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龍が如く7 光と闇の行方【ストーリー感想】熱血主人公・春日一番の人柄に魅せられる痛快ストーリー

ストーリー感想

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

PS4『龍が如く7 光と闇の行方』のストーリー感想を書いていきたいと思います。

久々に約1万字の超ボリュームストーリー記事を書いたので、時間のあるときにでも読んでもらえるとうれしいです。

この記事はストーリーの重要なネタバレを含みます。
未プレイの方は閲覧にご注意ください。
このゲームの記事

 

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龍が如く7 光と闇の行方

 

荒川組時代

こちらが主人公「春日一番」
荒川組というヤクザ組織の下っぱ組員。

春日は面白い経歴を持っていて、なんとソープ生まれのソープ育ち

わたしはこの設定が結構気に入ってるんだよね。生まれてくる子は親を選べない。
出生に恵まれなかった人間にスポットを当てたストーリーは純粋に面白そうだと思った。

親はソープ嬢らしいが詳しいことは不明。この辺りはシナリオで重要になってきそう。


春日は若い頃に荒川組親分の「荒川真澄」に助けられており、その恩義に報いるため組に入った。

この荒川真澄を俳優の中井貴一が演じている。かっちょいい。


春日は、車椅子生活をしている親分の息子「荒川真斗(”わか“と読んでいる)」の付き人として行動を共にする。

そんな折、若にとっての一大イベントが到来。

恋人のホステスの誕生日を祝いに店へ。


彼女への誕生日プレゼントはダイヤびっしりの時計

今度はマンションをプレゼントするよと言う若。ヤクザの息子すごい……。

しかし、裏で他の男性客と「プレゼントを速攻売る」と会話しているのを春日と若は耳にしてしまう。(つらっ!)


