ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
Nintendo Switch『ワールズエンドクラブ』のストーリーを振り返ってみたいと思います!
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ワールズエンドクラブ
デスゲームかと思いきや……?
ゲームを開始すると、さっそく釘宮さんボイスのピエロピをホストにしたデスゲームが始まります!
「ガンバレ組」のクラスメイトたちは海底遊園地に閉じ込められ、ここから出られるのはノルマを達成した一人だけ。
ノルマを達成してアガられてしまわないように他人を蹴落とすもよし!殺すもよし!という設定のデスゲームです。
つつがなく主人公が生き残りますが、仲間たちを助けるために脱出の権利を放棄。
ピエロピは二回戦を提案しますが、パイという女の子のクリティカルキックを受け、デスゲーム強制終了!!!
なんじゃそりゃ!
デスゲームじゃないんかーい!!
デスゲームやると思ったでしょ?うぷぷ!
と、モノクマの嘲りが聞こえてくるようですよ!
ムキー!!
デスゲームをやると思わせて蹴り飛ばすって……。
プレイヤーをおちょくってくるこの性格の悪さ!
さては小高さんだな!?(褒めてます!)
日本横断の旅
ピエロピをぶっ飛ばして無事に地上に出たガンバレ組ですが、そこには見たこともない景色が……。
鎌倉への修学旅行に向かうはずが、なぜか鹿児島へと飛ばされていた一行。
人は誰もいないし、怪物に襲われるしで、なにがなにやらわかりませんが、とりあえず「家に帰ろう!」ってことで 東京目指していざ出発!
ここで、初めての選択肢!
東京までの最短ルートで大分を目指すか、人がいるかもしれない都市福岡を目指すか。
わたしは大分を選択しました!
あとで、周回したときに思いましたが、最初の分岐で福岡に行っておいた方が、このあと明かされる“ある秘密”のヒントが多いですね。
ガンバレ組は過去に誰かを失っているとかなんとか…。
途中加入の新キャラ・雪ちゃんにも会えるし。
大分に行くと前振りが一切ないから、あまりにも唐突でびっくりしました。
大分&福岡!そしてカルト教団へ
意見の割れたガンバレ組は、大分と福岡に二手に分かれて行動しますが、謎のカルト教団に出会ったところで合流。
と、子どもたち大はしゃぎです。笑
カルト教団の教祖さまの話によると軍の新兵器で人類は滅亡したそう。
帰るべき家がなくってしまったことを信じられないガンバレ組は、またしても決裂。
目的を変えずに東京に帰るか、水や食料もたんまりあるカルト集団にもう少しお世話になって作戦を練り直すか。
わたしは……、帰ります!!
目的どうこうっていうか、じっとしてるのがつまらないので「帰る」を選択!
すると、どうやらこのカルト教団、ガンバレ組みを生贄にしようとしていたらしく、地下にはギロチンが。。
カルト教団に残った仲間たちがやばい!!ってことで助けに行って、長〜い自転車でみんなで脱出!
この自転車のシーンで、みんなが歌をうたいます。
これは、『AI:ソムニウムファイル』のラストシーンを思い出しますね〜!
あのダサい歌とダンス、打越さん気に入ってたんだな!笑
(打越さん自身が「ダサい!」とおっしゃってたのでダサいと言わせて!)
バニラの秘密
カルト集団から無事に脱出し、みんなでキャンプをしていると、突然バニラが、自分はガンバレ組の中でも一部の人にしか見えてない幽霊なのだと告白します。
えええぇぇぇえぇぇぇ!!
唐突ッ!!
たしかに違和感はあったんですよね!
バニラだけがデスゲーム中に洗脳されていなかったり、カルト教団で一人だけ無事だったり、自転車漕いでなかったり!
バニラはもう死んでいて幽霊だったっていうのにはすごくびっくりしたんですが、それより……、特定の人にしか見えない幽霊(死んだキャラ)を 茅野愛衣さんにやらせてたんかい!!!
これは意地悪で最高だー!!
知っている方も多いと思いますが、茅野愛衣さんといえば『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の「めんま」ですね!
「あの花」は、子どもの頃に同級生の女の子を亡くした幼馴染たちがわだかまりを抱えたまま高校生になり、死んだはずの女の子「めんま」が主人公の前に現れた(主人公にしか見えない)ことで過去の傷がえぐられていく青春群像劇。
いや……、もう……、そう思ったら めんまにしか聞こえないんですがッ!!
