ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
今回は、Nintendo Switch『妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている』の感想を書いていきます。
レベルファイブのクロスメディアタイトルとして、一大ムーブメントを巻き起こした妖怪ウォッチシリーズの第4作。
携帯機でリリースされていたシリーズが初の据え置き機での発売ということで、グラフィックが大幅パワーアップしています!
かわいい妖怪たちとの冒険を大画面で楽しもう!
- 「現代・過去・未来・妖魔界」4つ世界を自由に行き来して冒険できるRPG!
- かわいい・かっこいい・ヘンテコ!いろんな妖怪を仲間にできる!
- 妖怪と人間が一緒に戦うアクションバトル!
妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている
プレイ時間 | 21時間 |
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ジャンル | RPG(戦闘はアクション) |
難易度 | 中級者向け 難易度調整なし |
4つの世界の主人公と妖怪が集うゴージャスな妖怪ウォッチ
かわいい妖怪たちを集めて戦うRPGの妖怪ウォッチがついにNintendo Switchに登場。
ジバニャンも、コマさんも、ウィスパーも、大画面で見る妖怪たちはかわいさ満点です!
アニメのように寒〜いギャグから、かわいくて奇妙な愛嬌のある妖怪たち、時を超えた友達たちとの友情物語が、綺麗になったアニメ風グラフィックで生き生きと動きます。
今作では、「現代・過去・未来・妖魔界」の4つの世界を自由に行き来することができ、いろんな街の景色に出会えます。
街にはお店やサブクエストが点在しているだけでなく、妖怪たちがいたるところに隠れているので、「妖怪ウォッチ」を使って妖怪を探せば、まさに妖怪たちが日常の中に潜んでいるよう!
作り込みの細かさに定評のある妖怪ウォッチの街が立体的になったことで、異なる4つの世界を見てまわるだけでもワクワク気分にさせてくれます。
バトルは、コマンドバトルではなくキャクターを動かして戦う爽快感のあるアクション。
人間1人と妖怪3体で戦いますが、なんと今作では主人公が6人!
アタッカーやヒーラー、タンクなど、主人公によって役割があるので、ピンチになったら主人公を切り替えて回復、敵がダウンしたらアタッカーに切り替えて総攻撃するなど、戦況によってキャラクターを切り替える戦略的なバトルになっています。
時代を超えて出会う友だちと妖怪たちが挑む大冒険。
これまで妖怪ウォッチシリーズに登場したキャラクターたちが活躍する豪華なRPGです。
キャラをどんどん切り替える全員戦闘がおもしろい!
今作では主人公が6人存在し、妖怪たちもシャドウサイドverが登場するので、たくさんのキャラクターに出会えます。
特に新旧アニメや映画版の主人公が集結して、一丸となって戦うのは オールスターズ的な豪華さ!
6人も主人公がいたら使用度に偏りが出そうなものですが、そこはバトルの難易度が許しません。
これまで妖怪ウォッチシリーズでは、メダルを使って必殺技を出したり、キャラクター配置を変えて戦略的に戦うRPGをベースにした新鮮味のあるバトルを楽しめましたが、今回は アクション!
何も考えずに突撃していたらすぐに戦闘不能になってしまうので、体力が減ったら次の人へバトンタッチして、ピンチやチャンスのために必殺技は残しておいて……と、使いどころを考えて戦います。

各キャラクターごとに装備品やスキルツリーでの能力強化ができるので、役割に特化させるのか、オールラウンダーを育てるのか、育成方法はさまざま。
鬼太郎に会える!
