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トルバーブルック【レビュー・評価】手作りのジオラマとデジタル加工が生み出した1960年代ドイツの風景が美しいポイント&クリックアドベンチャー

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

PS4/Nintendo Switch『トルバーブルック』の感想を書いていきます。

どんなゲーム?
  • 1960年代のドイツの田舎町を舞台にしたSFアドベンチャー
  • 手作りのジオラマにデジタル加工を施して制作された独自の映像がすごい!
  • ポイント&クリックで怪しいところを調べて謎を解いていくパズル要素
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トルバーブルック

プレイ時間 5時間
ジャンル ポイント&クリックアドベンチャー
難易度 誰でもプレイできる
攻略情報がないと迷子になりやすい
ローカライズ 稀に誤字があるが翻訳に違和感はない

 

トルバーブルック:短評

『トルバーブルック』は、1960年代のドイツを舞台にしたポイント&クリックアドベンチャー。

このゲームを一目見て、あたたかみのあるアートワークが素晴らしいと思ったのですが、それもそのはず!

本作は、実際に人の手で作られたジオラマ(ミニチュア)にデジタル加工を施すことで生まれた 意欲作なんです!


手作り感のあるビジュアルで再現されたドイツの田舎町は、良質な映像作品を見ているかのよう。

どの景色もすごい!

そこに暮らす人々はヘンテコで異質感があり、奇妙な世界へとプレイヤーを誘います。

  • 腐った食事を出す宿屋の主人
  • テレビジャンキーな子ども
  • キツネをネコと呼んでかわいがる老人

など、「なんか変だぞ?」という違和感を入り口にSFミステリーが展開します。


ゲームは、画面内の怪しいところを調べてアイテムを拾ったりしながら進めていくポイント&クリックアドベンチャーで、調べられる場所にはガイドを表示できる親切な設計。

アナログとデジタルの融合によって生み出された懐かしくも新しいビジュアルが、都会の喧騒を離れてドイツの田舎町を旅する気分を味わわせてくれます。

量子物理学のSFストーリーの魅力は?


『トルバーブルック』の主人公は量子物理学の専門家で、むずかしい用語が飛び交うSFミステリーなストーリーです。

全部を理解しようと思ったら到底ムリな難易度なのですが、ストーリーを追っていく分には支障なく、科学アドベンチャーのノリで楽しめます。

ただ、「胸に刺さる!」とか「ストーリーラインが秀逸!」といった魅力ではないので、ストーリーに期待しすぎない方がいいですね!

わかりづらいパズル要素で詰まりやすい


本作はポイント&クリックで謎を解いていくパズル要素があるのですが、難易度は高めに感じました。

時間制限やミスがないので、調べられる場所を総当たりで調べていけばいつかはクリアできるのですが、困ったのはパズル要素の因果関係がわかりづらいことです。

例えば、あるチャプターで”わらしべイベント”をプレイして、「缶切り」にたどりついたときはかなり詰まりました。

「缶切り」だから、次は缶詰を探せばいいんだろうな!

と思って、いろいろ探索してみたんですが、正解は「缶切りを投げてものを壊す」というもので、思わず、

わかるかい!!

とつっこんでしまいました!

ロジカルな謎解きはプレイしていて気持ちいいのですが、デタラメなパズル要素はプレイヤーを無意味に困らせてしまいます。

まとめ

手作りされたジオラマとデジタル技術を組み合わせて作られた美しい映像表現に惹き込まれるSFミステリーアドベンチャーです。

ストップモーションアニメのような手作り感のある映像が好きな人は、この世界を探索するだけで発見の喜びを感じられるんじゃないでしょうか?

ゲームとしては、ストーリーやパズル要素が今一歩という印象だったので、意欲的な映像作品を体験する気持ちでプレイするのがいいかと思います。

コメント

  1. 物を壊す正解が缶切りって(笑)
    しかも投擲

    製作者の頭の中に興味が持てるゲームですね。
    ちょっと遊びたくなります。

    • なかなかクレイジーでしょ?笑
      ドイツの文化かことわざで、そういうのがあるのかなぁ?とか思ったんですが、とりあえず日本人にはわからない!ということはわかりました(`・ω・´)
      たま〜にこういう「なんで!?」っていう謎解き挟んでくるゲームです。笑