ゲームと映画大好き!
わにやまさん(@waniwani75)です。
先日『ゼロエスケープ 刻のジレンマ』を無事にクリアいたしました!
死が隣り合わせのデスゲームということで、ハラハラドキドキしっぱなし!
そこで今回は、デスゲームの中で突きつけられる数多くの選択肢の中から、「これは迷った!」「これは印象に残ってる!」という特に面白かったものをピックアップして4つ紹介したいと思います。
未プレイの方にも読んでいただけるように、選択肢を選んだあとどうなったのかは開閉式にしていますので、実際に自分ならどうするだろう……?と考えながらご覧になってみてくださいね。
※ネタバレには配慮していますが、選択肢の内容自体が微ネタバレです。完全に情報をシャットダウンしてプレイしたい方の閲覧はおすすめしませんので、ご注意ください。
ゼロエスケープ 刻のジレンマ
運命のコイントス

まず最初の選択肢は、ゲームの中で初めて提示される選択肢です。
ゲームの主催者「ゼロ」が現れ、赤と青に塗り分けられたコインを使ってコイントスを行います。
さて、コインは赤と青、どちらが上を向いているか……。
当たれば監禁されたキャラクターたちは解放されデスゲームは開始されず、ハズれれば命をかけたデスゲームの始まり。
ヒントはなし、確率は2分の1。
赤か、青か。
ハズレ。
めでたく血にまみれたデスゲームの開幕です!
当たり。
集められたキャラクターたちは解放され、ゲームは開催されません。
つまり、ゲームクリア。終了です。
わたしは先に「当たり」を引いたので、プレイを開始して即刻ゲームが終了。(最初は当たりルートになるのかな?)
クリアタイムは驚異の10分で、エンドロールが流れたときは思わず笑ってしまいました。
もちろん、これで終わるわけにはいきませんから、自らデスゲームに舞い戻る事になります。
ちなみに、青を選んだのは純平が「青だ」と言っていたからです。わたしは純平好きじゃないので反発したくて。笑
リボルバーの引き金

続いての選択肢はちょっと特殊なシチュエーション。
これはね、自分の中で答えは決まっていたものの、めちゃくちゃハラハラドキドキしました!
このデスゲームは3人1チームで活動していきますが、チームのメンバーであるファイという女性が焼却炉の中に閉じ込められてしまいます。
そしてもう一人、シグマという男性が椅子に拘束され、傍らには頭に向けて固定されたリボルバーが。
リボルバーの発射音によって焼却システムが停止する仕組みになっており、ファイを助けるためにはリボルバーを発射する必要があります。
このリボルバーの装填数は6。装填された弾は3。
運が良ければ2人とも助かるかもしれないし、運悪く弾が発射されてしまえば自らの手で仲間を撃ち殺すことになる。
撃たなければファイを見捨てることになる。
さぁ、リボルバーを撃つか?撃たないか?
「撃て!」と言うシグマ、「撃つな!」と言うファイ。
どうする!?
ファイが死亡。目の前で焼却される。
撃たないと決めた主人公のダイアナが、これから死にゆくファイと扉ごしに手を重ね合せるシーンは忘れられないです。
生意気で小憎ったらしいファイが最期に残した言葉が「愛してる」っていうのがもう……。
必要な歴史だったとはいえ、この選択は本当につらかった。
ファイ生存。シグマは生存と死亡の2パターン。
わたしは最初に「撃つ」を選択しました。
ファイが焼却炉から脱出してシグマに駆け寄ったとき、生きているのか、死んでいるのか早く知りたくて気が気じゃなかった。
1回目の選択では生存ルートが見られるようで、本当に安心しましたよ。
「撃つ」を選んだ理由は簡単ですね。
2人の生存率を〔100+100〕の200%で考えたとき、撃たなければ100%、撃てば150%ですから確率の高い方を選びました。
と、数字では簡単に弾き出せても、これはゲームだからこそできる決断なんですけどね。

ちなみに、この選択肢が出たときに頭をよぎった面白い話があります。
ある3人が海上で遭難し、小さなボートに乗っています。
3人がボートに乗ったままだと、このボートは50%の確率で沈没します。
体重の一番重い男性をボートから落としますか?落としませんか?
この選択肢の場合、多くの人が「落とさない」を選ぶそうです。では、次。
ある2人が海上で遭難し、小さなボートに乗っています。
そこでもう一人の遭難者である男性が「ボートに乗せてくれ」と懇願します。
体重の重い男性をボートに乗せると、50%の確率でボートは沈没します。
男性をボートに乗せないと、男性はこの後確実に死亡します。
男性をボートに乗せますか?乗せませんか?
この場合、「男性をボートに乗せない」を選ぶ人が増えるそうです。
どちらの設問でも選んで得られる結果は同じ。2人でボートに乗るか、3人でボートに乗るか。しかし、状況によって選択の割合が変わります。
これ、面白いですよね。
リボルバーの選択肢を選ぶとき、わたしはこの話を思い出して「撃つ」を選びました。
今の状況は一旦忘れて、50%の確率を取りにいくか、いかないか。
シグマが生存しても死亡しても、ファイからは強く責め立てられるんですけどね。
10分の1のロッカー

