ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は、ニンテンドースイッチ『ゼノブレイド2』のストーリーを振り返ります。
完全ネタバレでお送りしますので、クリア済みの方や絶対にプレイ予定のない方におすすめの記事です。
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天の聖杯ホムラとの出会い
主人公はサルベージャーの「レックス」。
雲海に浮かぶ「巨神獣(アルス)」という生き物の上で生活しており、雲海の下に眠るお宝をサルベージで引き揚げて生計を立ていたところに大きな仕事が舞い込みます。
仕事の依頼主は、
- 白髪の「シン」
- 黒髪の「メツ」
- ネコっぽい風貌の「ニア」
「ある重要な物資」の引き上げを手伝いますが、その先に待っていたのはなんと少女。
かっちょいい剣が光っていたから触ったら、主人公レックス、いきなり「シン」に刺されて死にました。
主人公死んだー!?
どうなることかと思いましたが、もちろん物語は続きます。
死んだ先で出会った少女、「ホムラ」は、
とレックスに頼んできました。
「楽園へ連れていく」という約束で、ホムラの命を半分もらい、生き返ることに成功したレックス。
ここからすべての冒険がはじまったのです。
謎の少女を守る理由
しばらく旅を続けると、ホムラが「天の聖杯」という神様が作り出した最強のブレイドだということが明らかになってきます。
レックスは、ホムラの剣に触れたことで、天の聖杯のドライバーに選ばれちゃったんですね。
ブレイドの力を使って戦う人間。複数のブレイドを持つことができる。
ブレイド:
コア(石)に触れた人間に適正があればその姿を現す。ドライバーが死ぬと記憶をなくしコアに戻るがしばらくするとまた誰かのブレイドとなることができる
ストーリーを進めると、ホムラに対する怪しい噂がいくつも飛び出してきます。
- 大地を燃やして今の廃れゆく世界を作った
- 力が強すぎて存在してはいけないブレイド
だとか。
ホムラ自身もまだ多くを語ろうとしないので、普通ならホムラを守ることが良いことなのかどうか揺れるところなんですよ。
だけど、主人公は超まっすぐで、
という熱さがドラマを盛り上げてくれます。
そこで生きてくるのが「命を半分もらっている」という設定。
例えば、ホムラを守ることが間違いだったとしても、命をつないでくれたホムラに尽くすことはとても自然で、完璧な理由付けになっているんですね。
ホムラの真の姿「ヒカリ」の登場
天の聖杯のドライバーといえど、まだまだ駆け出しの少年レックス。
ドライバーが死ねば、ブレイドも消える。
と教えてくれたのが旅の途中で出会った「ヴァンダム」です。
そんな時に、黒髪の「メツ」と再び対峙。
「メツ」がホムラと同じく天の聖杯であるということが明らかになり、白髪の「シン」が人類の抹殺を目的としていることが判明します。
とても敵わない強敵を前に、ヴァンダムが命をはってレックスたちを守りますが、あえなく死去。
師とも言えるヴァンダムを目の前で亡くしたレックスは怒り狂い、勝てない敵に猪突猛進。
そんなレックスを守るため、ホムラの本当の姿である「ヒカリ」が姿を現します。
ホムラは、「ヒカリ」が作り出した人格で、強すぎる自分の力を使わなくても済むように、自身の力を眠りにつかせ、ホムラとして活動していたんですね。
ホムラの選択とレックスの挫折
「楽園」があるという世界樹を目指すレックスたちですが、旅の道中でいろんな組織に追われ、傷つき、ホムラは、
と悩むようになります。
そこでぶつかる壁が強敵「シン」。
無我夢中のレックスの戦い方がホムラを傷つけていることを指摘し、圧倒的な力でレックスを打ちのめします。
ホムラはレックスたちを守るため、自らシンの手に落ちることを選択し、レックスたちの前から姿を消しました。
これまで、どんな時も前向きにまっすぐに立ち向かってきたレックスですが、ここで初めての挫折。
どんなに頑張っても勝てない敵と、自身の未熟さでホムラを傷つけていることに心を痛め、
という選択をします。
自分と一緒にいない方がホムラのためなんだと…。
レックスもホムラもお互いを思うあまりに距離を置く。苦しい展開ですね。
しかし、仲間からのキツイおしかりや、以前のホムラの伝説的ドライバー「アデル」すら使えなかった第3の剣の存在が明らかになり、
と決意。
いつもの前向きで熱いレックスが戻ってきました!
正直、どこかで挫折を経験するだろうとは思っていたので、予想通りの展開といえばそうなのですが、挫折期間が短いのがとても好きですね!
