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Tokyo Dark(東京ダーク)- Remembrance -【レビュー・評価】かわいさと狂気が入り混じるサスペンス!失踪した相棒を追う東京を舞台にした刑事アドベンチャー

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

PS4/Nintendo Switch『Tokyo Dark(東京ダーク)- Remembrance -』の感想を書いていきます。

どんなゲーム?
  • 失踪した相棒を追う狂気的な刑事アドベンチャー
  • 2Dで描かれた東京の街を探索&調査!
  • 選択によって主人公の状態が変化するマルチエンディング
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Tokyo Dark(東京ダーク)- Remembrance –

プレイ時間 5時間(1周クリア3時間半)
ジャンル ミステリーアドベンチャー
難易度 誰でもプレイできる
全エピソードクリアには攻略情報が必要
表現 グロ表現あり

 

Tokyo Dark(東京ダーク)- Remembrance -:短評

『Tokyo Dark(東京ダーク)- Remembrance -』は、主人公の刑事が失踪した相棒を追っていくミステリーアドベンチャーです。

2Dで表現された東京の街を探索しながら調査を進め、プレイヤーの選択によってエンディングが変化していきます。


黄色いロングコートを羽織った カッコかわいい主人公が目を引く本作ですが、その中身は 実に狂気的!

グロテスクな死体やカルト思想、日本の伝記になぞらえたストーリーが、プレイヤーを恐怖に誘います。

ただし、怖さ一辺倒の作品ではありません。

キャラクターたちはとてもかわいらしく、いい意味でミステリーアドベンチャーらしくなく色鮮やか。

ホラー的な恐怖からとろけるようなかわいさまで、表現の振り幅が広く、甘さと辛さのミックスが魅力的なんです!


主人公には「SPIN」という4つのステータスがあり、とった行動によってこのSPIN値が変化し、エンディングに影響を与えます。

  • SANITY(正気度)
  • PROFESSIONALISM(職業倫理)
  • INVESTIGATION(調査能力)
  • NEUROSIS(ノイローゼ)

例えば、調査のためにとお酒を勧められて飲むと「職業倫理」の数値が減少したり、幻覚を度々見るからと処方された薬を飲むかどうかで「正気度」や「ノイローゼ」が上下します。

選択によって主人公の精神状態が変化するのが面白い!

自分の選択と主人公のステータスによって結末が変化する、不気味かわいい闇アドベンチャーです。

東京各所を巡れる「東京ゲーム」


『Tokyo Dark(東京ダーク)- Remembrance -』というタイトルだけあって、東京各所を独自のビジュアルで楽しめます。

「新宿」「秋葉原」といった有名どころでは、ナイトクラブや猫カフェなどの現代的なお店が軒を連ね、郊外に行けば神社や道場などの古き良き日本の姿も見られます。

日本好きの海外の方が制作したゲームだそうなので、現代と古き良き文化の混同が強調して描かれているのが特徴。

「海外の人から見た日本」という視点で街を巡るのも面白いかと思います。

主要人物に女性が多い甘辛な世界!


本作は、主人公が女性の刑事というだけでなく主要キャラクターに多く女性が登場します。

女性キャラ好きとしてはうれしい!

猫カフェの店長からマフィアのボスまで登場し、ユニークな会話を聞かせてくれるのがうれしいところ。

コワモテのマフィアのボスが、実は猫ちゃん大好きで甘々な表情を覗かせると、クスリと笑ってしまいます。(猫への愛も強めの作品!)

そんなかわいさとは相反するようにメインテーマはダークという、不思議な甘辛感がいいですね!

闇ストーリーの魅力のほどは?


ミステリーアドベンチャーと聞けば、一番に気になるのはストーリーの良し悪しですよね!

個人的にはそこそこかなぁ〜という印象です。

あっと驚くシナリオだったり、感動で涙が溢れる……といったセールスポイントはありません。

暗く狂気的なストーリーになっているので、ミステリーとしての謎を紐解いていく面白さよりも、サスペンス色の方が強いです。

また、どのエンディングも救われない気持ちになる部分があるので、ハッピーエンド好きにはおすすめできないですね。

周回がしんどい


本作は、初プレイ時のセーブ方法が「オートセーブのみ」になっているため、やり直しがききません。

一度クリアして「New Game+」からゲームを始めるとチャプターの区切りでセーブを残せるようになるのですが、最低でも2周は最初から最後までがっつりプレイしなければならない仕様です。

本作はテキストを読み進めていくだけのゲームではなく、2Dで描かれた東京の街を自分の足で探索していく必要がありますから、周回は結構しんどいです。

どんな風に立ち回れば他のエンディングを見られるか?も手探りになるので、全エンディングを見るのは攻略情報がないと厳しいです。(攻略サイトも充実していませんが…)

まとめ

東京を舞台にした狂気的なサスペンスを楽しめるミステリーアドベンチャーです。

ストーリーのパンチが弱いのでストーリーを楽しむためにはおすすめしづらいですが、甘さと辛さがMIXしたダークな東京の世界は魅力的で、ゾッとする恐怖を味わえます。

おまけ:メイドカフェを堪能する伊藤刑事