続いての選択肢も危機迫る状況です。
プレイヤーは密閉空間にいて、部屋の中に二酸化炭素が送り込まれます。
このままでは酸素が足りず、死んでしまいます。
目の前には施錠された10のロッカーが並んでいて、その中の一つにだけ酸素マスクが入っています。
解錠できるロッカーは一つのみです。
ヒントはなし。確率は10分の1。
まずは一つ、適当に開けるロッカーを選ぶと、アナウンスが流れます。
「あなたの選んだロッカーと正解のロッカー以外をすべて解錠します。
あなたの選んだロッカーが正解だった場合、ランダムにもう一つのロッカーを残してほかを全て解錠します。」
自分の選んだロッカーと、正解か否か不明のロッカーの2つだけを残し、目の前で全てのロッカーの空の中身が晒されていきます。
さて、残った2つのロッカー。どちらを解錠しますか?
正解。
酸素マスクを手に入れ生き延びることができます。
ハズレ。
酸素マスクは得られず、その場で苦しみながら死亡します。
はい……、引っかかりました。やっちゃいました。
最初はこちらを選んじゃいました。
冷静に考えればわかることなんですよね!
確率が10分の1ということは、最初に選んだロッカーは、90%の確率でハズレてるんです。
つまり、残ったもう一方のロッカーは90%の確率で正解なんです。

そんな簡単なことなのに、いざ、目の前で他のロッカーがすべてハズレていく様子を見せつけられると、
あれ?もしかして最初に選んだのが当たってんじゃない?
と、過信してしまう。
最初に選んだ方と違うロッカーを選んで、もし万が一ハズレてしまった時のことを頭が考えるんです。
「やっぱり、自分の直感が正しかったんだ!」と、後悔したくない。
どうせハズレるなら自分の信じた選択肢でハズレたい!と。
そんな心理がまんまと働いてデッドエンド。
またね、危機迫る状況だから、正常な判断ができないんですよね。
あぁ!これは悔しいぃぃ〜!
と思いつつ、心理トリックにハメられた快感もあって、この選択肢はとても印象に残っています。
押しちゃダメボタン

最後に紹介する選択肢は「押しちゃダメボタン」です。
なんだそれは!?
と、思われるかもしれませんが、その名の通り、押しちゃダメなボタンです。
ある密室に閉じ込められ、脱出ゲームをクリアすると一番最後に出てくるのがこのボタン。
「Warning! do not press this button」
こんな文言がボタンの周りに赤く表示され、押すか押さないかの二択が迫られます。
注意文の通り「押しちゃダメだ!」と主張する仲間と、意味のないボタンを用意するわけがないと「押すんだ!」と主張する仲間。
押せば危険にさらされるかもしれないし、押さなければ一生この密室に閉じ込められたままかもしれない。
押しちゃダメだ!押すんだ!
押しちゃダメだ!絶対に押しちゃダメだ!押すんだ!
施設が爆発し、全員死亡。
押しちゃダメだと言われれば押したくなる……そんな欲望に負けたみなさん、こんにちは。
押した瞬間、一瞬にして施設が吹き飛んでしまうのには思わず笑ってしまいました。
「爆破装置が起動しました」とか「押しちゃダメだったんだ……」などのセリフ一切ないままに消し炭。押しちゃダメだったんだね。
時間経過によって自動的に密室の扉が解錠。無事に脱出。
わたしは最初に「押さない」を選択しましたが、選択が確定するまでの1分間、仲間のファイとシグマが、押せや押すなやの言論合戦。
あぁあぁぁ!押したいぃぃぃ!
という衝動にかられまくりでした。
選ばなかった選択肢の結末が一番気になったのがこの「押しちゃダメボタン」で、クリアしてすぐにリプレイしてボタンをプッシュ!
有無を言わさぬ爆死ゲームオーバーは衝撃的でしたね。

まとめ
以上、『ゼロエスケープ 刻のジレンマ』の悩める選択肢4つを紹介してみました。
極限脱出シリーズの選択肢は事務的なものが多かったのですが(どの扉を選ぶとか)、ゼロエスケープではアドベンチャーゲームらしい悩ましい選択肢ばかりで、このドキドキハラハラが大好きでした!
まだプレイしていない方は、ぜひ悩みに悩んでデスゲームを生き抜いてみてくださいね♪