【レビュー】重みのある選択とノンストップの展開が恐怖を加速させるアドベンチャー|ウォーキングデッド


ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今回は、PS4『ウォーキング・デッド』の感想・評価です。

ウォーカー(ゾンビ)だらけの世界で描かれるサバイバルと人間ドラマがゲームオリジナルのシナリオで展開されるアドベンチャーゲームです。

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THE WALKING DEAD(ウォーキング・デッド)

プレイ時間 11時間
ジャンル アドベンチャー
難易度調整 なし
グロ表現 非常に過激

〇良い所〇

瞬間的な選択が迫られるADV

5つのエピソードでウォーカー(ゾンビ)との攻防が描かれる『ウォーキング・デッド』。

ゲーム内容は、気になる箇所を調べて情報やアイテムを組み合わせる探索要素、キャラクターたちとの会話と選択肢で進んでいきます。

『ウォーキングデッド』の特徴は、会話の選択肢を選ぶまでに制限時間があること。(けっこう短い)


じっくり考えている余裕はなくって、瞬間的な判断を迫られるため、

焦ってこの選択肢選んじゃったけど 違うの選べばよかったかなぁ…

と、選択後にモヤモヤするものはリアリティがあっていいですね!


会話は文字送りではなく、ノンストップのフルボイスで進行していくので、本当にドラマを見ているような感覚で楽しめます。

ウォーカーに襲われている真っ只中で無制限に時間があったら臨場感なんて感じられませんから、世界観にぴったりのシステムです。

誰を生かすかはプレイヤー次第 重みのあるストーリー

アドベンチャーゲームといえば、選択肢によって変化するストーリーが魅力ですが『ウォーキング・デッド』は設定上、選択肢の重みがちがいます。

時には10人を超える仲間とともに行動しますが、誰に食料を分け与えるか、誰の味方をするのか、誰を助けて誰を見捨てるかはプレイヤー次第。

究極の二者択一も、短い制限時間の中で瞬間的に判断しなければいけません。

プレイヤーの選択によって、その後のエピソードで残っている登場人物が変わってくるなど、「プレイヤーの選択」がしっかりとストーリーに反映されている実感が持てます。

これってアドベンチャーゲームをプレイする上で重要な要素ですよね。

混乱の中で両親と離れ離れになった少女「クレメンタイン」とのドラマが核になっており、ラストは感涙必至です。

良い子プレイはできない選択肢に求められる責任

究極の二者択一だけでなく、通常会話の選択肢にも「責任」が求められるのが面白いですね。


たとえば、状況によって異なる選択をした場合、

以前は〇〇だと言っていたじゃない

と、発言の矛盾を指摘されます。(不信感につながる)

わたしはどうしてもゲームでは良い子でいたいと思ってしまうのですが、究極のサバイバル下で中途半端な優しさは何の役にも立たないんですね。

自分が命を取りたくないと思ってした選択も、代わりに手を汚すことになるのは仲間。


派閥争いを避けて中立を保とうと思うと、「八方美人の何も決められないヤツ」になってしまう。

ゲームの中なんですが、自分の生き方を明確に示さないといけないので、ゲームを進めるうちにどんな人間像で進めていくかを確立していく感覚は新鮮で、面白いものがありました。

過激なホラー&バイオレンス

あくまで蚤の心臓を持つわたしの感想です。

暗闇から急にウォーカーが襲ってくるホラー要素と、頭を破壊しないと永遠に動き続けるという設定のバイオレンスは過激で究極のサバイバル体験ができます。

特にバイオレンス表現は常に付きまといますし、ゲームという性質上「目をそらす」ことができないので、映画やドラマを見るよりももっと刺激が強いです。


わたしは最初、怖くて画面から目を逸らしていたうちにゲームオーバーになってしまいました。(直前からリトライできます)

いつの間にッ!?

直視して危機と向き合わなければならないというのはつらいですが、世界観を考えると必須。


わたしは苦手でしたが、もちろんこれは『ウォーキング・デッド』を語るうえで長所になりますね。

ウォーカーのバイオレンス表現だけでなく、生きている人間の部位切断もあるので「痛い」表現は覚悟しておいた方が良いです。

気になった所

日本語吹き替えなしが致命的

本作は、テキストによる文字送りではなく、フルボイスによるノンストップでの会話が繰り広げられます。

映画やドラマを見るようなテンポで物語を追えるので素晴らしいのですが、日本語吹き替えに対応しておらず、これは致命的だと思いました。

自分の行動を決めるためにも、しっかりと字幕を目で追っていると、ほとんど映像を見れていないんですね。

会話中に突然襲われるようなホラー要素があっても、映像を見ていませんから音にびっくりするくらいで、ホラー要素の魅力が半減してしまいます。

時には、字幕の会話文と「選択肢」が同時に表示されていることもあり、目で追いきれません。

文字の洪水状態…!

