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【レビュー】監視カメラを駆使する初心者向けステルスアドベンチャー|République(リパブリック)

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。  

今回はPS4『République(リパブリック)』の感想・レビューです。

監視カメラを駆使して、謎の施設からの脱出を目指すステルスアドベンチャー。

このゲームの記事

 

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République(リパブリック)

プレイ時間 10時間
ジャンル ステルスアドベンチャー
難易度調整 なし(ステルス難易度は低め)

 

良いところ

監視カメラを利用したステルスアクション

本作は、監視カメラの映像を利用したステルスアドベンチャー。


監視カメラで敵の位置を把握し、ハッキングによってドアロックの解除や暗証番号を盗み出します。

監視カメラは、ある程度首振りで自由に動かすことができ、R1ボタンでスキャン状態にすると、オブジェクトや敵がハイライト、さらに先のカメラへの乗り移りが可能。

監視カメラを乗り移っていけば、2部屋、3部屋先まで偵察することができ、ステルスのための情報が把握しやすくなっています。


このゲームは、

監視カメラ視点という発想が面白い!

微妙に死角があったり、カメラ切り替えで視点が急転する、この独特の映像が「監視カメラ」という題材をよく表現していますね。

ストーリーを進めると、ハッキングレベルが上がり、高レベルのドアロックを開けられるようになります。

非力な少女を操作して進む

プレイヤーは、監視カメラと少女の両方を操作していきます。


少女は「催涙スプレー」や「スタンガン」で敵を足止めすることが可能ですが、アイテムは使い捨てで数が少ないので、基本的にはステルス。

しゃがんで隠れる・ロッカーの中に隠れるなどの基本的なカバーアクションしかできないので、敵の目に映らないように気をつけて進みます。


敵に見つかると、ゲームオーバーではなく、近くの牢に戻され、持っていた武器(スタンガンなど)は全て没取されます。

アイテムをいっぱい持ってる時ほど、ステルスの緊張感が増すんだよね!

 

情報を売ってスキルを獲得

施設内は、監視カメラでスキャンすることにより様々な情報が入手可能です。

入手した情報は、売ってお金に換えることができ、スキルの購入に使います。

  • 敵を注意を引く音を鳴らす機能
  • 敵の位置をマップに表示する
  • 敵を透過表示する
  • 敵の巡回経路を表示する

など。

監視カメラの性能が良くなるので、施設内の探索は積極的にしたくなりますね。

敵全員がアイテムを所持!豊富な収集要素

情報の他にも、収集要素はかなり豊富。
フロッピーディスクや禁書などが、様々な場所に隠されています。


監視カメラによってアイテムの位置は見つけやすいのですが、取りに行こうと思うとステルスの危険度が上がりますね。

でもさ、アイテム見つけちゃったら 取りに行きたくなっちゃうよね!

 
配置されているアイテムだけではなく、なんと、全ての敵からアイテムを盗むことができるようになっているのも特徴。

アイテムを盗むには、見つかないように背後から近づく必要があり、危険と隣り合わせ!

でも、だからこそ、盗み取った時の「やってやった感」がいいんですよねぇ。

謎めいたストーリーとムービーの臨場感

謎の施設からの脱出を試みる謎の少女。

突然助けを求められるプレイヤーはよくわからないまま、徐々に施設の謎に近づいて行きます。

ムービーシーンでは、少女の持つスマートフォン視点の映像に切り替わるので、ハンディカメラで撮影したような臨場感ある映像が映画のようでしたね!

イベントシーンでは、監視カメラ視点でキャラクターたちのやりとりを見ることができるので、「のぞき見」しているような気分になれます。

イベント中でも部屋内のカメラに自由に乗り移ることができるので、好きな方向から見てみたり、キャラクターが画面の外に行ったら別のカメラに切り替えたりと、やはりここでも「監視カメラ」という題材をうまく使っているなぁと感じました。

気になったところ

初心者向けのざっくりステルス

ステルスに関しては初心者向けの優しい内容になっているので、歯ごたえを求める人には簡単すぎるかもしれません。


敵は超至近距離からアイテムを盗まれても気づかないなど、おバカな一面がありますし、少し距離があれば前を通っても気づかれません。

というか、そもそも敵の数が少ない。


見つかってもすぐ直前に戻されるだけという親切設計で、ペナルティが少ないので緊張感は薄いです。

ただ、わたしはステルス初心者なので、難しすぎなくて遊びやすかったので、

「どれくらいの難易度を求めるか?」

で印象は変わってくると思います。

消化不良気味のシナリオ

シナリオに関しては、消化不良感があります。

もともと、プレイヤーが「なぜ少女を助けるのか?」がよくわからないので、ストーリーはおまけ程度に見ていましたが、人によってはイラつくタイプの少女かもしれませんねぇ。


ラストは、綺麗に完結しているというよりも、考察の余地があるような終わり方。

わたしは語り手の解釈を提示してほしいタイプなので、ストーリー的な魅力はあまり感じなかったかな。

カメラ切り替えに混乱しやすい

少女を操作していると、急に別角度のカメラに切り替わるので「向き」の混乱が起きやすくなっています。


ただ、これは「監視カメラ」という設定上必要な演出だと思っているので、この「演出」をどう受け取るかは人によりけりかなと思います。

ゲームプレイ上の煩わしさにストレスを感じやすい人には向かないです。

まとめ

「監視カメラ」という題材をうまく活かした初心者向けのステルスアクション。

難易度低めなので、熟練者には向かないですが、監視カメラやスマートフォンを使った独自の演出が素晴らしいです。

MY POINT
ステルス初心者のわたしは、これでも何度も捕まったので楽しめる難易度でした。

「監視カメラ視点」というコンセプトをしっかりゲームに落とし込んでいて、感心しながらプレイしてました。

ストーリーや終盤の展開がよければ、なお良しでしたね!

良いところ
  • 「監視カメラ」という題材をうまくゲームに落とし込んでいる
  • 初心者向けのステルスで遊びやすい
  • 武器による反撃も可能
  • 特定のアイテムを所持していないと入れない秘密の部屋がある
  • 豊富な収集要素
  • ミステリアスなストーリー
  • 監視カメラと少女の両方を操作できる
  • ハンディカメラで撮影したような臨場感のあるムービー
  • 情報を売ってスキルを買うことで便利になる監視カメラシステム
  • スキャン中は時間が止まっていてゆっくり考えられる
気になったところ
  • 熟練者には簡単なステルス
  • カメラ切り替え時に「向き」が混乱する
  • シナリオに期待は禁物
  • 消化不良気味のラスト