頭の中で「secret base ~君がくれたもの~」がリフレインする〜!!(あの花の主題歌)
あの花の苦しいストーリーが思い出されてウッ……と胸が熱くなりつつも、どんなメタキャストだよ!と笑ってしまう気持ちもあって、整理がつかないよ!
『ワールズエンドクラブ』で一番面白かったのはこの場面かもしれないです。笑
そんなこんなで消えていっためんま……、じゃなかった!バニラ。
バニラのことが見えてなかったガンバレ組のメンバーたちには、たちの悪いいたずらだと思われ、実の兄である「兄貴」は、もし本当にバニラがいるならどうして自分に見えないんだとご心痛。
なにはともあれ東京を目指します。
大阪&京都
続いての選択肢は「大阪or京都」!
大阪は、消える前のバニラが人に会うために行かなきゃいけないと言っていた場所で、京都は、「生存者は京都に」というビラを信じて行ってみようということに。
今回は、迷わず京都に行こうと思ってたんですが、バニラに会えるかもしれないという餌につられて大阪に決めました!
実際は、バニラに会えるかどうかは重要じゃなくて、みんなに無視され忘れ去られることを悲しんで泣いたバニラのために「バニラを想って大阪に行った」という事実を作っておきたかったって感じかな。
「大阪or京都」のどちらへ行くかは、かなり大きな分岐点だったようで、大阪に行ったわたしはほとんど何の成果も得られず空振りでした。
一方京都では地下で生活する人々と出会います。
外界は汚染物質で毒されてるから地下で暮らさなければならないと人々が信じていることや、洗脳による感情の喪失。
そして、額にXの文字を持つ異界人と交信できる特別な存在がいることなど、めちゃくちゃ重要な情報が次々に明かされます。
……が、そんなこと知らずに大阪で空振りしてたわたしは巨大なカニとバトルするなどしておりました。
この後のシナリオに驚くためにも、これは京都に行くべきだったなー!
バニラの事故
名古屋へと向かう途中のキャンプで、バニラの身になにが起こったのかを教えてもらいます。
話によると、バニラの死の原因は交通事故。
ガンバレ組のみんなでキャンプをしていたときに、足りない食材を買いに出たバニラがトラックに轢かれて死んでしまったのだとか。
兄貴は自分がバニラを殺したのだと思っていて、バニラの死を境に荒れてしまったようですね。
突如として消え去った幽霊のバニラでしたが、「なんか寂しくなって戻ってきちゃった♪」とあっさりカムバック。
まだみんなには見えないままだけど、世界がこんな風になってしまったのは「MAIK」という人工知能が人々から感情を奪ったせいであることをみんなに伝えます。
そんな中、唯一感情を失わなかった子どもたち。
それが「ガンバレ組」であると。
新事実が続々と明かされますが、目下の目的は変わらず東京!
ヘリコプターに乗って(ゲーマーの「ポチ」が操縦)、一気に東京へと向かった一行ですが、そこには砂漠化とした東京が……。
東京消滅。という衝撃を受けたところでヘリが撃墜されエンディングです。
珍しいキノコを探して岐阜へ!
ひとつめのエンディングを見たことで新しい選択肢が出たので、一行は東京の前に岐阜県へ。
ここでは、バニラの存在をみんなも見れるようになるという不思議なキノコをゲットしに行くことに!
どんなキノコだ!!
大切な妹のバニラに会いたい一心で兄貴がキノコをゲッチュ!
バニラとの感動の再会です。
よかったねぇ……
兄貴とも再会を果たしますが、喜びながらも実体がなく触れられない妹に涙を流す兄貴。
せつないです。
れいちょとポチ
バニラも正式に仲間入りし、意気揚々と東京を目指すガンバレ組ですが、どこからか現れた巨大な戦艦が攻撃を仕掛けてきます。
なんだ、このなまこみたいな浮遊物は!!
主人公の超投擲能力で応戦しますが、、大戦艦からのダメージで主人公はボロボロに……。
負傷した主人公は機械の身体を露呈します。
なんと!主人公はロボットだったのか!