うじうじされたり、関係がイガイガした状態はプレイしていて楽しくないので、レックスの前向き姿勢がベースになっている『ゼノブレイド2』は気持ちが良いです。
結局、第3の剣は”あったけどなかった”というオチに。
物質的な第3の剣は必要ない。ということですね。
ホムラとヒカリを取り戻せ
連れ去られたホムラは、メツに記憶を破壊され抜け殻になっていました。
そんなホムラを見て、自分の未熟さを悔やみながらも、弱さを受け入れます。
もう迷わないと決めたレックスはホムラと共に強すぎる力が生み出す影を共に歩む覚悟を持ってシンとメツに立ち向かいます。
圧倒的力を前にしても退かない。
それでもレックスから遠ざかろうとするホムラたちに、すべてを託してほしいと叫び続けるレックス。
心を打たれ、レックスにすべてを明かし、ともに立ち向かうことを決めたホムラ・ヒカリは、第3の剣「覚醒ヒカリ」としての姿を現します。
第七話は、『ゼノブレイド2』の中で一番の盛り上がりと言えるシーンでした。
これまでよりも明確な信念を持ってホムラとヒカリを守ると決めたレックスが、2人との絆を強固なものにし、同じ道を歩むと決めた瞬間。
揺るがない信頼関係と、これまで勝てなかった強敵相手に大逆転していく痛快さがレックスの精神的成長を描き出していましたね!
シンの正義
その後成り行きで、一時的に「シン」と行動するようになりましたが、シンも根っからの悪人というわけではないようです。
人間の所業をいくつも見てきて、世界に絶望したという感じ。
世界を諦めたのが「シン」なら、諦めなかったのが「レックス」という位置づけなのかな?
最終決戦
ようやく楽園のある世界樹にたどりつきますが、すでに荒れ果てており、人っ子一人いない砂の大地になっていました。
シンを倒し、ラスボスであるメツを倒すと世界樹の崩壊が始まります。
世界樹が崩壊してしまうと、今ある世界を巻き込んで滅ぼしてしまう。
そこで、ホムラ・ヒカリが自身の消滅とともに世界樹を消し去るという手段を取ります。
これがね、レックスたちをだまして自己犠牲に走るので、つらいんですよね~。
途中でウソに気が付いたレックスが、ホムラ・ヒカリを失わないように説得し嘆きますがほかに手がないのも事実。
仲間たちにホムラ・ヒカリの決断を尊重するんだと言われ、やむなく世界樹から脱出します。
わたしは、主人公の自己犠牲は受け入れられるんですが、主人公が守ろうとしていた者の自己犠牲は好きじゃないので、このラストにはガッカリしました。
しかし、ホムラ・ヒカリの消滅寸前にレックスの手にコアが戻ったのです。
そう。コアがあればまたブレイドを呼び出せます!
さようなら。
ホムラ、ヒカリ…。
エピローグ
世界樹が消滅し、雲海が晴れた世界に「巨神獣(アルス)」が新しい大地として大陸を形成し始めました。
と、その様子に目を奪われていると、手に持ったコアが光を取り戻します。
その先に待っているのはもちろん…。
おしまい。
【番外編】ミクマリとセオリ
今回、いろんなサブクエスト・ブレイドクエストがありましたが、一番気合が入っていたのが「ミクマリ・セオリ」のクエスト。
3段階ものクエストが用意されています。
という設定が最大限生かされていたストーリーだったと思います。
姉妹のように仲が良かった「ミクマリ・セオリ」が異なるタイミングで記憶を失うことで、
- 絆の喪失による葛藤
- 再び絆を取り戻していくドラマ
が描かれており、ストーリーを追っていくのが楽しかった!
まとめ
ストーリーをざっくり振り返りましたが、熱いシナリオ・脚本なので、ボイスやBGMがついているムービーは文字では表せない感動がありましたね!
前向きな姿勢のレックスが鬱々とした展開をはねのけてくれるのがとても気に入っています。
今回は、主人公とヒロインの心理描写こそ丁寧だったものの仲間や敵キャラの描写は駆け足だった印象がありますね。
熱い熱い冒険譚だった!
コメント
これでプレイしなくともゼノブレイド2の知ったかぶりができます!(笑)
記憶操作でもうプレイした気にさえなれますね(ヲィ
選ばれちゃった系の少年漫画のような熱い展開なんですねぇ。
なかなか楽しそうです。
記憶操作!
その能力楽しそうでいいですね!笑
わたしも数々のゲームを遊んだことに…w
レックスは、記事内にも書いている「伝説のドライバー・アデル」と同郷だという理由付けも一応あるんですが、まぁ「選ばれちゃった」感じです。
少年漫画っていうのはまさにですね^-^
出遅れましたがネタバレ記事読みに来ましたよん♪
レックスは前作のシュルクと同じく基本前向きでウジウジ期間短かったのが良かったですね。
仲間キャラも基本明るい系で初代踏襲してて雰囲気良くて安心して見てられました。
個人的には「楽園に行く」っていう物語の動機付けが後半までしっかり来ずノリ切れなかったんですよねー
命を助けられたってのがありますけどそもそも巻き込まれ系で漠然としてたのもありますし。
どーせ楽園って言っても荒れ果ててるんじゃないかと思ってたら当たってたしw
物語後半で世界を救う流れになってからようやく乗り切れた感じでした。
演出に関しては素晴らしかった!