『妖怪ウォッチ4』では、ゲスト妖怪として『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎と目玉おやじが登場します。
行方不明の目玉おやじを探すクエストでは、妖怪ウォッチの目玉系妖怪たちが集結する……?っp
妖怪の進化なし!「 魂 」収集システムで 育成と収集の楽しみが激減
たくさんのキャラクターを集めて育てるポケモン系のゲームでは、育成と収集のたのしさに熱中したいところですが、妖怪ウォッチ4ではその楽しみが薄くなってしまいました。
妖怪を仲間にするためには、仲間にしたい妖怪とバトルし、確率でドロップする「 魂 」をいくつも集める必要があるので、何度もなんどもバトルを繰り返さなければならず、作業感が強いです。
さらに、今作では「進化」という概念がありません。
といった育成の楽しみと妖怪の将来性がないので、ランクの低い妖怪はどんどん切り捨て。(進化後の妖怪を探してゲットする)
弱い妖怪と一緒に冒険して強くなっていくような成長の楽しみがなくなってしまったのは、妖怪ウォッチの醍醐味を殺してしまったように思います。
ガシャの楽しみも減った
妖怪ウォッチといえばガシャですが、ガシャの当たりも「妖怪」と「 魂 」の2つになったことで、一発で強い妖怪を手にいれるチャンスが減りました。
ゲームの序盤から強い妖怪を手にいれて「やったー!」という、チートちっくなうれしさも妖怪ウォッチの一部でしたが、さらに狭き門に。
ガシャから何も出てこない運のないプレイヤーのために、ストーリーを進めることで強い妖怪が仲間になってくれる救済はありますが、最初から最後まで一緒の“自分だけのパートナー”が生まれにくくなったのは残念。
ユーザーインターフェースにストレスが多い
妖怪ウォッチ4の最大のネックだと感じたのがUI(ユーザーインターフェイス)の使い勝手の悪さです。
とにかく、何をするにも手順が多い!
キャラクターの装備編集をするのに何階層もボタン操作が必要だったり、誰かが装備しているアイテムを付け替えられなかったり、そもそも操作のレスポンスがあまりよくなく、ひとつひとつのボタン操作の後に「んっ……」と一呼吸あるので、サクサク操作ができません。
本作の特徴である、バトル中に仲間を切り替えて戦っていくシステムは非常に面白いと思っているのですが、ここでもUIがネックになってきます。
仲間を切り替えるためにはバトルを一時停止してから「こうたい」を選んで、仲間を選んで、入れ替える相手を選んで、と恐ろしく手間がかかるんです。
ほんとね、なんでこのUIにしたの!?と机をバンバン叩きたい気持ちです。
ゲームシステムは面白いだけに、UIで損をしているとしか思えません。
まとめ
新旧アニメの主人公たちが集結し、4つの世界を股にかけて冒険できる妖怪ウォッチ最新作。
アクションへと変化した派手なバトルと、かわいい妖怪たちとの出会いが楽しいRPGです。
妖怪の「進化」の廃止と、「 魂 」システムの導入で、育成と収集のハードルが上がっているので、根気よくプレイするのが得意な人におすすめ。
アクションRPGは好きなジャンルなので、従来のバトルが恋しくありつつも、今回のアクションも楽しめました!
今回は、ジバニャンがあんまり出てこなかったけど、コマさんなどの知っている妖怪が出てくると、わぁ!と笑顔になっちゃいますね。かわいいです。
さて、ゲームの方は、ストーリークリアまでにサブクエもほとんどプレイして20時間程度だったので、かなりサクサクとストーリーが進んだ印象です。
いつもなら妖怪ウォッチは50〜70時間くらいプレイしていたのですが、今回は妖怪の育成と収集が作業的すぎて挫折しちゃいましたね……。
UIを改善するだけで大きく化けるゲームだと、わたしは思ったのですが、果てして……?
おまけの感想
ストーリーの中で「山姥」に見つからないように移動するという遊びがあるのですが、これ、トラウマ級に怖いです。(見つかると最初からやり直し)
見つかった時には、猛スピードで襲いかかってくる「山姥」がデカデカと眼前に迫ります。
お子様はトラウマ注意!大人でもビビります!こわすぎ!
イベントシーンの会話は「Rボタン」で早送りが可能です。
速読できる人なら、十分にストーリーを追える速さなので、テンポよくゲームを進められて便利!
バトルはシンボルエンカウント。
敵にぶつかってからバトルに移行しますが、この時のロードが若干長いです。
地味かもしれませんが、毎回のことなので、サクサク進むゲームに慣れているとかなり長く待たされているように感じます。
妖怪ウォッチはアニメとのクロスオーバータイトルなので、もっとキャラクターたちがセリフを喋ってくれるかと思っていたのですが、意外とフルボイスのシーンは少なく、セリフに合わせて「エェー!」「そうだね!」などの決まったボイスが流れるのは寂しく感じました。
主人公が6人と多いからなのかはわかりませんが、グラフィックがアニメ寄りの綺麗なものになっているので、ワイワイ喋ってくれるともっと楽しくなりそうでしたね。
妖怪ウォッチを大人が遊んだ感想になりますが、ストーリーは子供向けのアニメのような内容なので、大人は退屈するかもしれません。
倍速機能でサクサク読み進めるとプレイしやすいですよ!