と、日本語吹き替えなしによる不便を感じていました。

善悪不明の主人公設定

主人公は犯罪者という設定で、その動機や細かい状況はあまり描写されません。

主人公が何色にでもなれる人間なら、自分の好きなように選択肢を選ぶんですが、「犯罪者」というブラック要素があると主人公の人間像がよくわからないんですよね。


ゲーム的には、

  • 誰に自分の正体を打ち明けるか
  • 誰に過去の犯罪を隠すか

など、心理的戦略が生まれているので良い設定なのですが、自分が「良し」と思った選択肢が過去の犯罪歴によって歪曲されてしまうのはどうもモヤモヤしてました。

過去を責められても プレイヤーは知らないよ…

と。

なんなら、最初は記憶喪失で、徐々に自分の過去の犯罪が露呈してくるとかの方がゲームの入り口としては主人公に感情移入しやすかったかなぁ。

PCゲーム風のカーソルデザイン

気になる箇所を調べるときは画面内のカーソルをRスティックでグリグリと動かして、反応がある場所でボタンを押します。


家庭用ゲーム機では、主人公がオブジェクトに近寄ることで怪しい箇所を調べられるというのがスタンダードだと思っていたので、カーソルをぐるぐる動かすようなプレイはPS4に最適化されていないように感じました。

わたしはADV初心者なので、珍しくない操作方法なのかもしれませんが…。

PCと違って、カーソルの移動速度は一定で、気になる箇所にサッと照準を当てられないので、快適さには欠けたかな。

ホラー&バイオレンス初心者の視点

ホラー&バイオレンスが魅力のタイトルですが、どの程度なのか気になるところですね。


先にも書いた通り、ゲームという性質上見るに堪えないシーンでも目をそらすことはできません。

敵の頭にカーソルを合わせて武器を振り下ろす

を複数回繰り返してようやくウォーカーを撃退できるので、しっかりとバイオレンスシーンを目に焼き付けることになります。


時には銃を使うこともありますが、斧やのこぎりなど、手に気持ち悪い感覚が伝わってくる武器が多いです。

絵画風のタッチなので、やや気持ち悪さは軽減されていますが、ウォーカー以外にも、生きている人間の部位欠損など痛くて痛くて気持ち悪い描写が満載なので、苦手な人は興味本位でもプレイしちゃダメなやつです!


まとめ

ドラマ『ウォーキング・デッド』が好きな方や、バイオレンス表現に耐性のある方は、命の重みを感じるアドベンチャーを楽しめると思います。

瞬間的な判断や、選んだ選択肢で物語が変化していく実感が大きいので、アドベンチャーゲームとしての面白さがしっかりと詰まっています。

ただひとつ注意点があるとすれば、物語が「シーズン2」へと続いていくので、区切りはいいもののきれいに完結はしていません。

MY POINT
わたしはバイオレンス耐性がなかったので、絵画風のタッチとは言えきつい部分が多かったですねぇ。

しかし、八方美人が通用せず自分の生き方を明確に示していく必要があるゲーム性と、絶望的な世界の中での少女クレメンタインとの絆を描いたストーリーは非常に魅力的でした!

くぅ…、わたしに耐性があれば続編もプレイしたかったんですが…。残念!

良いところ
  • 選択肢に制限時間があり瞬間的な判断が迫られる
  • ノンストップで会話が繰り広げられるので映像作品のような臨場感を得られる
  • 好きな人には良い刺激のホラー&バイオレンス
  • エピソード形式で盛り上がりの多いシナリオ
  • 命の選択を迫られる重みのあるストーリー
  • クレメンタインがかわいい
  • 自分の生き方が問われるアドベンチャー
  • 破滅へ向かう世界の中での極限のサバイバル
  • ウォーカーだけでなく人間との抗争や衝突
気になったところ
  • 日本語吹き替えなしが致命的
  • 善悪不明の主人公設定
  • 思い入れのある登場人物が少ない
  • バイオレンス&痛々しい表現が多い
  • PCゲームっぽいカーソルデザイン
  • シーズン2へと続くラスト
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コメント

  1. スミ より:

