ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
PS4ダウンロードソフト『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』の感想。
あなたも、奇妙な屋敷に足を踏み入れてみませんか…?
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【フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと】
プレイ時間 | 3時間 |
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ジャンル | アドベンチャー |
DL価格 | 2,200円 |
一人称視点で進むアドベンチャー。屋敷内は自由に探索できるというよりも、ドアの封鎖によって進むべきルートが固定されているので、屋敷のギミックを解きながら住人たちの部屋を訪れていく。
住人を追悼している場所に置かれているアイテムを調べると、その人物が”消えた”瞬間へとゲームプレイが展開していく。全ての住人のストーリーを見れば終了。
すべてにおいて素晴らしく奇妙なアドベンチャー
まるで映画セットのように奇妙な屋敷
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は、”奇妙”というワードにすべてが集約するゲームですね。
とても奇妙!
まずは、フィンチ家の外観を見てもらおうかな。
うん、奇妙。
付け足して、付け足して、積み木のようにいびつなバランスでそびえ立つフィンチ家。
家の中に入ったが最後。
プレイヤーは、この”奇妙”な世界観の虜になってしまう。
病的なまでに積まれた本、接着剤で封鎖された住人たちの個室、突如として住人が消え去ったかのように残る生活感。
不安と、好奇心が入り混じり、その美しさに目を奪われる。
まるで、映画セットの中に飛び込んだような気分になります。
フィンチ家の屋敷は、圧倒的に情報量が多い。
ものが溢れかえっていることで、ものすごい速度で想像力が掻き立てられる。
一人称視点で奇妙なインテリアを見てまわるだけでも、相当に面白いです!
さらに面白いのは、からくり屋敷のような仕掛けの数々。
隠し扉や、本棚の後ろの通路など、屋敷に張り巡らされた”秘密の抜け穴”に好奇心を刺激されるんですね。
屋敷全体が奇妙なアトラクションのような、そんな世界。
消えた人々に隠された奇妙な物語
プレイヤーは住人それぞれの部屋を訪れ、
を追体験することで、ストーリーをつなぎ合わせていきます。
それぞれの部屋には、”その人”を表すドラマが詰まっていて、部屋すらも物語を語っているからすごいんだよなぁ。
ほんと、インテリアの力と、純粋にそのビジュアルが面白い。
フィンチ家の人々が「いなくなった理由」というのも極めて奇妙。
ダークで、狂っていて、不気味。
主人公はフィンチ家最後の人間なので、他人事ではなく、身近な物語として受け止めることができます。
実に奇妙なストーリーテリング
ストーリーの見せ方、これが実に”奇妙”で素晴らしい!
基本的にはプレイヤーが歩を進めることで、空間にテキストが浮かび上がり、読み進めていくというスタイル。
だけど、住人それぞれの物語を追体験していくときは、その人物を表す重要なアイテムを介してストーリーが展開します。
- マンガのコマの中でキャラクターを操作する
- カメラ視点で写真を撮りながらストーリーが進む
- 凧を操作してテキストを出現させる
- お風呂のおもちゃとなってギミックを動かしていく
ゲームならではのインタラクティブ性を取り入れつつ、その演出方法が極めて奇抜。
これは芸術作品ですね。
テキストすらも演出の一部として自在に操り、ストーリーと相まって”奇妙”な雰囲気を作り上げているのには完敗です。凄い。
プレイタイム的にもそうだけど、本当に1本の映画を見ているような感じ。
まとめ
ビジュアル、ストーリー、演出、すべてにおいて素晴らしく”奇妙”な体験ができるアドベンチャー。
インテリアに興味のある人、映画セットのような世界が好きな人なら、秘密だらけのフィンチ家を探訪するだけでも楽しめると思う。
特に、ストーリーテリングが素晴らしいので、ぜひ、プレイヤーとして奇妙な屋敷に足を踏み入れてみてほしいです。
面白かった!
ストーリーの見せ方に感心しまくりだったし、フィンチ家の雰囲気がもう最高。
映画の『世にも不幸せな物語』なんかを彷彿とさせるダークファンタジーっぽい世界を、自分の足で見てまわれるんだよ。
狭い隠し通路や、屋根の上を歩いて窓から部屋に入ったり、ツリーハウスがボートになっているところもあって、ほんと、アトラクション的に楽しめる不思議なゲーム。
もっと地味な作品かと思ってたけど、めっちゃ楽しめた!
テキストの使い方にはしびれました!
コメント
面白かったです!
面白いですよね(*^o^*)
面白かったのですが、母親と曾祖母のストーリーが分からずじまいで、最後主人公が死ぬのが?でしたね。