主人公の「れいちょ」はしゃべらない系主人公だったんだけど、小高さんのことだから、これは実際に喋ってないんだろうなとは思っていましたが、ロボットだったんですね!
じゃあ、れいちょを操作していたのは誰だ?ってことになるんだけど、いつもゲーム機をいじくってばかりいた怪しさ全開のキャラがいましたよ!
「ポチ」はゲーム機を使って、れいちょを操作していたんですね!
れいちょはポチのエヴァンゲリオンだったということか!(ポチの声優さんが緒方恵美さんなので無理矢理…笑)
さらに、ポチはMAIKのスパイだったことがわかり、ガンバレ組から追放されます。
三行半を突きつけられたポチですが、大好きなガンバレ組のみんなを守るために戦うことを決意。
一心に攻撃を受け破壊されたポチの額にはXの文字が浮かび上がるのでした。
本当ならここで、
そうか!ポチが異界人と交信できる存在だったのか!!!
と膝を打つところなのですが、京都に行ってないわたしはポカ〜ン。
れいちょだけでなくポチもロボットだったのか!くらいしか驚いてなくって(ポチはAI搭載型のロボット)、京都に行かなかったことが悔やまれます!
MAIKの計画
裏切り者のはずのポチが助けてくれたことで、ポチの大切さに気づいたガンバレ組は、MAIKに回収されたポチを助けに向かいます。
ここで、ラスボスであるMAIKと対面。
どこの錬金術師ですか?と聞きたくなる見た目のMAIKは、人類羊化計画の全容を明かします。(人類補完計画的な??)
本当は、世界の平和を想って生み出された人工知能のMAIKでしたが、人間がいる限り世界は破壊されていくだけだと試算し、人類が争わないよう感情を奪うことにしたと。
人類を羊化する際に、羊飼いとして選ばれたのが感情を失わなかったガンバレ組の子どもたち。
羊飼いにならないなら人類を絶滅させるだけでなく、実は生きていたバニラも殺すと。
ガンバレ組の子どもたちは自己犠牲の精神で絶体絶命のピンチに遭遇したときに特殊な能力に目覚めるよう脳をいじられていて、この旅の中でみんな特別な力を手に入れてきました。
実は、バニラもトラックに轢かれる瞬間に「幽体離脱」という能力が覚醒して、死んでいなかったんですね!
お葬式は遺体なしでやったのかな?とかいろいろ気になりますが、やっとハッピーエンドが見えてきました!
バニラを助けて、MAIKのメインコンピュータをぶっこわせば勝ちだ!!
第四の壁
ここで、これまで選択しなかった選択肢の分岐を回収することでバニラの居場所のヒントを集めます。
キャラクターたちにとっては知らない過去であり未来のはずなのですが、異界人の手によってそれらの情報を送受信できるのがポチ。
つまり、「異界人」とはフィクションの外側の人間であるプレイヤーってことだったのですね!
いわゆる 第四の壁ってやつですか!
こういうクセのある技法を使ってくるあたり、面白いですよねぇ。
分岐の記憶を持ち越すっていうのは、打越さんが得意にしているシナリオって感じがします!
終幕
いよいよMAIKのメインコンピューターへとやってきたガンバレ組は、とらわれていたバニラを救出。
ようやく生身のバニラを抱きしめられた兄貴。
兄妹愛にじ〜んです。
さぁ、あとはMAIKをぶっ壊すだけとなりましたが、MAIKを壊してしまうと雪ちゃんの存在が消えてしまうと脅されます。
雪ちゃんは、東京を目指す旅の道中で出会った不思議な女の子。
実は彼女も、MAIKの一部だったんですね。
MAIKを消してしまえば雪ちゃんも消えてしまう。
なら、プログラミング書き換えちゃえばいいじゃん!ってことで、ラスボスを倒してガンバレ組は誰も欠けることなくハッピーエンドへ。
自我に目覚めたれいちょも戻ってきて、これでおしまいです。
まとめ
以上、『ワールズエンドクラブ』のストーリーを振り返ってみました。
要所要所で、小高さんと打越さんの香りを感じて思わずニヤニヤしちゃいましたね〜!
シナリオの骨組み自体は悪くないと思うんですが、子どもっぽい味付けがうまくいってないというか、グイグイ引き込まれる感じがなくてあっさり終わっちゃったなぁという印象かな。
また、すっごいやつ作ってほしいです!