7/13 22:00-コメントに返信しました。
おすすめ記事

プリキュアダンスゲームの斬新すぎる遊び方をしてのけた姪っ子の話

日常の話

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今日は、いつもと趣向を変えて、わたしの体験談をお話ししてみようと思います。

楽しかったら、また何か書くかも〜。

スポンサーリンク

プリキュアゲームの遊び方

わたしの兄は10代で結婚しており、2人の子供をもうけました。

兄・妹の2人兄妹です。わたしからすれば、「甥っ子」と「姪っ子」ということになります。

2歳からマリオを触りだした甥っ子とはちがい、ゲームとはほぼ無縁だった姪っ子。

今日はそんな姪っ子の話。

ある日、兄の家に遊びに行ったときです。

姪っ子が『プリキュアオールスターズ ぜんいんしゅうごう☆レッツダンス!』というWiiのゲームを買ってもらったと自慢してきました。

当時の姪っ子は幼稚園生。プリキュアが大好きで、自慢げに持ち出したそのゲームはプリキュアとダンスを踊る内容のようでした。

わたしもいっぱしのゲーマーですから、Wiiのゲームでダンスを踊るとなれば、なんとなく想像はつきます。

Wiiリモコンを持って踊り、ダンスの正確さでスコアが出るようなゲーム   

なんとなく、そんなものを頭の中で想像しながら、嬉々としてディスクをセットしている姪っ子を眺めていました。

ゲームが起動すると、手際よく楽曲を選択し、チラチラとこちらの様子を伺ってくる姪っ子。

ちゃんと、自分のことを見ているか確認しているのですね。

さて、いよいよ、ゲームがスタート。

「いくで〜、見ててなぁ〜」と、ニヤつく姪っ子を見守るように眺めながら空想します。

   何点くらい出すんかな?
子供やし、まぁ、あんまり良い点ではないかも知れへんけど、意外と完璧に踊って見せたりして   

なんて、ぼんやり考えていたわたしの前で、信じがたいことが起こったのです。

元気いっぱいのプリキュアの音楽が流れ始めたと同時  

これまでゲームを操作するために手に持っていたWiiリモコンを、姪っ子ははたりと側の机の上に置いたのです。

わたしの混乱がお分かりいただけるだろうか?

ダンスゲームをはじめるその瞬間に、自らの手で点数を全放棄した姪っ子に、わたしは理解が追いつかなかった。

え、Wiiリモコンなかったら…、え…、点数…、えっ…!

子供は自由だ。

彼女は、全身全霊をかけて踊ってみせた。

腕を大きく振り、ステップを踏みながら、目の前でニコやかに踊るプリキュアたちに合わせて踊った。

わたしは混乱のさなか、テレビに映るプリキュアたちに「bad…」、「bad…」、「bad…」が表示されるのをただ呆然と眺めていた。

声をかけるかどうかは、まったく迷わなかった。

本来の遊び方を教えてあげるのは簡単だろう。

だけど、目の前で楽しそうに踊る彼女に「正しい遊び方」など意味を持たないのだ。

混乱と驚きの中で、彼女のショータイムは一瞬のように思えた。

踊り終えた彼女は、後ろから眺めていたわたしを振り返り、机に置いたWiiリモコンを手にして聞いた。

「どうやった?」

満足そうな顔に、わたしがかける言葉はひとつしかないだろう。

「上手やなぁ!」

わたしの言葉を聞き、ニコニコと笑う姪っ子の後ろには、0点のリザルト画面と残念そうなプリキュアが映し出されていたのは言うまでもない。

あなたはこの子に、「Wiiリモコンを持たないとあかんで!」と言えるだろうか?

コメント

  1. 姪っ子ちゃんかわいすぎですね(*´Д`*)
    ほんとの意味でゲームを楽しんでるんですね(☆。☆)点数やスコアやクリアとか色々考えてゲームしてる考えを改めないとって思っちゃいます(o^^o)

    リモコン持たなあかんって言うよりも、リモコン持って姪っ子ちゃんよりも完璧なダンスを披露するしかないですね(笑)

    • なにッ!?
      わたしが完璧なダンスを披露するという手があったか!笑

      普段ゲームをプレイしてないからこその楽しみかたですね~^ – ^
      あんなに楽しそうにダンスを踊られたら、もう、なんにも言えないですよw

  2. 子供のゲームではいつも、そういった判定の無いモードを搭載すべきと思ってたんで
    素でその状態に持っていく姪っ子ちゃんは天才ですな(笑)
    大人の敷いたレールやルールに囚われないというのはマーベラスです。

    途中でゲームが終わるっていう判定にしないバンナムもエライっちゃエライかと
    鑑賞モードやフリーダンスモードがあって残念そうなプリキュアも無ければ最The高ですがw

    • 「遊び方」を教えるのは、野暮だなと直感しましたよw
      目の前で実際にダンスを見たときは、驚きと混乱で半笑いしちゃいましたけど、そのまま自由に楽しんでいてほしいです^ – ^

      途中でゲームが終わらないのはいいなと思いましたね!
      1、2曲見せてもらっただけなので、どんなゲームかはよく知りませんが、もしかしたら、フリーダンスなどもあったりするのかも。
      リザルト画面に一瞥もくれなかった姪っ子には関係ないかもしれませんがw

  3. 微笑ましいエピソードですね。
    ほっこりしました。

    そしてリモコンについて何も言わないのもグッジョブですね♪

    ゲームは娯楽ですから本人が楽しければOKです!
    例えばドラクエのBGM聴くだけで満足という人がいてそれぞれですし。
    トロコンしなきゃって人達に初心に帰って貰いたいエピソードです。
    この年代の子供は家族や身内から「自分が主役、大事にされている」と思う事も大切ですし、良い距離感が伝わってきましたよ〜

    >あなたはこの子に、「Wiiリモコンを持たないとあかんで!」と言えるだろうか?
    それを言う人は無粋ですね(笑)

    • あそこでリモコン持てなんて、野暮なことは言えませんね~。
      兄が早くに結婚したこともあって、甥っ子・姪っ子とは歳がそこまで離れておらず、一緒に遊ぶことも多いんですよ(*^-^)
      そのうち遊んでくれなくなると思いますが…((^^;)

      わたし自身が自己肯定感の低い子どもだったので、何かに失敗したときこそ大事にしてあげたくなるんですよね。
      良いことや上手に出来たときにだけ褒められると、成績が価値になってしまいますから。

      トロコンは、楽しんでらっしゃる分にはいいですけど、目的化して悪態ついてる人見ると「やらなきゃいいのに…」とは思いますよね。
      ゲーム遊んでイライラしたりっていうのは本末転倒だなーと(×_×)