ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4/PSVITA『追放選挙』の感想を描いていきます。
- かわいいマスコットキャラクターが主導するデスゲーム!
- 選挙のディベート対決によって追放者が決まる舌戦!
- 集められた12人の少年少女たちに隠された過去とは……?
追放選挙
プレイ時間 | 9時間 |
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ジャンル | アドベンチャー |
難易度 | 誰でもプレイできる |
追放選挙:短評
『追放選挙』は、集められた12人の少年少女たちが命をかけたゲームに身を投じるアドベンチャーです。
追放する人間を決めていく選挙は、舌戦繰り広げる熱いディベート対決!
毎回、あるテーマに沿って代表者2名が選出され、票数を得られなかった代表者は バケモノで溢れた外の世界に追放……!
テーマは例えば、
- 寿命が見えるようになる世界は是か否か
- 嘘がわかるようになる世界は是か否か
- 不老不死が可能だとして是か否か
といった、誰でも一度は「もし……」と考えたことがあるような議題で、興味をそそります。

日常パートで12人のキャラクターたちの内面を探りながら、選挙パートでは生き残りをかけて自分の主張を貫き相手の主張を論破していきます。
個性的なキャラクターたちに隠された過去と、デスゲームの真相を暴け!
自由度の高さに驚き!
本作の要となる選挙は、先に立候補した者が対立候補者を選べるシステムとなっており、“ある理由”から主人公は毎回立候補をすることで、消したい相手を選んでいくことができます。
12人もキャラクターがいるのに、「誰を殺すか?」をプレイヤーが選べるという、自由度の高さにびっくり!
追放されたキャラはそれ以降出てこなくなるので、どんな順番で誰を殺すかによって、ストーリーはいかようにも変化していきます。

キャラクターのバックボーンを紐解いていくのが面白い
本作に登場するキャラクターたちは内面も外見も個性的で、見れば一発で覚えられるキャッチーさがあります。
日常パートをプレイしていると、12人のキャラクターの過去が少しずつ明らかになる「カード」が手に入り、これが本編にも負けぬくらい読み応えのあるストーリーでした!
ネタバレになるので詳細は伏せますが、まぁ〜、全員クレイジー!
また、主人公は共感覚性によって嘘がわかる能力を持っており、嘘が赤い文字で表示されます。
この能力が万能ではないのが面白いところで、「嘘だ」とはわかっても真実はわからないというムズがゆさ!
相手の嘘だけでなく、自分の嘘も赤の文字で表示されるので、赤い文字だらけの会話が繰り広げられると、デスゲームで露わになる人間の腹黒さを感じさせてくれます。
既視感が強い
『追放選挙』は、全体的な作風が「ダンガンロンパ風」で、選挙パートは「逆転裁判風」。
入り込みやすい一方で既視感が強く、また、先に挙げた2作品ほどストーリーの魅了が高くないので、残念ながら記憶に残りにくいゲームかなぁと感じました。
狂気的なキャラクターの個々のストーリーは結構面白いんですが、メインストーリーが弱い印象です。
まとめ
選挙によって追放者を決めていくディベート対決と自由度の高さが魅力のアドベンチャーゲームです。
マスコットキャラクターの支配によるデスゲームと個性的なキャラクターが際立っているので、『ダンガンロンパ』のような作風が好きな人は気に入るんじゃないかな?
ストーリー重視で見ると既視感の方が強く、特別おすすめポイントが見つけられないのが苦しいところ。