若、ショックのあまり支払いに使う金を春日に投げつけ退店

さ、札束すぎょい……

その後、若がどうなったのかは知らないが、組に帰った春日は、息子のことを心配した荒川の親っさんに若の出生の秘密を聞くことになる。

コインロッカーの息子


若い頃の荒川は、当時所属していた組で縁談を持ちかけられたが、彼には愛した女性がいた。

恋人の「 茜 」がお腹に子供を授かっていたため縁談を断ったが、組のメンツを潰したとして容赦ない制裁が加えられた。

荒川自身は半殺しになるまで殴られ、さらに茜と子供に抹殺命令が出ていたのだ。

出産間近だった彼女は、そんな危機迫る状況で出産。


荒川は恋人を逃がすために、赤ん坊はすぐに自分が助けに行くからと、駅のロッカーに赤ん坊を隠して逃げるよう説得する。

電話を切った荒川は急いでロッカーへと向かう。


赤ん坊の泣き声がかすかに聞こえたが、ロッカーには鍵がかかっており、開かない。

・・・・・・。

なんで鍵かけてるねん!!!
というツッコミは野暮なのでこの際言わないことにしよう。笑

何度も何度も何度も拳を叩きつけ、ロッカーを血に染めながら、必死にそこにいるはずの赤ん坊を助け出そうとする荒川

荒川の執念の拳がロッカーを破壊し、赤ん坊をその腕に抱く。


「俺の…… 俺の…… 子……!!」

しかし、この時赤ん坊は低体温症にかかっており、後遺症として若の下半身は不自由になってしまったのだった。

ドラマを1本見たような壮絶な過去をお持ちの荒川の親っさん。

息子の足のことを自責してるのなら、未だに付き人をつける過保護さは理解できちゃうなぁ。

最後の牛丼


ここで、もうひとつ事件が起こる。

荒川組員が他の組の人間を殺してしまったらしく、ことが公になれば組同士の抗争が勃発してしまう。

そこで親分は、荒川組と春日を絶縁させ、カタギの人間として身代わり出廷してほしいと頭を下げて頼む。

悲しんだり、怒ったりするのかと思いきや、春日はまっすぐに答える。


「頭下げるのは俺の方ですよ
俺ぁ ずっとこんな日を待ってました
親っさんに 恩返しできる日を……!
喜んでやらせてもらいます!」

やばい。この主人公めっちゃかっこいい。


「喜んでやらせてもらいます!」と頭を下げた時のこの表情。

なんて切なくてかっこいい虚勢だろう。

両親のいない春日にとって、荒川の親分は”親父”であり、荒川組は”家”だ。

家族を失うことは身が引き裂かれる想いだろう。

シャバで最後のの食事をと牛丼屋で何杯もおかわりした春日は警察へと向かった。

出所


15年の刑期を終え、春日はついに出所する。

出所したら組に戻れるように手配すると言った親分の言葉を信じていたが、迎えもなければ連絡もない。時間って残酷。

荒川の親分が自分を見捨てるわけがないと、ヤクザの会合に乗り込んだ春日だが、そこで待っていたのは、親分からの銃弾だった。

「死んでくれ」

再起の横浜


瀕死の状態で春日が目覚めたのは、横浜のホームレス街。

ここで安田顕が演じる「ナンバ」登場。

彼のドラマや映画はほとんど見たことがないか、ホームレス姿がなかなか似合ってらっしゃる

ナンバは元看護師だそうで、瀕死の状態の春日を手当てしてくれたそうだ。


無一文で知らぬ土地へと流れついた春日のポケットには見覚えのない一万円札が入っており、ホームレス連中がたかる、たかる。

「俺が落としたんだよ」は嘘が過ぎるぞ、おっちゃん。笑

しかしこの一万円札、裏が印刷されてない偽札だとわかる。
この時点ではこれ以上のことはわからないが、これも重要なのだろう。


ナンバに加えて元刑事の足立さんが仲間になる。声が大塚さんだから、かっこいい。永遠に喋っていてくれてもいいよ、足立さん。

しばらくホームレス街で暮らすことになった春日だが、お金がないと生きていけないのでハローワークで就活することに


なんの因果か、ソープで働くことになった春日たち。

もちろん、ソープ嬢ではない。それはない。

女の子たちを酷使して儲けるクソ野郎かと思われたソープ店店長だが、頼まれた仕事をこなすうちに、実は、女の子たちを誰より心配するよき店長だったとわかる。

ヤクザ関係のトラブルに巻き込まれていたソープ嬢を救出しにいく春日たちに、「大入袋用意して待っているからな」と店長。


友情のような絆を感じはじめた矢先、店長が死んだ。

首吊り自殺と思われた店長の死だったが、ヤクザに殺されたことがわかり春日は怒り心頭。


ここで、キャバ嬢の紗栄子が仲間になる。

春日たちは40過ぎのおっさんだけど、女性キャラは若くてかわいいのか〜。ちょっと残念。

個人的には、前に出会ったロックなママの「浜子さん」とか仲間になってほしかったな。かっこいい老けキャラなので。

金髪でスカジャンの似合う浜子さん

おっさんとおばちゃんが活躍するRPGとか見てみたかった。

横浜の3大ヤクザ


店長殺しの犯人を追いかけていると横浜を牛耳るヤクザの存在が浮かび上がる。

横浜・異人町は3つのヤクザ組織が互いに睨み合い均衡を保つことで成り立っている。