カットシーンといい音楽の使い方といいガッツリ拘ってた気がします。
3章ラストと7章は特にアツくなりましたね!
序盤と終盤はムービーの割合が高すぎるのが出来がいいとはいえ玉に瑕でしたが(^_^;)
全体的には良作と言える出来だったと思います!
お!待ってました―♪いらっしゃいませ^^*
本当はわたしもストーリーについてあれやこれやと突っ込むつもりが、最低限のあらすじ書いていたら、それだけで終わっちゃいました笑(バカヤロウ!)
「楽園」というワードに胡散臭さが漂ってるのが難点ですよねー。
ラピュタ的に、楽園の「存在を証明する何か」をレックスが持っていれば(ホムラと出会う前から)随分変わったんじゃないかと思うんですが。
演出は確かにドラマティックに仕上がってましたねー!
カメラワークやアクションシーンの見せ方がうまくて熱くなれました!
わたしは仲間のドラマをもっと見たかったですね!
秘密ありそうだったニアに期待してたんですが、過去の語りがメインで、現在では何も事件が起こらなかったですし。
みんないいキャラしてるんで、掘り下げてくれればさらに好きになれたと思います^-^
確かにレックスとホムラヒカリにフォーカスが集中しすぎて仲間の掘り下げは浅かったですよね。
特にニアはわにやまさんが書いてる通り色々ファクター多かったのに終盤で駆け足で詰め込まれて印象です。
DLCで色々補完されるのかもしれませんが今のところあまりズンパスに惹かれてないんですよねー
前作ではダンバンやリキが特に好きだったんですが仲間キャラも相当エピソード量ありましたからね。
今作はブレイドにそのリソース振ったのかもですが所詮ガチャ産なのでメインのブレイド以外にはあまり思い入れられませんでした…
あぁ~、DLCは迷うところですねー。
本編からプレイ時間空きすぎて、システムや操作をいちから覚え直すのが億劫でスルーしがちなんで…。
ゼノブレイド2の明るさとか、信じてるものを曲げないところとか、やっぱり好きですね。
そして、ゼノブレイド2の話をする度に前作の記憶の浅さにがっくりきます笑
はっはっは
予告通りきてやったぜー!
でもネタバレ怖くてコメントすらまともにみてないぜー!
コメント返しされても見れそうに無いから要らないぜー!
邪魔するだけして退散するぜー!
タロンさんが、で、出た―!(꒪⌓꒪)
いやいや、それよりも前のコメントとの温度差で笑ってしまったがな!!笑
何も見ずに帰っていったタロンさん…
何しに来たんやッ!?w
全力で返信したが、見られることはない(ToT)笑
ほんと何しにきたんや…笑
まぁタロンさんのことだからクリア後には必ず来てくれますよ!w
きっとウユニさんは気付いてくれないけど、帰ってきましたよw
クリアしたので記事見に来ましたー
ストーリーは、まぁそこまでハマれなかったかなぁ
王道はいいんですが、熱い展開なのにキャラクターがまぁ全然話さないので薄くなりがち
意味ありげな口パクやら暗い過去エピソードも挿入され過ぎてテンポ崩すわ、あまり話さないわで退屈
音楽やムービーの展開はホントに熱いノリが良かっただけに勿体無いなーという印象でした
もっと駆け抜けるかキャラの魅力を引き出すかしてほしかった
ヒロインの自己犠牲はダメなんですねw
主人公=自分という感覚なんでしょうかね?
僕は問題なかったんですが、それより走ったらヒカリに追い付けたやろ!?
とか違うところが気になってましたw
あとハナちゃんが必死なところは健気で可愛かった
ゼノブレイドのバトルシステムは奥深く、100時間楽しんでもまだ先がある大ボリュームで
大作JRPGの名作の一つといえる出来映えでしたね
ゼノブレイド2は演出がめちゃくちゃうまいですね!
アニメのようなカットや音楽で煽られるので、心がぐわあぁぁって動かされる感じがします^ – ^
キャラ描写はメイン以外あまり触れられませんもんねー。
個人的には、ニアに期待してたのであっさりイベントで残念でした。
わたし、根っからのハッピーエンド好きなんですよ。
守ろうとしていた対象が救われないのは辛くて見ていられません((^^;)
ゲームだと何十時間もかけてエンディングを迎えるので、報われないと悲しくて悲しくて…。
ライフイズストレンジも同じような理由ですごく落ち込みました(*ノ´□`)ノ