7/13 22:00-コメントに返信しました。
おすすめ記事

ゼロエスケープ 刻のジレンマ【レビュー】鮮血に染まる血みどろのデスゲーム!ひらめき楽しい脱出ゲームと生死をかけた選択肢に揺れる極限脱出シリーズ完結編!

レビュー・評価

ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。

今回は、PS4/PSVITA『ゼロエスケープ 刻のジレンマ』の感想。

脱出ゲームと複雑なシナリオを楽しめる極限脱出シリーズ3部作の完結編です。

グラフィックとストーリーテリングがパワーアップした、シリーズ完結編。

血飛沫が多いので、グロいのが苦手な人にはおすすめできませんが、練られたシナリオとハラハラするサスペンスを味わいたい人にはおすすめです。

わにやまさんの「準・お気に入りゲーム」です。
どんなゲーム?
  • デスゲーム内で生死を分ける選択肢を迫られる!
  • 何度も驚かされるトリックの効いたシナリオを楽しめる!
  • 謎解きやパズル要素が豊富な脱出ゲームをプレイ!
このゲームの記事

 

スポンサーリンク

ゼロエスケープ 刻のジレンマ

プレイ時間 19時間
ジャンル 極限脱出アドベンチャー
難易度 誰でもプレイできる
謎解きの難易度は易しい
グロ表現 アニメ調だが血飛沫は多く、ゴア表現も強め
ストーリー 『9人9時間9の扉』『善人シボウデス』前2作のプレイを推奨
補足 攻略サイトなしでもクリアが可能

 

血に染まる緊迫と驚きのデスゲーム開幕

『ゼロエスケープ 刻のジレンマ』は、脱出ゲームと極限下のデスゲームによるハラハラドキドキの選択を迫られるアドベンチャーゲームです。

最初に言っておきますが、グロいのが苦手な人は要注意!

血がブシャー!!人体バラバラー!! といった表現が非常に多くなっていますので、かなり人を選ぶゲームです。(アニメ調なのでマイルドではあります)

グロテスクなシーンが多いゲームですが、この極限状態の危機迫る状況がゲームを面白くするんです!

集められた9人のキャラクターたちは独裁的なホストによって管理されたデスゲームに参加させられ、いくつもの選択を迫られます。

票が集まった人は処刑される「死の投票」で誰に投票するか?
窒息死寸前、酸素マスクの入ったロッカーを正しく推理できるか?
殺らなければ殺られる!襲いかかってくる仲間を殺すか?

次々に襲いかかる危険なトラップと命がかかった選択肢の数々にハラハラしまくり!


ゲームは、シナリオと脱出ゲームを交互にプレイしていくスタイルで、パズル好きはハマること間違いなし。

「レイトン教授」をプレイしているかのような謎を解いていく気持ち良さがあるのに加えて、パズルがどれも単純明快でわかりやすい!

見てわかる!触ってわかる!の分かりやすいパズルながらも頭をひねらなければならない、絶妙な難易度になってます!

今回の脱出ゲームはシリーズの中でも傑作!

 


そして忘れてはいけないのが、驚きの連続と伏線回収による見事なシナリオです。

デスゲームによるハラハラドキドキの展開と、9人のキャラクターそれぞれに隠された謎、プレイヤーを騙す痛快なトリックに「やられた〜!」と言わされちゃってください。

前2作のストーリーも絡めながら、いよいよ完結する3部作のラストは必見です。

時系列バラバラのプレイが生むキャラクターとの一体感


本作は9人のキャラクターたちが3チームに分かれてデスゲームを進行していきますが、どのチームのどのエピソードをプレイするかの自由度が高く、またそれがシナリオトリックの一部になっているという ストーリーテリングが凄いんです!

キャラクターたちは一つの脱出ゲームをプレイする毎に「記憶消去薬」によって記憶を消されるため、どの場面からプレイしても問題ないうえに、記憶をなくしているキャラクターとの一体感を感じながらプレイできるという巧みさ。

今はどの時系列で、誰が死んで誰が生きている世界なのか?

プレイヤーの記憶の混濁がそのままキャラクターたちとシンクロするというゲームならではの体験とシナリオを見事に融合させているんです!

危機迫る選択肢による没入感


『ゼロエスケープ 刻のジレンマ』の選択肢は、ひとつひとつが生死を分けるような危機迫るものばかりで、もう〜、めっちゃ悩みます!

これまでの「極限脱出シリーズ」で提示されてきた選択肢は、「次はどの部屋に入るか?」という事務的な分岐だったので、選択肢の方向性が大きく変わっているんです。

どちらを選べばいいのかわからない、頭の中でifの想像が無限に広がってしまう恐怖。

アドベンチャーゲームの醍醐味である、感情を揺さぶられながら選択肢を選んでいく緊張感を持ってプレイできます。

大幅にパワーアップしたグラフィック


グラフィックがアニメ風3Dになり、キャラクターの表情が繊細になっています。

デスゲームとパニックサスペンスは、キャラクターたちの狂った表情や焦りに満ちた表情がハラハラドキドキを盛り上げてくれるので、表情豊かになった恩恵が大きいです。

会話シーンはすべてムービーで構成されているため、ドラマを見ているような感覚でストーリーを楽しめます。

無操作時間が長い?実は文字送りができる!


会話シーンがムービーになっており、質の高いストーリーを楽しめるのはうれしいのですが、その分プレイヤーの「無操作時間」が長く”見ているだけ”のゲームが苦手な人は退屈しそうです。

あまりにも操作しなくていい時間が長いので、わたしはタブレットスタンドにVITAを立てかけて放置していたほど。

もっとテンポよくゲームを進めたい〜!

というのが本音でしたね。

ところが、これはクリア後に気付いたのですが、スキップ機能を使えば文字送りすることもできるんです。

「未読のスキップ」をオンにして、スキップ機能を長押しではなく、文字送りしたいタイミングでタップしていけば、サクサクと読み進められます。

煩わしさを感じたときは試してみてくださいね。

まとめ

脱出ゲームと驚きの多いシナリオを楽しめるアドベンチャーゲームです。

とても面白いので、このゲームだけをおすすめできればいいんですが、前2作をプレイしていないとストーリーがよくわからないと思うので、前作のプレイ推奨です。

3作通してどれも面白いので、ぜひ完結編の大団円まで楽しんでくださいね!

あ、血が苦手な人は要注意で!

MY POINT
「極限脱出シリーズ」は、素晴らしいシナリオと脱出ゲームを両方遊べるという最高のゲームなんですが、なかでも『ゼロエスケープ 刻のジレンマ』は選択肢にドキドキハラハラさせられるのでわたしは一番好きでした!

三部作にありがちなマンネリ感を最後まで感じさせず、毎回手を変え品を変え新しいゲームを作られているのが本当にすごくて、わたしは勝手に「完璧な三部作」と呼ばせていただいています。

完結してしまったのが惜しい!