簡単に説明すると日本系、中国系、韓国系。この3つの組織

そのうちの中国系が店長殺しに関わったとして乗り込む春日たちだが、まんまと罠にハマる。


横浜ヤクザの均衡を崩したい人間が、店長殺しを抗争のエサにしたのだ。
春日たちはまんまと抗争の火種として利用され、仕組まれた戦争が始まってしまう。

仕組まれた争いを止めるためには、黒幕の証拠を掴むしかないと、横浜ヤクザのなかでも情報収集に長けた韓国系ヤクザ「コミジュル」へと乗り込む。


コミジュルは、蜘蛛の巣のように監視カメラを町中に張り巡らせており、証拠もバッチリ。

しかし、その監視網のせいで春日が偽札を所持していることがバレる。っていうか、偽札のことを知っていたからコミジュルに招き入れられたってことだったらしい。


なぜ偽札が話題に上がるかといえば、この偽札、まさにこの場所、コミジュルで作られていたのものなのだ。

ちなみに、このピンクヘアの女性がコミジュルのボスであるソンヒ。超かっこいい。

どれだけ追求しても「知らない」の一点張りを通す春日を信じたらしいソンヒだったが、その銃口はナンバへと向けられる


ソンヒによれば、ナンバはホームレス街からずっとコミジュルを監視しており、偽札を持った春日が現れると目の色を変えて活動的になったのだそう。

それはなぜか。


ナンバの弟は「秋葉正一」という記者で、偽札の存在を嗅ぎつけ異人町へと来たが失踪したのだという。

ナンバを拘束し連れて行こうとするコミジュルたちに、春日が待ったをかける。

ナンバが春日と行動を共にしていたのは友情でもなんでもなく、弟を探すため。仲間でもないナンバを助ける義理はないだろうというソンヒだが、


「ナンバはな…… 俺の命の恩人なんだ
俺は命の恩人に 仲間にしてもらった立場なんだよ!!
親兄弟の心配をすることが損得勘定だとは 俺はぜんぜん思わねえ」

と熱い演説。

春日のこういうところいいよね。

義理堅く、少年漫画の主人公のようにまっすぐなハートの持ち主。人情深くて好き。


うまくナンバを逃したところで、異人町の3大ヤクザのトップ会合にお呼ばれした春日たち。
ここで、偽札が彼らの協力のもと作られていたことを知る。

民自党の「荻久保議員」が、ヤクザの居場所を確保する代わりに合同で偽札を作らせていたのだ。


当たり前だが、偽札作りは褒められたことではない。
しかし、行き場がない人間のよりどころとなるヤクザ組織を守りたいという想いにも共感する春日たち。

ゲームっていいなぁとふと思う。
偽札作りなんて絶対に悪だとわかりきっているのに、こうやって底辺の人間視点で物語を少しずつ追っていくと、この町とこの町に住む人間たちを守るために本当に必要なことはなにかわからなくなってくる。

当たり前に持っている善悪の境目が濁っていく感覚は、強い感情移入ができるゲームの醍醐味だなぁと。


ナンバを追って「ブリーチジャパン」と呼ばれるグレーゾーン撲滅活動をしている組織へとやってきた春日だが、ヤクザたちの意に反してナンバは偽札の存在を方々ほうぼうに伝えて真実を暴くことで弟を助けようとしていた

ここで春日は思わぬものを発見。


「青木遼」という人間が映った新聞記事。

彼はブリーチジャパンの創設者であり、現東京都知事だという。


「……若だ ……荒川 真斗」

ナント!!??

愛想のよい笑顔など見たことなかったので全然気付かなかったが、言われて見れば確かに若である。
眉毛で人は変わるね。

3大ヤクザの崩壊


偽札の存在が明らかになり、証拠をつかむためにブリーチジャパンの人間がコミジュルに大挙して押しかける

春日たちはコミジュルがアジトを燃やして証拠を隠滅するのを手伝う代わりに、ナンバには手出しさせないことを誓わせる。


コミジュルが、蜘蛛の巣が、真っ赤な炎を上げて消えていく。とても美しい。

底辺を生きた春日だから、底辺の人間の居場所を守りたいと思えるのだろう。


「……これで全部 闇に葬られたわけだ
異人町の偽札も…… 俺の 弟のことも……
最後の最後で お前に裏切られた……」

失意と怒りを春日にぶつけるナンバ。

しかし、春日たちの協力の感謝したソンヒは、ナンバに弟の生存と居処を教える。


ブリーチジャパンの幹部を捕まえた一同は、一連の出来事が東京都知事・青木遼からの令だったことを知る。

自分が成り上がるうえで障害になる荻久保議員の後ろ盾を潰すための作戦だったのだ。


一方ナンバは弟の安否を確認し嬉しそうである。
都知事が絡んでいようが自分には関係ないと、ここで仲間から離脱する

さよなら〜、ナンバ〜!

 


問題はまだ終わらない。

敵対関係にあった横浜の3大ヤクザが、実は手を取り合って偽札造りに勤しんでいたと知ったヤクザたちがクーデターを起こしていた。

クーデターを鎮めるため、中国系ヤクザの本拠地へと乗り込む春日たちだが、圧倒的劣勢。

そこにヒーロー現る。


「だから…… 無茶しすぎなんだよ お前は」

仕方ねえから来てやったよ。みたいな。ナニソレ。シビれるんですが!!