    ドラマは単なるゾンビドラマじゃない所が人気なのでゲームもその良さを掴んだ作りみたいですね。
    面白さの一つに人間同士のトラブルでもありますがゲームでもそのあたりが表現されているように感じました。
    ドラマ同様ゲームも続きますか…

    選択肢の重みは面白そうですしドラマを特定のキャラ寄りで見てヤキモキするのを思い出しました。

    ドラマ好きでもリック・ダリル・キャロルといった人気キャラに魅力を感じている人は全く出てこないので微妙かもしれませんね。

    ドラマは長いシリーズなので時にはイマイチに感じるシーズンもあるかと思いますがプライム会員ならお手軽に見れるのが大きいです。

    今シーズン8の最新話が毎週月曜に放送しているのを楽しみにして、放送後はTwitterのトレンドに毎週上がっているので人気だなぁと改めて感じます。

    • わにやまさん より:

      ゾンビとの対峙と人間関係・ドラマの魅力を感じられました!
      ドラマでもそうですが、人間同士が対立的するときに完全な「悪者」っていうのはいないんですよね。
      なにを優先するかが違うだけで、で、プレイヤーはどうするの?っていう。

      たしかに、ゲーム単体で成立している分、ドラマ未視聴でも楽しめますが、ドラマ側とのリンクはほとんどないですねー((^^;)

      ドラマはぼちぼち楽しもうと思います!
      知り合いにドラマのファンがいて、最近見ていることを話したら、
      「今はもう週に1回しか新しいエピソード見れないから、連続視聴できるの羨ましいわ~」
      って言われましたよ笑

  2. スミ より:

    勧善懲悪じゃない所も面白さですよね〜
    それぞれの立場を想像すると「気持ちは分かる」となりますし。

    一気に見る面白さは確かにありますが自分は好きな物には月日を共にしたい派なので前から見ている人は羨ましいです。
    気になる回は繰り返し見て記憶の補強も出来ますし。
    名前を覚えたかと思うと退場する人も多いので顔と名前が主要キャラ以外なかなか一致しませんでしたw

    ゲームでも一気にクリアするより少し日にちを掛けた方が睡眠で記憶の定着もしますから。
    楽しみ方はそれぞれですけどね♪

    • わにやまさん より:

      そうですね^^*
      わたしなんかは期間が空くと他のことに興味が移ってしまうので、一気に遊んだり、見られたりする方が最後まで付き合えます。
      そういう性分だから、付き合いが長くなるドラマよりも映画の方が好きなのかもしれないですね。

      「名前を覚えたかと思うと退場」
      わかります!
      わたしなんて、つい最近までTドッグのことを「Tボーン」だと間違えて覚えていて、ステーキ扱いしていましたから(-“-;)
      まだシーズン2なんで、スミさんに追い付くのは随分先になりそうですね~。

  3. ウユニ より:

    色々感想見た気がしてましたがそう言えばレビューまだだったんですねw
    俺も良い子プレイができないってのが気に入ってるんですよ。
    時間制限がある重みと合わせて現実的で好き。

    過去については確かにね。
    「そんなん知らんがな!」ってしょっちゅう思ってましたw
    あとADVかつ読むの早いから字幕はそこまで気にならなかったんですけど
    アクション要素あるとき吹き替えにして欲しいのは同意。
    映画や洋ドラは字幕派なんですけどね!

    ゲームのいいところってドラマやアニメと違って自分の好きなペースでストーリー進められるとこですよね!
    ゲーム以外にも映画や小説好きなんでそういうところあるかもです。

    ちなみに仮に耐性があってもシーズン2はおススメしませんw
    別に解決はせずさらに続きますしクレム主役で現実感だいぶ薄くなったんで。。

    • わにやまさん より:

      そうなんですよw
      実はレビューまだでした!

      一番最初のシーンを字幕で見逃してから、吹き替えなしはもったいないなぁと思ってたんですよね。
      ホラー要素はありつつも、ゲームという性質からか「 間 」がないマシンガントークが繰り広げられるんで、映画やドラマよりも字幕ばかり見てたように思います(^^;)

      このゲームは特に、エピソードクリア後の「みんなが選んだ選択肢」がちょうど半分に割れているのが面白いですよねぇ。
      みんな悩んでるなぁ~、とw
      結局どっち選んでも誰かしらに責められるんですが、それがまたリアルで好きでした^^*

      えー!続編はクレムが主人公なんですか!
      そしてまだまだ続くのか!
      クレム主人公、想像つかないですw