ぶことができます。


自由時間には限りがあり、ワールドマップに出たり、会話イベントをみることで時間が経過。

どのイベントを見て、どうやって過ごすかを 取捨選択して遊ぶのが楽しい ですね(取りこぼしは2周目という楽しみ方も)。

ワールドマップには街や洞窟がいくつもあって、普通のRPGのような楽しみ方が出来るのは意外でした!

ミッションは基本的に、敵と戦いながら先へ先へと進んでいきますが、ロケーションは全然違いますし、ミッションを進めているとどんどん任務が変化したりと、 飽きさせない工夫が仕込まれてる なぁ。と感じました。

通常のミッションのほかに、「エリア制圧戦」というワールドマップ上で味方を導いて戦うミッションもあったりして、異なる刺激が楽しめます。

2周目や歯ごたえのある高難度に挑める

周回プレイは必須ではありませんが、

  • 異なるストーリーミッション
  • イベントやミッションを飛ばせる
  • 1周目でみた会話イベントが可視化
  • 高難度に挑むのが楽しい

など、2周目まで楽しめるように作られたデザインになっています。

異なるストーリーミッションがあるのはうれしいですね。

「1周目と同じことをしている時間」がほとんどないので、めっちゃ遊びやすいです!


1周目からでも高難度ミッションに挑戦できるので、少し背伸びしてヒリヒリした戦闘を楽しむこともできます。

普通にレベル99の強敵がワールドマップを闊歩しているので、緊張感はあるし、「いつか倒してやる…!」と燃えます。

気になったところ

いやらしいゲーム展開と高難度

PS4版では難易度「イージー」が用意されていますが、それでも 全体的に難易度は高い と思います。

即死攻撃や制限付き戦闘など、レベル上昇で対処できない難しさ がありますし、「復活アイテム」が異常に少ないので主戦力が倒れてしまうと一気にピンチになってしまいますね。

特にラストダンジョンでくじける人が多そうです。


難易度とは別に、「いやらしいゲーム展開」もわたしは苦手でした。

わたしの苦手な、予定調和の負けが何度かあるんですね。

負けなきゃいけない場面では、プレイアブルキャラクター14人全員を戦闘不能にしなきゃいけなくて面倒だったりとか、「クリアできないバッドエンド」に突入しちゃったりとか。

このひとクセは合わなかったかなぁ。

賛否分かれるストーリー

難しい単語がたくさん使われた「中二感」溢れるストーリー は、人によって良くも悪くもありますね。

戦争を描いているので、全体的に暗いのは仕方ないとして、せっかく14人のプレイアブルキャラクターがいるのに、キャラクター描写が少ないのは残念でした。

物語の中心は「国の動向」です。

一部のキャラにスポットは当たりますが、仲たがいしている場面が押し出されているので気持ちよくありません。


もっとキャラクター描写を掘り下げて、群像劇を見せてくれたら「14人」のキャラクターが活きるのになぁと残念でした。

絵にかいたようなハッピーエンドではなく、こちらもひとクセある印象。(それがFFという気もしますが)

個人的には、主人公たちをとことん侮辱してくるラスボスが気分悪かったですね。

まとめ

難易度とストーリーのクセが強いものの、アクションRPGとしては完成度が高く、触り心地のよいゲームですね。

高難度やいやらしいゲーム展開で悩まされたくない人にはオススメできませんが、PS4版では難易度「イージー」が追加され、少しは遊びやすくなっていると思います。

MY POINT
ミッション形式なのでもっと単調なゲームかと思っていましたが、ワールドマップで自由に冒険できたりと、良い意味で期待を裏切られ楽しめました。

難易度とストーリーのクセの強さは個人的には苦手でしたね。
ラストダンジョンは投げたくなったし…w

惜しい部分も多いですが、アクションの出来の良さと格好良い音楽はかなりお気に入り。

 

良いところ
  • 音楽が素晴らしい
  • 軽い操作感のアクション
  • 14人のプレイアブルキャラクター
  • 14人それぞれに異なるアクション
  • 戦争に身を投じる若者たちのストーリー
  • 繰り返しのミッションに飽きさせない工夫
  • 攻略の自由度が高い
  • ワールドマップでクエストや冒険ができる
  • ワールドマップでは戦闘後 全回復でMPをふんだんに使える
  • 倒した敵からMPを吸収できるので MP切れが少ない
  • 2周目も楽しめる
合わないところ
  • 拠点内の移動が面倒
  • 難しい言葉づかいが多い
  • 即死攻撃がつらい
  • 14人の育成が大変
  • 予定調和の負けやバッドエンドにハマる
  • レベル上げ必須のデザイン
  • 全体的に難易度が高め
  • 復活アイテムが少ない
  • とうとつな展開のストーリー
  • 受け止め方が難しいラスト