ナンバの活躍により、クーデターを抑えることができた春日たち。

仲間を見限って離れていたナンバを、当たり前のように迎え入れるそのあたたかさにナンバは思わず涙ぐむ。


「こんな俺を 仲間だって……
まだ 呼んでくれんのか……?」

「あぁ 当たり前だろ?」

おっさん同士の友情が固いたしかなものになった瞬間である。

男泣きにもらい泣き。

偽札の真実


春日の偽札は荒川真澄が持たせたものなのだと、異人町の日本系ヤクザの会長に教えられる。

荒川の親っさんが春日を撃ったのはこの異人町に春日を“死んだ人間”として送り込むためで、この偽札は荒川から会長への紹介状なのだと。

荒川の親っさんは見ず知らずのガキだった春日のために、自分の指を切り落とすことも厭わない懐の大きな人間だ。

だから、春日を見捨てるわけがないし、ましてや殺すなんて。と思っていたが、実際にその疑いが晴れるとホッとする。

まぁでも春日は、撃たれたという事実があったとしても荒川の親っさんを信じ続けた熱い男なんだけどね。

青木遼の野望


東京都知事・青木遼は、まんまと荻久保議員を失墜させ、その後釜へと収まっていた。

もはや、総理大臣も言いなり。天下人である。

「自己責任の果てに いくあてを失った人間などゴミ以下ですよ……」

ブリーチジャパンの主張と同じく、底辺の人間を排除しようという考えである。それも過激な。

“自己責任”
最近よく聞く言葉だが、これは非常に危うい。

必要なのは底辺の排除ではなく救済
出生に恵まれなかった子供たちが十分な教育を受け就労できるシスムづくりだろうと思う。

汚いものは捨ててしまえ。という青木の考えに恐怖する。

若との再会

青木遼こと、若に会う機会を掴んだ春日。

春日が刑務所に行くことになった殺人事件は、実は若が起こしたものだと知らされる。

さらに、異人町の風俗などで働く不法滞在者を救済するシェルターを作ったという名目で人を集め、本国へ強制送還させたという強引なやり口を聞いてしまい若と決裂。

なにを隠そう、あのロックでかっこいいママの浜子さんがその女の子たちの雇い主だったのである。


「シェルターは 彼女たちを強制送還させる為のネズミ捕りだったんだよ……」

彼女たちを自分の娘のようにかわいがっていた浜子は、疑うこともせず喜んで彼女たちをシェルターに送り込んだことを悔いても悔やみきれない


あぁ、つらい。
彼女たちはもういないのだ。帰ってなど来れないのだ。

春日は決意を決める。


「勝算なんて考えらんねえ強いモンに立ち向かう それが本当の『喧嘩』だ
上等じゃねえか 思いっきり喧嘩してやろうぜ……」

敵は東京都知事であり、内閣官房長官の座についた男である。

強いものにこそ嚙みつけ。という春日。やはりいい主人公。

荒川真澄

荒川の親っさんが一世一代のバクチを打つらしい   

そんな情報を聞きつけた春日は、親っさんに会うため大阪へとやってくる

ヤクザの本部へ招かれざる客として乗り込む春日の前に強敵が立ちはだかる。


わたしは「龍が如くシリーズ」初プレイなので知らないが、人気キャラクターだよね、たしか。

騒ぎを聞きつけてある人物が登場する。


「ケンカの続きは 明日までとっといてくれねえか? ……イチ」

荒川の親父さんーーーー!!!!!

おやっさんは続けて、春日のことをこう紹介した。


「東城会荒川組…… 春日一番」

・・・・・。

『龍が如く7』を全編プレイして、一番うるっときたのはこの瞬間かもしれない。

おやっさんが春日のことを見捨てたわけではないのだと頭ではわかっていたが、一度は絶縁させた春日のことを荒川組の組員として紹介したのだ。

それはすなわち、春日を家族だと明言したことを意味する

あぁ〜、誰かティッシュください。


荒川の親父さんの一世一代のバクチとは、ヤクザ組織を解散させることだった。

そんなものを発表してしまえば、下からの反発は想像の域を超える。

その反発を抑え込むため春日たちにも協力してほしいと。そういうことだった。

ヤクザの終焉


翌日、いよいよヤクザのトップたちが解散を宣言する

これから大阪府警に解散届を提出しにいくことを明言した。


「おどれらも極道やったら 力づくで止めてみろや!!」

大乱闘、勃発。

ここで思わぬ人物が登場する。


「……お前らは前だけ見てりゃいい 後ろは俺が死んでも守る」

ファイナルファンタジー13のライトさんの「前だけ見てろ」ばりの名セリフを吐いて、「龍が如くシリーズ」で主人公を務めて来た「桐生一馬」が登場。

少年漫画の主人公のような陽気でバカな春日と違って、すごくクールな人だ。

新旧主人公の共演とは粋なことを……!

シリーズを知らないわたしでも感激してしまうのだから、シリーズをずっとプレイして来た人には鳥肌モノの瞬間だろうな。


激闘を終えた春日に荒川の親父さんが声をかける。

「……お前のおかげだ イチ
今まで…… 本当に よく生きててくれたな ……イチ」

春日、号泣である。

すごく感動的な瞬間なのだが、こんなにも円満解決されると“あるニオイ”が漂ってくるのである。

死臭だ。

失意


荒川の親父さんは、自分の息子・荒川真斗こと東京都知事の青木遼のことを心配していた。

「真斗は…… 自分の権力が膨れ上がる味を知っちまった
いい加減 それがデカくなりすぎる前に止めてやらねえと あいつは身を亡す」

いやしかし、おやっさんはすごくかっこいい大人だ。

若い人間が世界を作っていくべきだと考え、自分よりずっと年下の人間にも敬意を払うし、春日が今の自分があるのは親父さんのおかげだと言っても「全部お前自身の力だ」と彼自身を評価する。

春日が一生ついて行きたくなるのがわかる気がするよ。いい親であり、いい上司だ。


「また明日な イチ」

このシーンを見て、「あ……、おやっさん死んだな」と思った人が多数いただろうと思う。

面白い手法だよね。
あえてわざとらしく死亡フラグを見せることで、死ぬ前から悲しみを誘う。

今が最後の瞬間なのだとわかっていても、おやっさんを止められない。


次の日、眠る春日の横で携帯が鳴り響く。

「春日…… これを聞いたらすぐに電話をくれ 荒川の死体が港にあがった」

意志を継ぐ


荒川真澄の死によって失意のどん底へと落ちていた春日だったが、最後におやっさんが言っていた「息子を止めてやらなければ」という意思を継ぐことを決める

巷では、青木遼を後ろ盾とするブリーチジャパンが続々出馬する選挙の真っ只中。

若に近づくためには、ブリーチジャパンから出馬した候補者に近づくのが手っ取り早いということで、春日一番、出馬!!

極道の世界をロールプレイするこのゲームで、まさか選挙に出るとは夢にも思わないよね!笑


一方、同じ選挙区で青木遼の立てた候補者は「久米颯太」
ブリーチジャパンの裏の顔を知らずに青木を盲信する 恐ろしくまっすぐな、まっすぐすぎる若者だ。

殺人の前科持ちだと久米に批判されるも、春日一番、意外といいこと言うんです。


「誰だって法律に従って正しく行きたいさ
でも 法律が完璧じゃねえように 人間も完璧じゃねえ
人間 ちょっとした間違いから 下り坂を転げ落ちることもある
全員が望んでグレーゾーンに生きてるわけじゃねえ
そうならざる得なかった奴らばっかりなんだ
法律のために人がいるんじゃなくて 人のために法律があるんじゃねえのか?」

出生に恵まれず、底辺で生きてきた春日言うと染みるね。

2組の親子


若の暴走は止まらない。

若は、堤真一演じる「沢城丈」という荒川組員に異人町ヤクザ会長の殺害指示をだす

この沢城は、荒川組時代の若頭をやっていた人物で春日もよく怒られていた人物。


若の暴走を止めるのではなく、ただただ従うだけの沢城をぶん殴る春日。

喧嘩に負けた沢城は、「俺には若の命令が絶対なんだよ」と言い、ある真実を話しはじめる。


まだ若い頃、金も覚悟もないのに 沢城の恋人が妊娠した。

現実から目を背け、流産でもすればいいのにと思っていたが、結局子供は生まれてしまう。

とても育てられないと困った沢城たちは、子供をコインロッカーに入れ鍵をかけたのだ。

あれ?それってもしかして……

 


自責の念にたえられなくなった恋人が再びコインロッカーへと戻ると、知らない男性が必死にコインロッカーをこじ開けようとしている

そしてそのまま子供を抱えて走り去ってしまったのだ。

そう。荒川真斗は沢城丈の息子だった   

話はまだ終わらない。


その場で立ち尽くしていた沢城たちは、しばらくしてソープ店の店長がコインロッカーへと駆け寄るのを目撃している。

ソープ嬢の女の子から連絡を受けたというその店長が鍵のかかっていないロッカーを次々と開けて探し、ついに、赤ちゃんを見つけ出した。

赤ちゃんは2人いた。


「お前は…… 荒川真澄の息子だ」

コインロッカーの鍵はそういうことだったのか!

と腑に落ちた。

愛する息子を父親に託そうとする母親がロッカーに鍵をかけるなんて理解できなかったが、やっと謎が解けた。

荒川真斗

いよいよ青木遼との最終決戦。

まるで魔王の城へと足を踏み入れる勇者である。


勇者に、ホームレス、元刑事、キャバ嬢……、チグハグで頼もしい仲間たちだ。

ビルの最上階へとたどり着き、青木遼の用心棒をブチ倒した春日たち。

しかし、青木遼がやって来た頃には全員のびていた。


「死体は埋めるなり溶かすなり始末しろ
……全員確実に殺すんだぞ」

言った。
決定的な言葉を言ってしまった。


「いやぁ しかしこれってスクープだよね」

一部始終を録画していた紗栄子はソッコーでネットに動画をアップする。

もちろん、春日たちはピンピンしている。

東京都知事が殺人教唆をしている決定的瞬間だ。


「もう ここまでですよ 潮時です……」

自らの罪を認めるように勧める春日だが、青木遼……、いや、荒川真斗は聞く耳を持たない。

春日はそんな荒川真斗を鉄拳を食らわせた。


「てめえと俺は…… 同じ日に生まれた光と影みてえなもんだ
もちろんてめえが光だぜ
……昔からてめえは 俺にねえもん全部持ってた
本当にはじめから全部…… 持ってたのに……
なんであんた そんな人間に……!!」

春日の言葉は、真斗への蔑みや憎しみというよりは憂いと嘆きだ

真斗のことを大切だと思っているからこその、やりきれない言葉だ。

最後の最後で副題を回収していくのが憎い。


真斗はその場から逃亡し、すべてがはじまった場所へと来ていた。

駆けつけた春日を見るなり頭に拳銃を突きつける真斗。

散々説得しようとする春日は、もうボロボロだ。


「若には…… 死なないで欲しいんですよ 俺……」

目を真っ赤にして、ボッロボロ涙を流しながら、すがるように言葉を紡ぐ春日。

ダサい。めちゃくちゃダサい。

それが、たまらなくかっこいい。

誰かのために、こんなにみっともない姿を晒せる人間をわたしはかっこいいと思う。

男らしさを誇示していかなければならない極道世界の主人公が、春日のようなキャラクターで心底うれしい。


銃を下ろした真斗は、コインロッカーへと拳銃をしまった

「いや!拳銃ロッカーに入れんのかい!」とか言ったらあかんのやろな……

と、悪魔の心が囁いている。

暴力の象徴である「 銃 」を生まれた場所へ戻すという行為が象徴的で美しいんや!と自分で自分を納得させておく。

自首を決めた真斗は憑き物が落ちたような清々しい顔だ。

終わった。全部   


「ひどいじゃないですか 青木さん……
青木さんの正義は 漂白された真っ白なものだと信じてたのに……」

久米ーーーーーーーーーーー!!!!!

あぁ、春日は大切なものがまた一つ失われていく。

にしても、春日の表情が迫真すぎる。悲しいけどすごくいい顔をしてる。

エピローグ


荒川真斗の葬儀を終えた春日は、ヤクザが解散したあとの大阪へこないかと誘われたが異人町に残ることに決めた

今の春日には、かけがえのない仲間がいるのだから。

「どん底まで行きゃ…… あとは上しか 行く道がねえ」

まとめ

弱い者たちのために奔走する主人公・春日一番がとてもかっこいいストーリーでした。

わたしは「龍が如くシリーズ」初めてのプレイだったんですが、極道の世界だろうが、描かれるものの中心にあるのは人なので、楽しんでプレイできましたね!

ひとつ気になっていることがあるんだけど、ヤクザ同士が喧嘩する前に上着を脱ぎ捨てて、背中に入れられたかっこいい刺青を見せるじゃない?

あれって、正面に向き合っている相手からは全く見えてないと思うんだけど、そういうものなんだよね?

コメント

  1. 浜子さん仲間にしたかったですね。
    説教とか啖呵を切るなんていう極め技とか使えそう(笑)
    なんなら会長とか仲間にできて高齢者パーティーにしてくれたら良かったなと。(エアリスになっちゃうけど)

    コインロッカーに拳銃入れるシーンは同じツッコミを抱いてました。

    そして最初から最後まで若の残念さかげんが逆に愛しいという思いと、溺愛しすぎて育て方間違えたらアカンなって急に親目線になって考えさせられました。

    春日のキャラクターじゃないと、ここまで熱くならなかったでしょうし、初龍が如くとして遊んでみたら成功なゲームだったと思います。勢いで龍が如くゼロ買ってみたんですが、ノリが全く違うので結局序盤で止まってます(笑)

    • 返信遅くなってすみません〜!
      浜子さんめっちゃいいキャラですよね!
      高齢者パーティとか最高だ!笑

      龍が如くゼロ始められたんですか。早い!
      わたしも買ってはいるもののまだ手をつけられていないのでやらなきゃだなぁ〜。
      でも、つぐみさんの感想見てると7とはかなり毛色が違いそう?
      7の面白さは春日パワーが大きい感じしますもんね♪
      いい主人公でした(*´꒳`*)

  2. わにやまさんが血生臭い龍が如くについてここまで熱く語るとは笑
    もうZ指定ホラー以外なんでもいけそうやねw
    7はシリーズ初でも入りやすいいい作品やったと思う!

    春日がほんとカッコ良すぎるわ。
    あんな境遇なのに明るいしアツいし優しいしいざというときには頭も切れるし。
    個人的にはもう桐生ちゃんより好きかも笑
    RPGだったのも仲間との繋がりここまで感じられたの龍が如くで初めてやったから良かったと思う。
    ただナンバが芸能人やから次出れるか怪しいなとメタ的に見ちゃうけど笑
    安田顕が出てた「水曜どうでしょう」ってバラエティ由来の小ネタもちょいちょいあってファンとしてはゲラゲラ笑ったw

    中井貴一の大人なカッコ良さも良かったなあ。
    あんなにわかりやすい死亡フラグはフライングで泣いちゃうから卑怯w
    あのあたりからの怒涛のストーリー展開は本当に引き込まれた。

    さて改めて「龍が如く0」勧めてみようかなw
    ストーリー的にはシリーズ屈指で真島の人気も分かると思う笑
    一番古い話やから次それでも全く問題ないしね。
    アクションの龍が如くがどんな感じなんかも体験してみて欲しいな!

    • ウユニさん、やっほー!遅くなってごめんね。
      わたしはもはや、旅行から帰ってきたウユニさんが短期間でクリアしてることが驚きなんやけど。笑

      龍が如く7は、一応出血表現マイルドにしてたっていうのもあるけど、ムービーがグロいのは結構イケるんだよね!
      最悪目を反らせばOKやし!w
      自分でグロいことするバイオとかは無理(°_°)

      初龍が如くだったけど、すごく面白かったよー!
      そっか、わたしは7が初だからわかんないけど、仲間との絆が色濃く出てたのは特別なことなんやね。
      あのワイワイ感好き(*´꒳`*)

      ね!ね!
      あの死亡フラグずるいよね!
      「あぁ〜!親っさん、死ぬな〜!引き止めろ春日ー!」って心で叫んでたもん。
      そしてかかってくる電話……、ううぅ…。

      そうそう!ウユニさんのオススメしてくれたゼロはもう買ってあるねんでー(๑˃̵ᴗ˂̵)b
      ただ、時間なさすぎぃ……。まだジェダイれてないんやけど!
      2019年の準新作がひと段落したら絶対やる!